全国の舞台芸術団体を対象にした「CoRich舞台芸術まつり!2014春」の公募が始まっています。8年目となる今年も審査員を務めさせていただくことになりました。
応募できるのは2014年3~5月に上演される客席数300席以下(東京以外は500席以下)の公演です。審査員が日本各地にネット審査を通過した10公演を観に行きますので、参加費は無料!そして、グランプリ受賞団体には100万円を贈呈!
募集締め切りまであと4日と迫りましたので、昨年に続き、「応募するメリット」について解説しちゃいます!⇒現在の応募数 ⇒応募のコツ(2013年)
応募方法は簡単です。CoRich舞台芸術!に公演情報を登録して、3つの文章を書けばOK。頑張れば数時間で大丈夫だと思います。※詳細は公式サイトでご確認を。
「公演に携わっているメンバー」に5名登録することだけは、1人ではできませんので、座組み全員で力を合わせる機会にしていただきたいです。
お願い:〆切直前の応募はアクセス過多によるエラー発生の可能性を高めますので、どうか避けてください。もしものことを考えて、時間に余裕をもってください。〆切時刻までは誤字修正も可能です。
※過去のグランプリ受賞者:木ノ下歌舞伎、FUKAIPRODUCE羽衣、箱庭円舞曲、柿喰う客、MCR、渡辺源四郎商店、風琴工房
【「CoRich舞台芸術まつり!2014春」に参加するメリット】
■応募団体
・「団体紹介」「応募公演の意気込み」「将来のビジョン」がネット上に公開されるので、審査員だけでなく観客にもアピールできます。団体の今と未来を見据えて、書いてみるいい機会だと思います。
・フェス終了の6月まで、CoRich舞台芸術!TOPページにチラシ画像がランダム表示されます。
※10団体を選ぶ第一次審査には地域別の応募数が多少は関係します。昨年は東京の応募数が全体の62%で、東京から6団体、その他から4団体が選ばれました。
■最終審査に進む10団体
・審査員が公演を観に行って「観てきた!」にコメント投稿し、サイト上の記録に残ります。
・審査員が公演地までうかがいますので、「審査のために上京する」などの費用はかかりません。
・これまでの参加団体に聞いたところ、動員数が伸びるようです。
↓昨年参加されたOrt-d.dの演出家、倉迫康史さんのツイートです。
『わが友ヒットラー』最終日には140名を超えるお客様さまが詰めかけてくれた。5ステージで総動員は600名弱。正直、500名前後を予想していたので嬉しい誤算だった。しかし、次の本公演はよりたくさんのお客様に観てもらえるようにしたい。本公演の予定、まだ決まってないけどね
— 倉迫康史 (@kjkurasako) 2013, 4月 1
今の小劇場の流れを体感できたり、劇団チョコレートケーキさんと知り合えたり、新しいお客さんと出会えたりと、審査されるのはシビアだし悔しかったり残念だったりするけど、振り返ってみてやっぱりエントリーして良かったと思っています。いろいろ新鮮でした。関係者の皆様、ありがとうございました!
— 倉迫康史 (@kjkurasako) 2013, 6月 25
@shinorev こちらこそお世話になりました。動員やはりかなり助けられたと思います。こりっちを初めて本格的に使うきっかけにもなりました。高野さんのツイートがなければ参加しませんでした。ありがとうございました。
— 倉迫康史 (@kjkurasako) 2013, 6月 25
■グランプリ受賞団体
・グランプリ受賞者には100万円が贈呈されます。用途は問われません。
・グランプリ受賞作の再演が条件になりますが、受賞後2年以内の猶予があります。
・グランプリ受賞作の再演時は主催者が変わってもOK。たとえば公共劇場のプロデュース公演として再演することも可能です。
※準グランプリ、俳優賞もあります。表彰されて記録に残るだけでなく、記念バナーやチラシ広告掲出権という副賞あり。
・昨年グランプリを受賞した木ノ下歌舞伎『黒塚』の記事
⇒ココロミーヨ「ドラマトゥルクは見た! vol.1 歌舞伎が現代演劇を切り拓く?」
・昨年俳優賞を受賞された武谷公雄さんの記事
⇒magcul「役者・武谷公雄がみんなから愛される理由」— その魅力と愛すべきポンコツ力に迫る —」
【8年目を迎えて】
7年目はそうでもなかったんですが「8」という数字を見て、ああ、長いこと続けられてるなぁ…と思いました。演劇ジャーナリストの徳永京子さんがこんなツイート↓してくださって感激(涙)!できれば10年目を目指したいですね。
「CoRich舞台芸術まつり!」、今回が8回目ということは、これまで賞金だけで700万円、加えて審査の諸経費をかけているわけで、民間の企業としてすごい努力の継続だと思う。お金だけじゃなく、オープンでわかりやすく工夫された審査とか、いつもシステムに感心してしまう。
— 徳永京子 (@k_tokunaga) 2014, 1月 31
今年の審査員は以下のメンバー↓です。テレビドラマのプロデューサーの橘康仁さんと、劇評家の落雅季子さんが新顔になりますね。昨年まで2年間担当してくださった藤原ちからさんから、エールが届いています♪
2014年度CoRich審査員発表!→落雅季子(@maki_co)、鈴木理映子(@r_suz1005 )、高野しのぶ(@shinorev)、橘康仁(@yasuhito1214)、手塚宏二(@Kouji_Tezuka)※五十音順・敬称略 http://t.co/68xbilMSM2
— 高野しのぶ (@shinorev) 2014, 2月 4
落さんが熱いツイート↓を連投してくださいました!
このたび、CoRich舞台芸術まつり!2014春の審査員になりました。とても重い責任だと思っていますが、私はユーザとしてこりっちの歴史を肌で感じてきた立場なので、恩返しをするべく誠心誠意がんばります。必ず、書かれて良かったと、作り手も観客も思える「観てきた!」を書くと誓います。
— makiko_ochi (@maki_co) 2014, 2月 4
【CoRich舞台芸術まつりについて】誓う、という言葉を使ったのは、作り手の思い、費やす時間、その他全部を観客の楽しみとして「消費」するためでなく、小劇場演劇の未来、自分の思う価値の発見のために私もあらん限りの敬意と愛を持って観て、言葉を尽くします、という覚悟です。誓います。
— makiko_ochi (@maki_co) 2014, 2月 4
【CoRich舞台芸術まつりについて】これは私の言葉や書くことを信頼して下さい、というのではなく、ただ私は、私の言葉が信頼に足るものであるよう行動する、という表明です。たくさんの応募をお待ちしています。2/10(月)14時までです。 http://t.co/0QFtXj72dm
— makiko_ochi (@maki_co) 2014, 2月 4
たくさんのご応募を、心から、お待ちしていますよー!!
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