「小川絵梨子シーンスタディ」を実施したアクターズワークスの柚木佑美さんが、今回のレポートについて公式サイトに書いてくださいました。
投稿ごとに独立したURLがないようなので、記録を残すために、以下の通りそのまま引用させていただきます。
●演劇ライター・高野しのぶさんの小川絵梨子WSレポート(2014年3月24日)
今回の小川絵梨子WSには、演劇ライターの高野しのぶさんが参加されていた。
もともと、小川さんと私を結びつけて下さったのは高野さんだ。
ライターとしてWSの見学を希望されていたのだが、小川さんのWSは基本見学NG。だが、小川さんにご相談したところ話はコロコロ転がって「一緒に受講」になってしまった。
その旨をお知らせした時、「………電車でメールを読んで、クラっとしました…。」というメールが返ってきた(笑)。
高野さんは我々と一緒に、シアターゲームだけならまだしも、俳優同様に役演じて下さった。見事に3日間!
横で拝見していると役者以上の努力だったと思う。
その、文字通り体を張ったレポートの第一弾がアップされました。
大変興味深いレポートです。ぜひご一読下さい。
「しのぶの演劇レビュー 写真レポート」
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0323153308.html
柚木佑美
●小川絵梨子WS(2014年3月20日)
昨日、小川さんのWSが終わりました。
私は、その余韻でまだ夢の中です。
今から15年ほど前、私の師キャリー・ジベッツさんのレッスンに出会った時も、衝撃が走りました。
その時を思い出すほどの気持ちです。
その時から今まで、「現場に対応するために」「役者としてプライドを持って仕事をするために」と、このやり方で私自身も訓練してレッスンもして来て、でも、それをきちんと生かして演出していただいた経験はほとんどありませんでした。
その理由のひとつは、日本と海外の「演出」というものの考え方などの違いにあると思っています。
ご存知のとおり、サンフォード・マイズナーテクニックはアメリカからのものです。小川さんもアクターズスタジオで演出を学ばれた方。
演技のルーツが同じで、共通用語、共通認識があるのです。
もちろん、それだけではなく小川絵梨子さんの素晴らしい才能と人格がこの結果をもたらして下さいました!
メイドインUSAの本の中だけで読んでいた演出が、実際に自分たちになされた時、「こんなに豊かなものだとは!」と体で実感できました。
私の役者としての体験は、3日間ともずっと、最初から、「柚木」と「役」がちゃんと同居、シェアして存在していました。
「私、役からもどれませ~ん」みたいな妖しい感じではなく(笑)、とても現実的に存在していて、「柚木」がやること感じることが全部「役」に生かすことができる、「役」という役を前に進めていくことに役立っている・・・そういう感じ。
私の、私たちのやってきたことはやっぱり間違っていなかった・・・。
こんな体験ができ役者として、こんなに幸せなことはありません。
小川さんに深く感謝いたします。
そして、また絶対やるぞぉ~~~~~!!!!
柚木佑美
※引用は以上です。
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