諸田玲子さんの同名小説を田村孝裕さんが戯曲化し、上村聡史さんが演出されます。主演は田中麗奈さん。上演時間は約3時間20分(途中35分の休憩を含む)。⇒えんぶ稽古場レポート
明治座「きりきり舞」。田中麗奈さんのあの可愛らしさのさじ加減がスターたる所以なんだろうな〜。上村聡史さんの演出は幕開けたばかりでまだ手探りなのかも。女形の篠井英介さんに何度も救われた。八十田勇一さんも手堅く。3時間20分、35分休憩含 pic.twitter.com/pf3NpUXCkc
— 高野しのぶ (@shinorev) 2014, 4月 7
⇒CoRich舞台芸術!『きりきり舞』
レビューはほぼ記録のみ。
≪あらすじ≫ 公式サイトより
主人公の舞は『東海道中膝栗毛』の作者・十返舎一九の娘。
両親と江戸日本橋通油町の借家で暮らしながら、
趣味と実益をかねて踊りの稽古にはげんでいる。
18歳の小町娘の夢は玉の輿。
それなのにあァ、一九に縁談をぶちこわされてばかりだ。
一九は稀代の奇人で大酒飲み、飲めばきまって大騒ぎ。
借金だらけで家計も火の車。
母のえつはとうに匙を投げてしまい、きりきり舞いをするのはいつも舞。
そんな舞の家へ、次々に奇人がころがりこんできた!
一九の押しかけ弟子になったのは謎の浪人、今井尚武。
尚武は一九の出生のヒミツとかかわりがあるらしい。
もう一人は幼なじみで葛飾北斎の娘のお栄。これがまたトンデモナイ奇人で・・・。
そんな最中、舞は武家の若者に見初められた。さァ、玉の輿の夢は叶うのか?
奇人にかこまれ、舞の毎日は山あり谷あり、怒って泣いて笑っての大忙し。
それでもお江戸の庶民は元気はつらつ。
ユーモアとペーソスたっぷりの、とびきり愉快な人情喜劇。
≪ここまで≫
明治座「きりきり舞」。駅でお弁当を買ってから行きました。劇場のお弁当はやはり一種類しかなく他は売り切れ。エントランス前の桜が今も綺麗。お芝居とも合ってました。 pic.twitter.com/9i2HeDJL8J
— 高野しのぶ (@shinorev) 2014, 4月 7
ここからネタバレします。
病床の老人が今井のことを敵だと知った上で看病されていたことがわかり、今井(吉沢悠)が男泣きする演技が良かったです。
若殿(今井ゆうぞう)がなぜマイクを持って歌うんだろうと思ったら、今井さんは「歌のおにいさん」だった方なんですね。
出演:田中麗奈、加藤雅也、吉沢悠、板尾創路、山崎静代、八十田勇一、今井ゆうぞう、矢部太郎、熊谷真実、篠井英介、ほか
原作:諸田玲子 脚本:田村孝裕 演出:上村聡史
【発売日】2014/02/25 S席(1階席、2階席正面)10,000円 A席(2階席左右)7,000円 B席(3階席正面)5,000円 C席(3階席左右)3,000円
http://www.meijiza.co.jp/info/2014_04/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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