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2014年05月31日

【ワークショップ】ゴーチ・ブラザーズ「池内美奈子ワークショップ(プロの俳優向け・4日間集中)」06/24-27都内スタジオ※6/15〆切(メールのみ)

 ゴーチ・ブラザーズが池内美奈子さんによるプロの俳優向けの4日間集中ワークショップを実施します。昨年12月にも行われていました⇒告知エントリー

 池内さんは新国立劇場演劇研修所のヘッドコーチで、俳優指導者アソシエーション代表でもあります(関連レポート⇒)。前回同様、超おすすめです。都合がつくプロの俳優さんはぜひご応募ください。以下、主催者よりいただいた情報を掲載します。

 ●ゴーチ・ブラザーズ「池内美奈子ワークショップ『プロの俳優のための、ステップアップ集中講座~あなたは10年後も演劇続けていますか?』」
 <日程>
  2014年6月24日(火)~27日(金)
  ※原則として4日間を通しての参加。見学不可。
 <会場>都内スタジオ
 <募集要項>
  対象:プロの俳優として活動している方
  募集人数:14名(応募者多数の場合は書類選考あり)
  参加費:30,000円(4日間通し)
  募集締切:6月15日(日)必着(メールのみ)

 ※池内さんご自身が主催される教養講座も公募中(⇒告知エントリー)。こちらもお勧めします。

●ゴーチ・ブラザーズ主催「池内美奈子ワークショップ
 『プロの俳優のための、ステップアップ集中講座~あなたは10年後も演劇続けていますか?』」

俳優指導者として第一線を走り続ける池内美奈子氏をお招きし、ワークショップを開催致します。 10年後も俳優として活躍しつづけるために必要な声と身体創りを目指す、4日間の少人数性ワークショップです。 舞台に立って、声と言葉を発した時に、観客の想像力をいかにかきたて、物語を押し進められるか―。俳優の仕事を続ける上で大切な力を身につけ、次なるステージを目指す4日間です。この機会にぜひご参加くださいませ!

<日程>
6月24日(火)~6月27日(金)
24日(火) 14:30~18:00
25日(水) 11:00~17:30
26日(木) 11:00~17:30
27日(金) 11:00~17:30
※休憩時間を含む
※原則として4日間を通してのご参加をお願いします。
※見学はできません。

<会場>
都内スタジオ

<募集要項>
対象:プロの俳優として活動している方
募集人数:14名(応募者多数の場合は書類選考あり)
参加費:30,000円(4日間通し)
募集締切:6月15日(日)必着

<申込方法>
タイトルを『池内美奈子ワークショップ参加希望』とし、E-MAIL にてお申込みください。 お名前( フリガナ)、ご所属、ご連絡先を明記の上、プロフィール( 顔写真付き・A4 サイズ) を添付の上、 【studio(アットマーク)gorch-brothers.jp】までお送りください。

※書類確認後、受講確認・詳細のご案内の返送もって、申込完了とさせていただきます。 
※応募書類は返却致しかねますので予めご了承ください。
※受講料については、申込確定後にご案内致します弊社指定の口座へのお振込をお願いいたします。

<講師>
池内美奈子 Ikeuchi Minako (俳優指導者、ヴォイスコーチ)
 舞台企画、製作、制作、戯曲翻訳、舞台通訳を経て、2000年度文化庁在外研修員として渡英し、セントラル演劇学校(Royal Central School of Speech and Drama)ヴォイス学修士課程修了。以来国内外で、幅広い層の俳優に身体と声のつながり、発語のプロセス、物語ることの真髄を伝える。2005年より新国立劇場演劇研修所のヘッドコーチ。2007年俳優指導者アソシエーションを結成。2011年秋はウェールズの王立音楽演劇学校の客員講師。演劇以外にも物語りをする人のサポートをし、2012年にはパナソニック社の津賀社長のラスベガスCES2013のキーノートスピーチのコーチングを手がけ、大成功に導く。

<お問い合わせ>
(有)ゴーチ・ブラザーズ 
【担当】西川 【住所】世田谷区中町5-10-27 【TEL】03-6809-7125(平日10時~18時) 【FAX】03-6809-8994

Gorch Brothers Studio
ゴーチ・ブラザーズでは、舞台芸術における国内外の才能同士が 出会う<場>を創出し、そこから未来への新しい<関係>が生まれることを目指し様々な企画をしていきます。


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Posted by shinobu at 16:03 | TrackBack

【ワークショップ】ゴーチ・ブラザーズ「山中結莉ワークショップ(プロの俳優向け・5日間集中)」06/16-20都内スタジオ※6/8〆切(メールのみ)

 ゴーチ・ブラザーズがロンドン在住の俳優指導者の山中結莉(やまなか・ゆうり)さんによる、プロの俳優向けの5日間集中ワークショップを実施します。山中さんは英国最古の演劇学校LAMDA講師で、日本では新国立劇場演劇研修所で「身体と演技」を担当。LAMDAといえば、今とても有名なベネディクト・カンバーバッチさんを育てた学校です(⇒関連レビュー)。

 ご縁があって私は2004年に山中さんのワークショップを見学させていただきました(⇒レポート)。レポートの中で、勝手に“言葉の魔法使い”と呼ばせてもらっています。山中さんの次の日本滞在はいつになるかわかりません。とても貴重な機会ですので、プロの俳優の方々にぜひとも受講していただきたいです。以下、主催者からいただいた情報を掲載します。

 ●ゴーチ・ブラザーズ「山中結莉ワークショップ『<埋もれた声 VOICE>を掘り起こす---身体と表現』」
 <日程>
  2014年6月16日(月)~20日(金)
  ※原則として5日間を通しての参加。見学不可。
 <会場>都内スタジオ
 <募集要項>
  対象:プロの俳優として活動している方
  募集人数:14名(応募者多数の場合は書類選考あり)
  参加費:40,000円(5日間通し)
  募集締切:6月8日(日)必着(メールのみ)

 ※山中結莉さんについて
  ⇒プロフィール
  ⇒facebook個人ページ
  ⇒今企画のfacebookページ
  ⇒今回の日本滞在中のワークショップ関連のfacebookページ
   私は6/29の一般向けワークショップに参加させていただきます。

●ゴーチ・ブラザーズ主催・山中結莉ワークショップ
 「 < 埋もれた声 VOICE > を掘り起こす --- 身体と表現 」

<日程>
6月16日(月)~6月20日(金)
16日(月) 11:00~17:00
17日(火) 11:00~17:00
18日(水) 11:00~17:00
19日(木) 13:00~19:00
20日(金) 11:00~18:00
※休憩時間を含む
※原則として5日間を通してのご参加をお願いします。
※見学は出来ません。

<会場>
都内スタジオ

<募集要項>
対象:プロの俳優として活動している方
募集人数:14名(応募者多数の場合は書類選考あり)
参加費:40,000円(5日間通し)
募集締切:6月8日(日)必着

<申込方法>
タイトルを『山中結莉ワークショップ参加希望』とし、E-MAIL にてお申込みください。 お名前( フリガナ)、ご所属、ご連絡先を明記の上、プロフィール( 顔写真付き・A4 サイズ)、「このワークショップに何を期待するか」 の短い文章を添付して、【studio(アットマーク)gorch-brothers.jp】までお送りください。

※書類確認後、受講確認・詳細のご案内の返送もって、申込完了とさせていただきます。 
※応募書類は返却致しかねますので予めご了承ください。
※受講料については、申込確定後にご案内致します弊社指定の口座へのお振込をお願いいたします。


<講師>
 山中結莉(ゆうり) You-Ri Yamanaka (俳優、俳優指導者、演劇指導者、ムーブメント・ディレクター)

 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校演劇学部演出コースにて修士号を取得後、ロンドンにある英国最古の演劇学校LAMDA (London Academy of Music and Dramatic Art) を卒業。
 20年以上に渡り、英国・ヨーロッパ・日本で俳優、俳優指導者、演劇指導者、声優、ムーブメント・ディレクターとして活動。現在はLAMDAでムーブメントのクラスを教える。日本では新国立劇場演劇研修所で「身体と演技」の講師を担当。近年は社会で抑圧されている人々に向けたワークショップ、東北での被災者向けワークショップや、仮設住宅に住む子ども向けのワークショップ、上智大学外国語学部での講習など、幅広い活動を展開している。ロンドン在住。


「 < 埋もれた声 VOICE > を掘り起こす --- 身体と表現 」

 俳優の仕事は、役の人生を己の全身全霊を使って、舞台の上、カメラの前で生きることだと思います。自分とは違う人生を送っている人間を、いかに真実に演じるか、それが演技の目指すところです。
では、どうしたら「真実」に演じることが出来るのでしょうか。
 人は五感、また六感も使って外からの刺激を受け取ります。そして常に心と身体の中で「何か」が起きています。その「何か」は、感情、感覚、または言葉にはなりにくいものです。そしてそれらを外に出して表現するのは、言葉であることもあれば、身体の動き、表情、ニュアンスのときもあります。
 この「中で起きていること」と「具体的に外に出して表現すること」が真実に、シンプルに繋がったときに、人の心を打つ「真実」の演技が出来るのではないでしょうか。
 このワークショップでは「心・身体・声」がシンプルに真実に繋がることを目指して、様々な角度からエクササイズを行います。更に、役を作っていく、あるいは役に近づいていく過程で、日常 (社会生活)と非日常 (ワークショップ、稽古、公演) をしっかりと分けて、俳優として、人として、己を自立させながら仕事を続けていくためのポイントなども指導します。
 参加者には、1分から2分ほどのモノローグと、5分以内のダイアローグのシーンを持ってきていただき、最終日にはこのダイアローグを発表するシーンスタディも行います。(台詞を覚える必要は全くありません。逆に、覚えないでください。今までに演じたことのない、演じてみたい役を探してみてください。また、ダイアローグは、ワークショップが始まってからペアを組みますので、ご自分が探したものではなく、相手役の選んだシーンになることもあります。)
 ご興味のある方は、ぜひ一緒に< 埋もれた声 VOICE > を掘り起こす探求をしましょう。


<お問い合わせ>
(有)ゴーチ・ブラザーズ 
【担当】時田 【住所】世田谷区中町5-10-27 【TEL】03-6809-7125(平日 10時~18時) 【FAX】03-6809-8994

<Gorch Brothers Studio>
ゴーチ・ブラザーズでは、舞台芸術における国内外の才能同士が 出会う<場>を創出し、そこから未来への新しい<関係>が生まれることを目指し様々な企画をしていきます。


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Posted by shinobu at 11:27 | TrackBack

2014年05月29日

【情報掲載】Studio Life「『トーマの心臓』初日レポート」04/25紀伊國屋ホール

 スタジオライフ『トーマの心臓』初日レポートを劇団よりご提供いただきました。以下、転載いたします。私は5/28(水)のKabinettチームのゲネプロを拝見しましたので、後日簡単な写真レポートを掲載予定です。

 『トーマの心臓』は劇団創立29年目になるStudio Lifeの代表作中の代表作で、今回がなんと8度目の上演。原作は文句なしの名作です。新しい舞台美術ですが印象に残る音楽やステージングはあまり変わってはいません。「これがスタジオライフです」と言って差し支えない公演だと思います。

 ●Studio Life『トーマの心臓』製作発表レポート
  東京公演:5月24日(土)~6月22日(日)@紀伊國屋ホール
  大阪公演:7月11日(金)~13日(日)@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
  ※Auslese(アウスレーゼ)、Spatlese(シュペートレーゼ)、Riesling(リースリング)、Kabinett(カビネット)のクアドラプル(4種類)・キャスト。
  ⇒CoRich舞台芸術!『トーマの心臓

 【舞台写真↓上から:山本芳樹、及川健】
20140424_toma_2.jpg

●原作:萩尾望都(C)小学館文庫
 スタジオライフ『トーマの心臓』ついに開幕!
 「名作は時を越え、少年たちは大人になる。」

 天才漫画家・萩尾望都の不朽の名作「トーマの心臓」を舞台化し、その世界観を見事に再現したことで日本の演劇界に確固たる地位を築いた劇団スタジオライフ。上演する度に観客動員数を伸ばし、様々な奇跡を巻き起こしてきた劇団代表作「トーマの心臓」が、5月24日(土)に新宿・紀伊國屋ホールで4年ぶり8度目の幕を開けた。

 主役のユリスモールを務めるのは、これが7 回目の同役となる山本芳樹。「トーマの心臓」を上演するために開かれたオーディションで1995年に入団した山本の演技はユリスモールそのもので、どこからが彼でどこからが役なのかさえも解らない。相手役エーリクを務めるのもこの役が11年ぶりとなる山本と同期入団の及川健。その息の合った演技、目を見つめあっただけで伝わる空気感はもはや伝統芸能の域に近い。だが今回驚いたのは、その伝統芸の形を打ち破り、またもや新しいユリスモール像を山本芳樹が構築していたことである。同じ役を7回も務めながら、今なお新しい表現を追求するその姿勢には表現者としての飽くなき探求心と努力を感じ、頭が下がるばかりである。

20140424_toma_1.jpg

 そして、今回特筆すべきなのは、スタジオライフのベテラン役者たちの層の厚さを実感できることである。山﨑康一が演じるヴェルナー、その妻・ヴェルナー夫人を演じた石飛幸治の演技は特筆に値する。愛する息子を亡くした父親と母親が、息子に瓜二つの少年エーリクと対面しつかの間心を通い合わせるシーンは、心が震えるほど素晴らしく深い。かつて、主人公の少年たちユリスモールとレドヴィを演じた山﨑と石飛が、時が立ち大人になって今度はその少年たちの親を演じることに、深い感慨と感動を覚えるファンはきっと私だけではないだろう。劇団創立29年目というスタジオライフだからこそ、その劇団を長く見続けているファンだからこそ味わえる感動と興奮が確かに存在する。そういう熱烈な観客に支えられ愛されて来たからこそ、スタジオライフは今もまだ演劇界で奇跡を起こし続けているのだろう。

 【舞台写真↓左から:及川健、山本芳樹】
20140424_toma_5.jpg

 少女漫画作品を多く舞台化しているイメージからか、若手イケメン劇団などいう括りで捉えられている節もあるが、スタジオライフは層の厚いベテラン役者たちの素晴らしい演技と、若手役者たちの瑞々しいフレッシュな演技で形成されている演劇集団である。ここまで純粋に芝居を愛し、生真面目に真っ直ぐに演劇を創作し続けている集団を私は他に知らない。40年前に描かれた名作漫画「トーマの心臓」が今もなお色褪せず至高の高みにいるように、それを舞台化するスタジオライフの存在も色あせない。名作は時を越え、少年たちは大人になった。しかし、それは希望の物語なのである。

 スタジオライフ公演「トーマの心臓」は、4チームのクアドラプルキャストで6 月22 日(日)まで上演中。

 (文:萩尾冴詠)


 原作『トーマの心臓』↓ 舞台を観てから読んでも、読んでから観ても、より一層楽しめると思います。 

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 『訪問者』↓は『トーマの心臓』のメインキャラクターであるオスカーのサイドストーリー。とてもお薦めです。

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【出演】ユリスモール:山本芳樹/松本慎也 エーリク:及川健/久保優二/田中俊裕 オスカー:岩﨑大/仲原裕之 レドヴィ:関戸博一 アンテ:宇佐見輝 バッカス:牧島進一/原田洋二郎 サイフリート:青木隆敏 ミュラー校長:曽世海司 シュヴァルツ:楢原秀佳 ヴェルナー氏:山﨑康一 ヴェルナー夫人:石飛幸治 その他:緒方和也 澤井俊輝 鈴木翔音 若林健吾 千葉健玖 藤波瞬平 他  ※A・S・R・Kのクアドラプルキャスト公演となります。 ※出演者は都合ににより変更となる場合もございます。
原作:萩尾望都 脚本・演出:倉田淳 舞台美術:乗峯雅寛 舞台監督:倉本徹 音響:竹下亮(Office my on) 照明:阪口美和 衣装:竹原典子 ヘアメイク:河村和枝(p-bird) アクション:渥美博 演出助手:平河夏 大道具:俳優座劇場 宣伝デザイン:福田真一 イラスト:東逸子 デスク:武井啓子 制作:稲田佳織 大野純也 宮崎千琴 横塚夏奈 プロデューサー:河内喜一朗
一般<前売> 5,800円 一般<当日> 6,000円 club LIFE会員<前売・当日共> 5,600円 ウイークデイ・サンキューチケット<前売限定販売> 3,900円 ※未就学児童入場はご遠慮ください。
劇団HP:http://www.studio-life.com/
「トーマの心臓」公演HP:http://www.studio-life.com/stage/toma2014/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 14:34 | TrackBack

2014年05月23日

【ワークショップ】梅田芸術劇場「演出家デヴィッド・ルヴォーによるオープン形式ワークショップ参加俳優募集」6/8(日)13時開演の回終了後実施※5/27〆切(郵送必着)

 ピンター作『昔の日々』の上演に合わせて、演出のデヴィッド・ルヴォーさんによるオープン形式のワークショップが実施されます。ワークショップに参加するプロの俳優(男性1名、女性1名)が一般公募されています。詳細は公式サイトでご確認ください。

 ●梅田芸術劇場『昔の日々』06/06-15日生劇場
  ≪東京、大阪≫
  出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
  作:ハロルド・ピンター 翻訳:谷賢一 演出:デヴィッド・ルヴォー

 ・ルヴォーによるオープン形式ワークショップ参加俳優募集
  日時:6/8(日)13時開演の回終了後実施(一般観客も観覧可・所用時間は約1時間)
  対象人数:男性1名 女性1名(演技経験者に限る/年齢不問)
  参加料:無料
  募集方法:履歴書を5月27日必着で郵送。

 ⇒シアターガイド「デヴィッド・ルヴォーによるワークショップが開催

Posted by shinobu at 22:43 | TrackBack

2014年05月22日

【ワークショップ】REALWAVE「熊澤尚人監督による映像演技ワークショップ6月(全2日間)受講生募集」6/14-15実施※6/10(火)23時〆切(メールのみ)

 熊澤尚人監督による映像演技ワークショップ情報です。CoRich舞台芸術!の掲示板より。詳細は公式サイトをご覧ください。5月は募集終了。 ⇒松濤アクターズギムナジウムでの2009年のワークショップのレポート

 『おと・な・り』(岡田准一・麻生久美子) は抑制があって結構好きでした。台湾、香港、シンガポール、韓国でも公開されたという『ジンクス!!!』は面白かったです。

 ■REALWAVE「熊澤尚人監督による映像演技ワークショップ6月(全2日間)受講生募集」
  講義回数:映像演技ワークショップ2回
  日時:2014年6月14日(土)、15日(日)
  講義時間:12:00~17:00
  講師:熊澤尚人監督
  受講料:20,000円/学割17,500円(ともに税込)
  受講資格:年齢制限無し、学歴・経験の有無は問いません。事務所に所属してる方も可。
  定員:16名(先着順)
  応募の締め切り 6月10日(火)23時

Posted by shinobu at 22:07 | TrackBack

世田谷パブリックシアター『THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー』05/20-06/08世田谷パブリックシアター

 アイルランド共和軍(IRA)の男たちの30年間を描いた英国劇作家リチャード・ビーンさん(1956年生)の戯曲を、森新太郎さんが演出されます。上演時間は約3時間5分(途中休憩1回を含む)。森さんが2012年末に演出された『ハーベスト』もビーン戯曲だったんですね。
 ⇒平川大作「リチャード・ビーンの登場人物」(新国立劇場現代戯曲研究会)

 予想外に笑いがいっぱいのストレート・プレイに仕上がっていました。こんなにウケていいのかな…と少し不安になるぐらい。専門知識がなくても大丈夫だと思います。

 折り込みチラシに挟んであるキャスト表に知っておくべき情報が載っています。「幕があがるまで、これだけはインプット、三つのキーワード」というとても親切な1枚!有料の当日パンフレットも内容充実です。

 ⇒メディア情報は公式サイトが充実しています。
 ⇒オモシイ「INTERVIEW!『THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー』成河さん」()(
 ⇒CoRich舞台芸術!『THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 1972年、ニューヨークのアイリッシュレストランではブラッディー・サンデー(注)の追悼集会が開かれていた。アイルランド共和軍(IRA)のNY支部リーダーのコステロ(内野聖陽)は対イギリスへの報復と組織強化への思いを熱く語る。
 彼らIRAの活動家たちの隠れ家はマイケル(浦井健治)のアパートメント。しかし活動家と言っても彼らの日常はごく普通のNY市民であり、その中にはマイケルのような消防士もいれば警察官もいた。アイルランドからやって来たお調子者のルエリ(成河)は、バーで親しくなった女性をマイケルのアパートに連れ込むが・・・。
 1972年からの30年間にわたるIRA活動家たちの日常生活を描きながら、報復は新たな報復しか生み出さないという、“負の連鎖の虚しさ”を、徐々に浮き彫りにしていく。物語の終盤、彼らは、それぞれの生きるべき道を模索し始める。その結果、彼らが手にしたものとは?そして失ってしまったものとは? 
 (注:1972年1月30日、イギリス軍が公民権運動デモ中の非武装のアイルランド市民を殺傷した歴史的事件)
 ≪ここまで≫

 北半球のほぼ反対側の国の、ある軍隊についてのお話ですが、セント・パトリックス・デイ・パレードは日本でも盛大に行われています。毎年、表参道のパレードは大盛況です。このお芝居の舞台も米国ニューヨークですし、私たちにとって縁遠いものではないと思います。

 軽妙なやりとりに笑いがドンドコ起こるなか、愚かだなぁ…という気持ちで舞台を眺めていました。安倍政権が進めようとしている集団的自衛権の行使容認の件など、日本を戦争のできる国(戦争をしなければならない国)へと変えようとする人たちの動向をチェックする毎日なので、IRAという軍隊の内部を描くこのお芝居は、あってはならない将来の私たちの姿のように映りました。

 「命令は絶対だ(背くと殺される)」「一度入ったら抜けられない(抜ける時は殺される)」って…それがその軍隊のルールなんですけど…愚の骨頂だと思います。どんなに高い志を掲げていようとも、そんな気配が漂う組織・集団には近づいてはいけないですね。教訓、教訓! こんな風に自分に引き寄せて考えることができたのは、親しみが持てるほど人間くさい人たちが舞台上にいてくれたおかげだと思います。

 初日の時点ですが、俳優の演技は全体的に予定通りに進めているように見えて、あまりそそられなかったです。一言のセリフを、ちょっとした動作を、入念な試行錯誤の末に選ばれているのだと思いますが、もっともっとさりげなく、当たり前に、自然に起こって欲しいと思いました。私が観たことのある森新太郎さんの演出作品に比べると、より幅広い客層に向けた演出になっているのかもしれません。

 ここからネタバレします。これからご覧になる方は読まないでくださいね!

 Googleの検索エンジンでネタバレ以降が見えてしまうというご連絡をいただきました。公演が終わるまでネタバレ以降は削除します(思い出したら復活させます)。ご連絡くださった方に感謝します。ありがとうございました。(2014/05/28)
 以下を再掲しました(2014/07/10)。

 娘がヘロイン中毒で死亡し、妻も去ったコステロ(内野聖陽)。終盤のスピーチで自分こそがFBIに情報を漏らすスパイだったと自白し、アジトに戻って同胞たちに自分を撃てと言います。裏切り者になってからも「ビッグ・フェラーと呼ばれていたかった」と吐露するのは、なんとも情けないですが、気持ちはわかります。人間は弱いとずるくなります。弱さを偽ると、卑怯になる。

 最後のシーンが一番好きでした。字幕は2001年9月11日。アジトではマイケル(浦井健治)が一人、ラジオを聴きながら朝食を取っています。消防士の制服を着て、ラジオを切って、いつもどおりに出かけるマイケル。誰もいなくなった部屋に遠くの爆音やパトカーのサイレンが響き、溶暗して終幕。まさに9.11の朝なんですね。彼の職業が消防士であることも、穏やかな朝にはふさわしくない、異様な緊張感を生んでいました。
 ※脚本を読んだ知人によると、ト書きには字幕や音響効果の指定はないそうです。

≪東京、兵庫、新潟、愛知、滋賀≫
出演:内野聖陽、浦井健治、成河、明星真由美、町田マリー、黒田大輔、小林勝也
脚本:リチャード・ビーン [翻訳] 小田島恒志[演出] 森新太郎 [美術] 二村周作 [照明] 佐藤啓 [音響] 藤田赤目[衣裳] 半田悦子 [ヘアメイク] 川端富生 [アクション] 渥美博[演出助手] 城田美樹 [舞台監督] 澁谷壽久 [主催] 公益財団法人せたがや文化財団/株式会社WOWOW [企画・制作] 世田谷パブリックシアター
【休演日】5/26 6/2 全席指定 一般S席7,500円/A席5,500円 高校生以下 一般料金半額(世田谷パブリックシアターチケットセンター店頭&電話予約のみ取扱い、年齢確認できるものを要提示) U24 一般料金半額(世田谷パブリックシアターチケットセンターにて要事前登録、登録時年齢確認できるもの要提示、オンラインのみ取扱い、枚数限定) 友の会会員割引 S席7,000円 せたがやアーツカード会員割引 S席7,300円
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/05/the_big_fellah.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2014年05月21日

◻︎字ック『荒川、神キラーチューン』05/14-25サンモールスタジオ

 □字ックは山田佳奈さんが作・演出・出演される劇団です。『荒川、神キラーチューン』は第8回公演で、新作です。上演時間は約1時間45分。

 「CoRich舞台芸術まつり!2014春」審査員として拝見しました(⇒92本中の10本に選出 ⇒応募内容)。※レビューはCoRich舞台芸術!に書きます。下記にも後日転載します。※転載しました(2014/05/22)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『荒川、神キラーチューン

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
わたし(渋谷ショーコ)は、現在中学の教師をしている。
中学生だったとき、彼女は漫画家になりたかった。
だから毎日のように漫画を描いていた。
将来の夢は漫画家。でもなれなかった。

なりたかった職業に就く大人なんて、ほんの一握りだと思う。

結果わたしは、地味な大人になったが、
彼女は職場恋愛を経て結婚をすることになった。
教師同士の恋愛。肩身も狭く、周りの噂が耳に痛い。

ある日、自分のクラスのストーカーにあっている生徒が、
体育の授業を見学しまくっていることを知る。
同僚の体育教師とその生徒と話し合いを設けたのだが、
驚く言葉を言われてしまう。

「じゃあ、先生はわたしが殺されそうになったら、代わりに殺されてくれますか?」

これをきっかけに、
14年前、担任の先生が殺されて荒川の河川敷で発見されたこと、
あの日いなくなってしまったあの子のこと、
過去にフタをしていた様々なことを思い出さねばならなくなる。

現在の私と、14年前のわたし。
ねえ、ショーコちゃん。神様ってほんとうにいるのかな?
 ≪ここまで≫

 ■パワフルなJ-POPで暗い青春を駆け抜ける

 女性教師が14年前の中学3年生の頃を回想し、現在と過去の2つの時間を行き来します。いじめ、恋愛、殺人事件などの複数のエピソードが、こじんまりとした人間関係の中にギュっと凝縮されていました。犯人捜しや本音の探り合いにスリルがあり、中学時代の同級生たちの14年後の姿が見られるのも面白いです。それぞれのエピソードの顛末への興味も相まって、最後まで集中して拝見することができました。

 込み入ったお話ではあるものの、聞き覚えのあるJ-POPが元気よく流れる中、疾走感を保ちながら進んでいくので、この作品自体がひとつの楽曲であるかのように感じられました。ジャンルはたぶん現代の純日本製ロック・ミュージック。

 荒川の近くにある中学校の教室、会議室、そしてカラオケ店の個室という3つの空間が、立体的に建て込まれた舞台美術でした。特に舞台面から上手を通って舞台奥へと続く空間は物語に余白と開放感を与え、用途も多様だったのがとても良かったです。

 俳優の演技については、舞台上だけで完結して観客の方には意識を向けないタイプが多く、個人的には物足りなかったです。若いころの主人公役の小野寺ずるさんは、歌ったりしゃべったりしながら体を激しく動かす演技に見ごたえがありました。シンプルな意志が体と調和している状態は力強く、存在に説得力があります。

 ここからネタバレします。

 オープニングのラップで物語の主なトピックが語られ、主人公のショーコが2人いることを紹介する効果もありました。聞き取れないのでちょっと置いてけぼりになりましたが、アイデアにもやり切ったことにも好感を持ちました。2人のショーコが同時に存在したり、入れ替わった状態になるのは演劇ならではの手法だと思います。そういう場面をもっと増やしてもいいのではないかと思いました。

 舞台上手の上部に設置されたテレビ画面はカラオケルームの備品にもなり、文字映像も映されます。壁に映写する文字映像との合わせ技も見せてくれました。音楽、ダンス、映像、照明の動的なコンビネーションで、自然と体が動き出すようなライブ感を演出してくださいました。

 カラオケルームの場面では歌うだけでなく踊ったり、会話をしたり、そこに居るはずのない人物を登場させるなどの工夫はありましたが、少々退屈に感じました。やはりカラオケは知人同士で楽しむ空間なので、他人が上手に歌っていても、どんなにいい曲が流れていても、私は遠くから眺めるような状態になってしまうんですよね。

 中学三年生のショーコは両親が離婚したために転校し、転校先でいじめに遭ってしまいます。ショーコに優しくしてくれた女性教師が恋人に殺される事件が起こるのですが、犯人はショーコがよく行くカラオケ店の店員でした。さらに犯人は仲良くなった同級生シオリの彼氏(セックスフレンド?)でもあり、やがてシオリは転校してしまいます。シビアな展開ですが、10代の若者ならではの活力と軽やかさを前面に出す演出だったので、陰惨な空気が支配するわけではなかったです。

 14年経ち教師になったショーコは、同僚との婚約を機にシオリに連絡しようとネット検索をしたところ、なんと彼女が家庭内暴力を受けて死亡していたことを知ります。さらには婚約者が他校の女生徒をホテルに連れ込んで放尿写真を撮っていた証拠もつかんでしまいました。体育教師や生徒がいる前で、婚約者本人に向かって「学校の女子トイレを撮影していたのもあなたなの?」と問い詰める場面は、舌なめずりしたくなるほど迫力があってわくわくする修羅場!(笑) ただ、ぶちまけるだけぶちまけて、終幕してしまったのは本当にもったいないと思いました。大事件が起こった後の方が人生は過酷です。登場人物たちがどうやって生き延びるのかを、私は観たいです。

 修羅場といえば、ショーコをいじめていた森田ユカのエピソードも面白かったですね。森田はグラビアアイドルになり、クラスメイトだった小林の夫と不倫していました。小林は森田を呼び出して不倫の証拠写真を見せて、夫と別れるよう強く依頼するのですが、森田は開き直って「別れて欲しいなら金を払え」と催促します。女同士の売り言葉に買い言葉は、醜ければ醜いほど凄味があります。ただ、冷静に考えてみると現実味が薄い気もしました。森田は女優への転向を狙っているのでスキャンダルはご法度のはずです。森田が浅はかで愚かな性格だとしても、しおらしく謝って切り抜けるぐらいが適当ではないでしょうか。小林はカバンから包丁を取り出し、殺意満面で先に出て行った森田を追いかけて行ったようですが、これも先を描かず終えています。

 若いショーコは「神様なんていないよ」と何度も言っていました。多感な時期にあれほど辛いことや悲惨なことを経験してしまうと、そんな境地に至っても不思議はないと思います。でもそのセリフには「それでも何かを信じなきゃ生きていられない」という、すがるような思いも込められているように感じました。そんな一直線に伸びる何かが、この作品の芯にあるように思いました。

※劇団正式名称:◻︎字ック
第八回本公演 「CoRich舞台芸術まつり!2014春」最終選考作品
【出演】子供の渋谷ショーコ(14歳):小野寺ずる、現代の体育教師:日高ボブ美、ショーコの漫画好きの友達:山田佳奈(以上、□字ック)、大人の渋谷ショーコ(28歳ぐらい):円山チカ(劇団鹿殺し)、カラオケ店の店員:浅野康之(劇団鹿殺し)、渋谷の婚約者・数学教師:浅見紘至(デス電所)、渋谷のクラスメイト・将来はグラビアアイドルの森田ユカ:大森茉利子、渋谷が担任しているクラスの生徒・芸能活動中でストーカーされている:篠原彩、14歳の頃の渋谷のクラスの担任(カラオケ店の店員の恋人):堂本佳世、渋谷のクラスメイト・将来は先輩と結婚・森田ユカに寝取られる:増岡裕子(文学座/江古田のガールズ)、森田ユカのマネージャー:三上晃司、渋谷のクラスメイト(噂話が好き):吉留明日香、渋谷のことを好きなクラスメイトのシオリ(家庭内暴力を受けていて嘘ばかりつく):レベッカ
脚本・演出:山田佳奈 舞台監督:佐藤秀憲(ステージメイツ) 照明:大津裕美子(コローレ) 音響:ナガセナイフ  演出助手:石川葉月、大山あず紗 宣伝美術:大須賀裕美 宣伝・舞台写真:Pinco フライヤーモデル:後藤ユウミ 宣伝・舞台美術ディレクション:山田佳奈  Web:サイトウ QPOD:金田慎平  制作:宮原真理 当日制作:横井佑輔(犬と串)  企画製作:□字ック
【休演日】5/19(月)【発売日】2014/04/05 前売り\3000/学生¥2300(要学生証)・高校生以下¥800・リピーター割¥1500/当日\3200(全席自由) ★14-16日 19:30の回は早期割引で前売り\2700 ♀20日はレディースデー!女性のみ前売り\2700
http://www.roji649.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 19:09 | TrackBack

2014年05月19日

【講座紹介】池内美奈子「演劇を実践する人のための教養講座“古典を読む~Who's Afraid of Classics?~”」6月~12月の全4回@森下スタジオ※〆切は明記なし

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古典を読む

 俳優指導者でヴォイス・ティーチャーの池内美奈子さんが4回シリーズの講座を開講されます。対象は俳優、演出家、劇作家など、演劇を実践される方ならどなたでも。詳細は公式サイトでご確認ください。

 今企画は池内さんが2004年より企画・運営してこられた「戯曲を読む会」の発展版で、1~3回までは1日目に特別講師を招いた講義とワークショップがあり、2日目には池内さんによるウォームアップの後、課題戯曲を最初から最後まで読み通すという内容です。4回目の「共有の会」は取り上げた3つの戯曲について考える場となります。

 池内さんは新国立劇場演劇研修所のヘッドコーチでもあり、私はできるだけ多くの演劇関係者の方々に、池内さんのワークショップを受講してもらいたいと思っています(⇒直近の告知エントリー)。通し受講だけでなく一回受講も可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

●「演劇を実践する人のための教養講座“古典を読む~Who's Afraid of Classics?~”」
 【日程】6/14-15、8/12-13、10/13-14、12/9の全4回
 【会場】全回ともに森下スタジオ
 【定員】20名
 【参加費】通し受講¥24,000、一回受講¥8,500(共有の会のみ¥3000)
 【申し込み方法】電話かメールで「ライトサイズ」までお問い合わせください

●「演劇を実践する人のための教養講座“古典を読む~Who's Afraid of Classics?~”」 ※チラシより

 【内容】
・第一回テーマ:エリザベス朝演劇とシェイクスピア
 日時:2014年6月14日(土)・15日(日)11:00~17:30
 進行:池内美奈子
 特別講師:ステュアット・ヴァーナム・アトキン

・ 第二回テーマ:日本の近代古典
 日時:2014年8月12日(火)・13日(水)11:00~17:30
 進行:池内美奈子
 特別講師:樋田慶子

・第三回テーマ:アメリカのリアリズム演劇
 日時:2014年10月13日(月)&14日(火)11:00~17:30
 進行:池内美奈子&藤野節子
 特別講師:小川絵梨子

・共有の会:古典とは何?今後の古典はどんなもの?
 デモンストレーションとディスカッション
 日時:12月9日(火)11:00~17:30
 進行:池内美奈子


【お申し込み方法】
電話かメールでお名前とご連絡先、通し受講か一回受講かをお知らせ下さい。申し込まれた方に課題戯曲など詳細をお知らせいたします。尚、電話・メールともに“ライトサイズ”宛てにお願いします。

【連絡先】
ライトサイズ
電話番号:070-5568-4432
メールアドレス:rightsizeinfo(アットマーク)gmail.com

●我々はどこから来たのか?どこへ向かっているのか?

私は物語が好きだ。自分ではない誰か他の人の立場に立って、人生を生きることが出来るからだ。遠い国や想像上の国、時代も大昔に遡ったいつか、または未来へ行くことが出来る。多くの人によって読まれ、語り継がれ、上演されてきた古典と呼ばれる物語は格別に好きだ。人類の文化文明に貢献してきた、こうした物語がどうしてそんなに好きなのか考えるに、それらは「人間はいかに生きるべきか」を問うてくれ、私に色々と考えさせるからだ。そしてその答えを作り出すために自分が生きていることを思いださせてくれる。

世の中には古典と云われる演劇が数多くある。しかし現代の日本では儲からないからなのなのか、あまり上演されない。めったに上演されないと、出版物としてもあまり目にすることが出来ないので、そのような宝石があることを我々は忘れてしまう。そして、どのようにそれらを上演し、楽しんでいいのか分からなくなる。シェイクスピアもブレヒトも岸田國士も同じような様式で上演し、演じてしまいがちである。「作家は何を伝えたかったのか?」(テーマ)を考えず、そして「どのようにそれを伝えたかったのか?」(様式)も無視してしまっても無理もない。

そんなことでは何とも勿体無いではないか?儲かるかどうかは別で、古典とともに生きることで我々の人生はより豊かになる。というわけで私は10年ほど前から数人の俳優たちと『戯曲を読む会』なるものを開いてきた。一人で読んでいると誰が誰だか分からなくなりがちな外国の戯曲も、複数の俳優たちと音読することによって、誰がどういう思惑で動いているのか、作家は何を言いたかつたのか、どういう表現方法を使ったのかが見えてきて、いつも新しい発見がある。

今回のシリーズ「古典を読む」では、単に読むだけでなく、各分野の専門家からお話を伺った上で、ある成曲を最初から最後まで読む。4回目の最終回ではそれまで読んだ古典作品を振り返り、共通することは何か、またそれぞれの特徴を考え、現代の日本ではどのような作品を創りたいのか、見たいのか、参加者みなで考えていきたい。断絶した演劇活動をするのではなく、先人から学び、熟した演劇を創り、次の世代にどんな物語を残していくのか考えたい。 (池内美奈子)

【定員】20名 【参加費】通し受講¥24,000、一回受講¥8,500(共有の会のみ¥3000)
主催:池内美奈子 スタジオ助成:公益財団法人セゾン文化財団 協力:俳優指導者アソシエーション チラシ掲載写真撮影:青木花
公式サイト:http://asatp.org/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=20&block_id=22#_22

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:38 | TrackBack

USY-PRODUCE『ぶらんこ/ダムで…』05/19新国立劇場演劇研修所・実習室

 新国立劇場演劇研修所第8期生の3人(池田碧水薄平広樹、坂川慶成)による自主企画公演を拝見しました。一般にも公開された無料の発表会です。

 岸田國士作『ぶらんこ』と森本薫作『ダムで…』の2本立てで、上演時間は約50分。『ぶらんこ』も『ダムで…』も読んだことはありましたが、上演を観たのは初めてで、貴重な機会をいただきました。

 ↓入口の看板
20140519_USY_s.jpg

 8期生による自主企画は7月にも予定されています。⇒新国立劇場演劇研修所facebookページ
 ※レビューは記録のみ。

 ●『ぶらんこ』
【出演】夫:坂川康成 妻:池田碧水 夫の同僚:薄平広樹
作:岸田國士


 ●『ダムで・・・~滋賀弁version~ 』
【出演】子供:池田碧水 大人:薄平広樹
作:森本薫 脚色:坂川康成

日程:5月19日(月)18:30~
新国立劇場演劇研修所第8期生 5月USY-PRODUCE自主企画公演
協力:我東亜里 高瀬磨理子 新国立劇場演劇研修所 新国立劇場演劇研修所9期生、10期生、滝沢花野 伊藤源 金原並央 港谷順 永野有美
無料
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=633452133401772

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:00 | TrackBack

【ワークショップ】アプレ「2014年6月『さよなら渓谷』『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣監督ワークショップ」6/26-7/2内の4日間実施※6/6〆切(郵送のみ)

 映画監督の大森立嗣さんのワークショップ情報です。情報はCoRich舞台芸術!の掲示板より。詳細は公式サイトでご確認ください。

 大森立嗣さんの父は「大駱駝艦」の麿赤兒さん、弟は俳優の大森南朋さんです。私は映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「さよなら渓谷」「まほろ駅前多田便利軒」を拝見しました。どれも見ごたえのある作品でした。

 ■アプレ「大森立嗣監督ワークショップ」
  [開催日] 6月26日(木)30日(月)7月1日(火)2日(水)
  [申し込み 締め切り] 6月6日(金)(郵送必着)
  [参加費] 3万円

 ■「さよなら渓谷」の大森立嗣監督ワークショップ 6月開催

6月のアプレ・ワークショップのご案内を致します。

6月は先日ブルーリボン賞 監督賞を受賞された『さよなら渓谷』『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣監督をお招きします。

ワークショップのスケジュールは4日間。
ワークショップ用のテキストで参加者全員がチームに分かれ、
意見交換しながらシーンを監督と作るというのが基本の流れです。

『大森立嗣監督ワークショップ』
[開催日] 6月26日(木)30日(月)7月1日(火)2日(水)
[申し込み 締め切り] 6月6日(金)(必着)
[参加費] 3万円

[応募方法・応募資料]
顔・全身写真2枚、82円切手2枚を同封のうえ 郵送。

[備考]
http://www.apres.jp/

[問い合わせ]
03(5745)7336

[宛先]
〒150-0012 渋谷区広尾5-19-1
「アプレ・ワークショップ参加希望」(監督名)係


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 17:16 | TrackBack

【ワークショップ】REALWAVE「深田晃司監督による映像演技ワークショップ6月(全2日間)受講生募集」6/19-20実施※6/15(日)23時〆切(専用フォームあり・先着順)

 映画「ほとりの朔子」でフランスのナント三大陸映画祭2013グランプリ、若い審査員賞を受賞され、エストニアのタリンブラックナイト映画祭2013で最優秀監督賞を受賞された深田晃司監督による、映像演技ワークショップ情報です。CoRich舞台芸術!の掲示板より。詳細は公式サイトでご確認ください。⇒以前の告知エントリー

 ■REALWAVE「深田晃司監督による映像演技ワークショップ6月(全2日間)受講生募集」
  日時:2014年6月19日(木)、20日(金)
  講師:深田晃司監督
  受講料:18,500円/学割15,500円(ともに税込)
  受講資格:年齢制限無し、学歴・経験の有無は問いません。事務所に所属してる方も可。
  定員:16名(先着順)
  応募の締め切り:6月15日(日)の23時

<深田晃司監督より>
 「演劇」と「映画」の決定的な違いは、そこに「カメラ」という嘘があるかないかです。映画にとっていい俳優とは、カメラの魅力的な被写体であることです。しかし、魅力的な被写体というだけであれば、監督にとってそれは、素人でもいいし、それこそ水でも火でも風に揺れる木々でも構わないのです。優れた俳優にしかできないこと、それは俳優自身が脚本を、作品を主体的に解釈し考えることのできる被写体になるということです。
 このプログラムでは、簡単な創作から、さらにはそれを参加者自身が演じ撮影することで、身体とカメラの撮る/撮られる関係性を再確認していきたいと思います。

Posted by shinobu at 16:43 | TrackBack

【オーディション】坊っちゃん劇場(愛媛県)「ミュージカル『鶴姫伝説』出演者募集」6/5実施※6/4必着(郵送のみ)

 愛媛県東温市でミュージカルを自主制作し、1年間上演する日本で唯一の劇場「坊っちゃん劇場」の出演者募集です。秋田県のわらび座が制作協力にクレジットされています。詳細は公式サイトでご確認ください。

 坊っちゃん劇場で上演された作品はわらび座で上演されることもあります。ミュージカル『誓いのコイン』でロシア公演の実績あり。
 ⇒愛媛新聞「『誓いのコイン』ロシア公演特集
 ⇒ロシアNOW「日本のミュージカルに大きな感動

 ↓4分30秒あたりからマールイ劇場でのインタビューの様子が見られます

 ■ミュージカル『鶴姫伝説』
  上演期間:2014年11月24日 ~ 2015年8月16日(約184回)
  稽古期間 2014年 10月23日~ 11月23日
  会場:坊っちゃん劇場(愛媛県)

 ・出演者オーディション
  日時:2014年6月5日(木)13:00~16:00@新宿村スタジオ・ウエスト館
  書類締切:5月23日(金)まで
  ※〆切延長され、6月4日(水)郵送必着になりました(2014/05/23)。

 2009年4月初演時のミュージカル「鶴姫伝説」プロモーションビデオ↓です(2014/05/23)。

 1分10秒付近から舞台映像あり。わらび座の碓井涼子さんが歌ってる!

【ミュージカル『鶴姫伝説』@坊っちゃん劇場(愛媛県) オーディション】

■出演者オーディションのご案内

日時 2014年6月5日(木)13:00~16:00

場所 東京都新宿区北新宿2-19-1
    新宿村スタジオ ウエスト館 3F 303号

電話 03-3361-5376

坊っちゃん劇場は、06年に愛媛県東温市にオープンし、瀬戸内や四国の歴史や伝統・文化を題材としたミュージカルを自主制作し、1年間上演する日本で唯一の劇場です。年間270回以上の公演をしております。
2014年11月24日からの作品は、2009年4月~2010年3月まで当劇場で上演し、“瀬戸内のジャンヌダルク”として大好評を得た、ミュージカル「鶴姫伝説」を再演致します。主人公鶴姫の純粋な恋と平和への祈りに貫かれた作品です。

題名 ミュージカル『鶴姫伝説』

作・作詞 高橋 知伽江
演出 栗城宏
作曲 深沢桂子
振付 尚すみれ
制作 坊っちゃん劇場
制作協力 わらび座
会場 坊っちゃん劇場

上演期間 2014年11月24日 ~ 2015年8月16日  約184回

この作品の出演者オーディションを行います。詳しくは、下記の「募集要項」をご覧下さい。

問合せ先 坊っちゃん劇場 加藤富子・中矢瑞樹
〒791-0211 愛媛県東温市見奈良1125
http://www.botchan.co.jp/
TEL 089-955-1174
FAX 089-955-5830


■ オーディション 募集要項

出演期間 2014年11月24日~2015年8月16日 
稽古期間 2014年 10月23日~ 11月23日  (愛媛/坊っちゃん劇場)

募集キャスト
男性… クロタカ(越智安成)・大祝安舎(鶴姫の兄)、他
女性… 鶴姫・龍神・カモメ、他

応募資格
演技、歌、舞踊ダンス ができる方
稽古期間を含めた上記期間に出演が可能な方

契約形態
出演料×回数支払 (ステージ給与)
キャリア、実力、役により出演料を決定します。

応募方法
坊っちゃん劇場ホームページ http://www.botchan.co.jp/ より
 応募申込書 (指定用紙)
 プロフィール書 又は 履歴書(指定用紙)
 顔写真・全身写真
上記書類を郵送してください 。
(当方より応募書類を郵送することも可能です。)

書類締切 5月23日(金)まで
  ※〆切延長され、6月4日(水)郵送必着になりました(2014/05/23)。

書類選考の結果は郵送、または電話にてご連絡させていただきます。

郵送・問合先 〒791-0211 愛媛県東温市見奈良1125
坊っちゃん劇場  オーディション担当/加藤富子・中矢瑞樹
TEL:089-955-1174  FAX:089-955-5830


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Posted by shinobu at 16:05 | TrackBack

2014年05月18日

AnK『ヘナレイデー』05/15-19王子小劇場

 山内晶さんが作・演出されるAnK(アンク)の新作を拝見。上演時間は約1時間30分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『ヘナレイデー
 ※レビューは2016/12/12に公開しました。

 ここからネタバレします。

 インフラ化したインターネットの世界にどっぷりハマっている日本人ですが、驚くほど便利になったせいで実社会でも妙な効率化が進み、日本はすっかり生きづらく、息苦しくなってしまいました。「これって、おかしくね?」って20代の人たちも気づいてるんでしょうね。バーチャル(仮想)の世界ってどうにも信用ならないし、幸福にもなれなさそう。じゃあ打開策はどこにあるのかというと、神社仏閣かな、と。大昔から存在していて、今も実体があるものに支えを求めたくなるのに納得です。そして、ゆるい人間関係の中で、体を使って踊りまくる祭りにも。身近な祝祭の復活が望まれているんじゃないかと思いました。

【出演】小野朱里菜(会社員):堀内萌 サガン(美容師・誰にも読まれないこと前提でブログを始める):杉山みどり、准太:大柿友哉(害獣芝居)、二階堂(朱里菜の同僚・朱里菜のことが好き):大迫洸太郎、原田郁子(朱里菜の同僚):椙山聡美、ヒロ(サガンのブログの訪問者・酪農業):植浦菜保子、三島由紀夫(朱里菜の同僚など):世古峻佑、宮野真守(朱里菜の上司):岡野康弘(Mrs.fictions)、お面(お稲荷さんのダンサー):木原浩太
作・演出:山内晶 舞台監督:黒太剛亮(黒猿) 照明:板谷悠希子 音響:櫻内憧海 舞台美術:愛知康子 衣装:富永瑞木 衣装補佐:羽尻真季(江古田のガールズ) 宣伝美術:境野淑 記録映像:千田良輔 記録写真:三上奈都子 演出助手:板部文(劇団5454)、森田百合花 制作:幡野萌
アフタートーク・アフターイベント
15日(木)19:30 ゲスト:今村圭佑(Mrs.fictions)&中嶋康太(Mrs.fictions)
16日(金)19:30 ゲスト:上野友之(劇団競泳水着主宰)
17日(土)14:00、18日(日)14:00 作・演出 山内晶によるヘナレイデー作品解説
【発売日】2014/02/01 前売:2800円 当日:3000円 学生:2500円(前売・当日ともに/学生証要提示) 高校生以下:1000円(学生証要提示) リピーター割:1000円 金曜マチネ割:各500円引き
http://ank.ohitashi.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:54 | TrackBack

2014年05月17日

新国立劇場演劇『テンペスト』05/15-06/01新国立劇場中劇場

 白井晃さんがシェイクスピアの最後の作品と言われる『テンペスト』を演出されます。上演時間は約2時間25分(途中休憩20分を含む)。

 何もない空間から、人間の力で何もかもを生み出す、素晴らしい演出でした!『テンペスト』はロマンス劇に分類されるファンタジー色が濃いお芝居ですが、常に現実と地続きの状態なので、目の前で起こる出来事を冷静に眺める視点を保ちつつ、夢を信じさせてくれます。私はこういう演劇体験が大好き!

 中劇場の幅広さ、奥深さを存分に使い切り、だだっ広さもせせこましさも表現されているので、鳥の目と虫の目を両方体験できると思います。2階席もきっと絶景ではないかと。1階席はS席7,560円で、2階席はA席5,400円、B席3,240円、Z席(当日券)1,620円です(⇒座席表)。
 
 ⇒CoRich舞台芸術!『テンペスト
 レビューは書けるかどうかわかりません。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 元ミラノ大公プロスペローは12年前、弟アントーニオとナポリ王アロンゾーの謀略によりその地位を追われ、娘ミランダとともに海に流された。やがて漂着した孤島で魔術の修練を積み、空気の精エアリエル、醜い怪物キャリバンを従えて暮らしていた。その島は豊かな自然に恵まれ、妙なる楽の音がこだまする一種の桃源郷であった。
 そこにアントーニオ、アロンゾー一行の乗った船が差し掛かると、船は突然の嵐に遭遇し、全員命からがら島に上陸する。だがその嵐は一行の到来を知ったプロスペローが魔術で起こした嵐だった......。
 ≪ここまで≫


【出演】プロスペロー:古谷一行、プロスペローの娘ミランダ:高野志穂、ナポリ王の弟セバスチャン:羽場裕一、ナポリ王の息子ファーディナンド:伊礼彼方、道化トリンキュロー:野間口徹、賄い方で道化のステファノー:櫻井章喜、空気の精エアリエル:碓井将大、怪物キャリバン:河内大和、ゴンザーロー:山野史人、ナポリ王アロンゾー:田山涼成、プロスペローの弟アントーニオ:長谷川初範、船長:原金太郎、水夫:大林洋平、貴族エイドリアン:近藤隼、水夫:平良あきら、水夫:林浩太郎、貴族フランシスコー:野坂弘、女神:依田朋子、女神:福島彩子、女神:酒井幸菜 演奏:生駒祐子 トウヤマタケオ 清水恒輔
作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子 演出:白井晃 美術:小竹信節 照明:勝柴次朗 音響:井上正弘 音楽:mama!milk 衣裳:太田雅公 ヘアメイク:佐藤裕子 振付:井手茂太 演出助手:豊田めぐみ 舞台監督:加藤高
【休演日】5/20,27【発売日】2014/03/08 S席7,560円 A席5,400円 B席3,240円 Z席1,620円 公演当日、ボックスオフィスのみでの販売。1人1枚、電話予約不可
http://www.nntt.jac.go.jp/play/tempest/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 17:08 | TrackBack

2014年05月16日

ZU々『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』05/14-18青山円形劇場

 稽古場レポートを書かせていただいた、『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』の初日、稲葉友さんと伊達暁さんが主演するバージョンを拝見しました。上演時間は約1時間50分。

 「カーン!」とゴングが鳴り響き、対面式の客席に挟まれた舞台はリングのよう。真剣勝負を見せていただけました。
 初日だったこともあってか、稽古場で拝見した時よりも演技がちょっと焦り気味だったような気もしましたが、取り調べ場面の緊迫感と娯楽性が増して、予想外のところで笑いも起こっていました。初日以降は落ち着いて、じっくりと時間を取って言葉を聞かせて、戯曲の面白さを伝えてくださっていたらいいなと思います♪
 最後の長ゼリフは想像以上に長く、情報量も膨大で、知って感じるごとに新しい景色が見えてきます。観客の皆さんも心して挑んでいただけたら!

 ⇒チケット予約はこちら
 ⇒BL News「初日大反響で売切れ続出!舞台『クロードと一緒に』まだ間に合うチケット情報まとめ
 ⇒BL News「稽古場潜入レポ!相馬圭祐&稲葉友らイケメン集結!R-15舞台
 ⇒BL News「男娼と刑事 相馬圭祐&伊藤陽佑インタビュー
 ⇒BL News「彼らは“今”しか感じられない!舞台『クロードと一緒に』プロデューサーに聞く
 ⇒BL News「R-15舞台!男娼を演じるのはジュノンスーパーボーイとスーパー戦隊俳優
 ⇒オモシイ「INTERVIEW!伊達暁さん『Being at home with Claude~クロードと一緒に~』
 ⇒CoRich舞台芸術!『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~
 レビューは記録のみです。

出演:相馬圭祐・伊藤陽佑、稲葉友・伊達暁、井上裕朗、鈴木ハルニ
脚本:ルネ―ダニエル・デュボワ、翻訳:イザベル・ピロドー/三宅優 上演台本・演出:古川貴義 美術:稲田美智子 照明:工藤雅弘 音楽:水永達也 音響:岡田悠 衣裳:山中麻耶 ヘアメイク:大宝みゆき 演出助手:村田鈴夢 舞台監督:鳥養友美 宣伝美術:[図案]デザイン太陽と雲 [WEB]堀田弘明 宣伝写真:武島銀雅 宣伝ヘアメイク:KAZU 制作:小野塚央 宣伝協力:和田谷洋子 キャラクターイメージ監修:小出みえこ 後援:カナダ大使館 ケベック州政府在日事務所 プロデュース:ZU々
【発売日】2014/04/19 前売り5,950円(税込)  当日6,850円(税込)  学生3,900円(税込)(チケットぴあのみにて取扱い。当日引き換え券。要学生証提示。)  ダブルキャスト観劇割引:○☆の両キャストの舞台をご覧になる方には、2度目の観劇の入場時、1度目の観劇のチケット半券をお持ち頂ければ、1000円のキャッシュバックあり。
http://www.zuu24.com/withclaude/index.html


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 11:06 | TrackBack

2014年05月14日

地人会新社『休暇 Holidays』05/10-06/01赤坂RED/THEATER

 英国の劇作家ジョン・ハリソンさん(1942年生)による、実話に基づいた戯曲を栗山民也さんが演出されます。200席に満たない小劇場での本格的なストレート・プレイです。日本初演。上演時間は約2時間20分(途中休憩10分を含む)。

 がんに冒された中年女性が田舎のコテージで1週間の“隠遁”生活をします。そこに人生を変える出来事が!清楚なイメージのチラシからは想像がつかなかった、衝撃的な展開に心乱されました。闘病の記録をともに追いながら、夫婦とは、人生とはと考えさせられる、とても面白い戯曲です。

 500円の当日パンフレットに掲載された翻訳者の水谷八也さんの解説に、この戯曲に登場する重要な詩の引用があります。お勧めです。

 ⇒演劇ジャーナリストの徳永京子さんの劇評もどうぞ。(2014/06/05)

 【写真↓ロビーに劇中で言及のあるお店が開店していました♪】
20140513_pierrot_of_provance.jpg

 ⇒CoRich舞台芸術!『休暇 Holidays

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 ――あなたは、あなた自身の歌を歌っていますか?

 科学や医学が進んでも、未だ根絶できない「癌」。その病、乳がんと向き合う一人の女性の交錯する十数年の過去と現在を、英国・ヨークシャー、フランス・プロヴァンスの2つのコテージを舞台に描きます。
 病を通して、人としての生き方とは?
 支える言葉の響く先は――

 英国の劇作家ジョン・ハリソンが、自身の妻の経験をもとに書いた戯曲を、栗山民也さんの演出で本邦初演致します。

 ローズ(保坂知寿)は乳ガンを患い、片方の胸を14年前に切除。その後、再発の不安を抱えながらも、夫アーサー(永島敏行)の愛情深い支えのもと、明るさとユーモアを失わず生きている。
 毎夏のプロヴァンスでの休暇は、二人の絆を深める大切な時間だった。お互いの母親との確執、子供を持たなかった現実、何よりいかに「アイツ」と戦うかを悩み考えた夏の日々。
 その「アイツ」が帰ってきた。それも肺に。その次は首に。
 これまでの西洋医学の治療方法に疑問を抱いていたローズは、信頼するカウンセラーのすすめで彼女のコテージを借り、過去の本音を日々思いつくままテープレコーダーに喋り続ける。これからの治療に不可欠、とカウンセラーからの指示なのだが、それは現実を見つめ直す作業だった。
 どんよりとしたヨークシャでの期間限定、一週間の隠遁生活が始まる。
 ほどなくコテージのガスオーブンが壊れた。修理工のラルフ(加藤虎ノ介)がやってくる。
 思いのほか、文学や哲学に広く知識を持ち熱く語るラルフに、少なからず心惹かれてゆくローズ……
 ≪ここまで≫

 【舞台写真↓左から永島敏行、保坂知寿、加藤虎ノ介 撮影:谷古宇正彦 ※こちらより無断転載】
Holidays_nikkei.jpg

 ローズがテープレコーダーに向かって自分自身のことを赤裸々に語っていく中、回想シーンで昔の出来事を辿っていきます。英国ヨークシャーのコテージと南仏プロヴァンスの別荘を行き来するのですが、舞台美術の転換はごくシンプル。膨大なセリフの重要なポイントを演技、照明で漏らさず粒出たせて、スマートに、上品に、届けてくださいました。

 優しくて献身的でよく働く、非の打ち所がないと言っても過言ではない夫アーサーと20年連れ添ってきたローズ。長らくがんを患ってきてある決心をしなければならない段階に入り、人生において自分がごまかしたり、あきらめたりしてきたことを見つめ直します。そこに修理工ラルフという闖入者が現れ…。

 ローズはがんの再発時から、外科治療ではなく緩和ケアを選択します。この緩和ケアの方法や考え方はがん患者の付き添いをしたことのある私個人としては共感するところが多く、ぜひたくさんの方に知ってもらいたいと思いました。肉類、乳製品を取らない食事療法やイメージトレーニングなどは健康な人も参考にできると思います。1991年にがんで亡くなった奥様の闘いの記録をもとに書かれた戯曲ですから、20年以上前から緩和ケアはあるんですよね。

 詩を引用するセリフがたくさんあって、言葉の高尚な世界に連れて行ってもらえます。金、人間関係といった世俗的な現実から一瞬にして飛翔し、夢や空想が広がる抽象世界が立ち現われます。お芝居ならではの思索の時間を味わえました。

 主役の保坂知寿さんは膨大なセリフのひとつひとつを丁寧に演じていらっしゃいました。後半に向かって凄味が増していくようでした。夫アーサー役は永島敏行さん。穏やかさと包容力が魅力的でしたが、型を作ってるように見える瞬間がチラホラ。修理工ラルフ役の加藤虎ノ介さんは初めての登場から常にインパクト大。後半は少々失速したような感じもしましたが、『OPUS/作品』で拝見した時より、心を開いていらっしゃるように見えて好印象でした。6月1日までのロングランなので日々進化していくことと思います。

 ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。

 ローズがアーサーに反対されてあきらめたのは、子供を持つこととプロの絵描きになること(彼はローズを独り占めにしたいから)。そして彼女ががんを発症するきっかけには、常に彼が関わっていたことがわかってきます。

 ローズが病床にあった母親の死に目に会えなかったのは、夫婦の毎夏の恒例行事である1か月間のプロヴァンス休暇に行ったせいでした。金融関係のハードな仕事をしているアーサーは、その休暇がないと生きていけないと言うし、ローズもそれに同意して、英国を離れたのです。酒とタバコに溺れるひどい母親だったとはいえ、ローズは後悔と悲しみにくれてプロヴァンスで2週間泣き続けました。それが15年前。その1年後(現在から14年前)にローズは乳がんを発症します。乳房を切除する手術後の経過は良く、7年間はがんのことなど忘れて暮らすことができました。でも絵画の個展が大失敗した時にインフルエンザにかかり、咳がとまらないためにレントゲンを受けたら、肺にがんが見つかって、冷酷な医師から余命三か月を宣告されます。個展は開くなり失敗だとわかり、ローズはすぐにやめたいと言ったのに、アーサーが「それなりの投資をしたんだから(俺が金を出してるんだから)」という理由で会期終了まで閉じられなかったのです。ローズは「体も心もボロボロになった」と言っていました。そこから緩和ケアに移行し、7年間は風邪ひとつ引かなかったローズですが、ある夏にプロヴァンスの海辺で息が出来なくなり、首のがんが見つかります。この時もアーサーが海に行こうと誘っていました。

 修理工のラルフは、見た目は30代後半ぐらいで、本当の恋は1度しかしたことがないと言います。ローズの告白が吹き込まれたテープを全部聞いてしまったラルフは、よりローズに興味を持ち、真っ直ぐに接近してきます。ありのままの自分を見て、認めてくれるラルフに、ローズが惹かれるのは無理もありません。2人が偶然に出会い、少しずつ距離を縮めていくのがスリリング!特に無言の間(ま)が色っぽくて目が離せませんでした。とはいえ、よくある男女の恋愛関係ではなく、人間と人間が出会い、互いに慈しむ気持ちを交換し、育んでいく尊い過程を見ているようでした。

 ラルフともっと過ごしたいと思ったローズは滞在を1週間延長する決心をしますが、アーサーが迎えに来てしまい、そこにラルフもやってきて、3人が鉢合わせしてしまいます。まさかの展開…!現実と夢がぐちゃっとねじれた状態でこんがらがったような、一緒になってはいけないものが合体したような、非常に奇妙な、そしてスリリングな修羅場でした。アーサーの高貴な姿勢に比べると、ラルフはあまりに無骨です。論理的かつ紳士的に2人に接するアーサーの存在が、ローズとラルフの関係を現実社会にさらすことになり、崇高な愛が汚され、スキャンダラスで低俗な不倫へとおとしめられた瞬間でした。世界が激変しました。

 最後にローズは文字通り“飛ぶ”ことを選択します。タクシーを呼んで1人で空港に向かい、行先などかまわず飛行機に乗るのです。「私の体を切り刻むことなんてさせない。自分の歌を歌うために、“休暇”に出かける」とテープに録音を残して。隠遁生活の目的は、再び外科手術を受けるかどうかを自分で選択するための時間を持つことでした。静かに人生を振り返っている間に、ある人に出会い、事件が起こり、決断に至ったということになります。イプセン作『人形の家』のようでもありますよね。

 「リング(避妊具)をはずせばいい」というローズの友人からの助言は、「結婚指輪をはずせ」という意味にも受け取れて面白かったです。
 「ローズ、ローズって(簡単に私の)名前を呼ばないで」という気持ちは、『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』で愛する人の名前を口にできなかったイーヴと似ているように思いました。

 以下、C・デイ・ルイス「磁性の山」からラルフが引用した詩です。当日パンフレットより。

 …くつろぎなさい
 私の中で。しかしこの家には
 ひとつだけ、あなたが決して共有できない
 否定することも入ることもできない部屋があり
 そこでは、密室の中で蝋燭の炎が
 まっすぐ立つ尖塔の如く
 揺らぐことがないように、
 あたかも陰深き洞窟の中の
 炎の石筍(せきじゅん)のように、
 魂の総体が光に照らされ、闇の中を
 永遠にまっすぐ昇って行く。

第3回公演
出演:保坂知寿、加藤虎ノ介、永島敏行
作/ジョン・ハリソン 訳/水谷八也 演出/栗山民也 美術/長田佳代子 照明/沢田祐二 衣裳/前田文子 音響/斎藤美佐男 演出助手/泉千恵  舞台監督/福本伸生 製作/渡辺江美 チラシデザイン/伊藤理佳
【発売日】2014/03/24 一般6,500円 25歳以下3,000円
http://www.chijinkaishinsya.com/newproduction.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 13:28 | TrackBack

2014年05月09日

演劇集団 砂地『3 crock~河竹黙阿弥作「三人吉三廓初買」より~』05/09-12吉祥寺シアター

 演劇集団 砂地は船岩祐太さんが演出・代表をつとめる団体です。新作『3 crock』の上演時間は約2時間、休憩なし。

 6/11-15、6/18-22にワークショップオーディションを実施されます。⇒告知エントリー

 「CoRich舞台芸術まつり!2014春」審査員として拝見しました(⇒92本中の10本に選出 ⇒応募内容)。※レビューはCoRich舞台芸術!に書きます。下記にも後日転載します。※転載しました(2014/05/10)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『3 crock~河竹黙阿弥作「三人吉三廓初買」より~

 ≪あらすじ≫
 偶然、鉢合わせた3人の悪党。なんと全員が吉三(きちさ)という名前だった。兄弟の契りを交わした3人だが、親の代から続く因縁に取り込まれていく。
 ≪ここまで≫

 ■因縁に抗った末にたどり着いた一瞬の静寂

 ブラックボックスのほぼ何もない空間で照明を暗い目に徹底した、緊張感が張りつめる2時間でした。ロフトや奈落などの劇場機構を効果的に使っており、特に舞台奥の真っ黒な空間は廃墟、闇社会、死後の世界、ダークマター(暗黒物質)などを連想させ、意味の上でも奥行きのある劇空間になっていました。

 有名な歌舞伎作品を近未来(?)を舞台に翻案し、現代服を着た俳優が現代の言葉遣いで語り、今どきの日本人の身体で演技をするストレート・プレイです。複雑極まりない人間ドラマを2時間の群像劇に収めるのは、作劇の手腕が試されるところだと思います。私の場合、『三人吉三』はコクーン歌舞伎しか拝見していないのですが、登場人物の背景を記憶で補うことができたので、物語の理解の助けになりました。何も知らない観客には少々難解だったんじゃないかと思います。これからご覧になる方はあらすじ等を頭に入れておくといいかもしれません。

 悪党3人とその親類などが、知らずに手を染めた悪事の連鎖に翻弄されていく因果応報の物語ですが、人々の間に起こるドラマをじっくり見せるというよりは、世界や運命といった大きなものに対して抗う姿を強調する演出だったように思います。セリフは怒号で発っせられることが多く、登場人物それぞれが世界全体に向けて、不器用ながらも命がけで怒りをぶちまけているようでした。話し合う相手がいる場面でも、自分から強い意志を発しておきながら、相手からは受け取らないので、一方通行のすれ違いが累々と積み重なっていきます。私は人間同士の細やかな交流を観たいタイプの観客なので、物足りなさも感じてはいましたが、最後に3人の吉三がある境地に達した時は、こうなるべくして訪れた結末であることをスっと受け入れて納得できました。

 ネタバレになるので詳細は後述しますが、ライブ感のあるシャープな空間づくりに独特の感性が感じられ、作品の芯となる強いイメージを最後まで貫くのは、作・演出の船岩さんの個性だと思いました。船岩さんが古典戯曲を翻案せずに演出されるのを、いつか観てみたいと思いました。

 当日パンフレットの表紙に文字だけの人物相関図がありましたが、もっと詳しいものが欲しかったです。出演者の写真とプロフィールはあるのに、演じる役名が載っていなかったのも残念でした。舞台が暗いので顔の判別がつきづらいから、特にそう感じたのだと思います。※役名は帰宅してから公式ブログ等をたどって調べました。

 ここからネタバレします。

 素手もしくは拳銃、刀、ジュラルミンケースを持って戦うアクションは、最初にお坊吉三とお嬢吉三の2人が見せてくれましたが、難易度の高いアクションに挑戦されていたせいか、目指す完成度に届いていないようでした。観客に「完成度が低い」という印象を与えてしまうよりは、たとえばスローモーションやストップモーションを加えたり、思いきった抽象性を持たせたりして、俳優の錬度に合わせた見え方を目指してもいいのではないかと思いました。和尚吉三を演じる小野健太郎さんが加わったことで、一気に見栄えのするアクションになってホっとしました。

 ステージは面側と奥側に分かれており、2つの部分をくっきりと区別するように、床には舞台の上下(かみしも)を横切る大きな穴が開いていました。穴の下に水が仕込まれていたのか、場面によっては照明の光が反射して劇場の壁に揺れる水面が映ります。和尚吉三の父・伝吉が水死体を引き上げていることや、伝吉の妻が赤ん坊とともに川に身投げしたこと、他にも三途の川や津波などのイメージも反映されているのだろうと思いました。

 穴の一部分には、面側と奥側とをつなぐ橋のような板が掛かっていて、登場人物はその上を歩いて移動します。面側で殺された人物が、ゆっくりとその橋を渡って奥側へと移動すると、死者になるのです。死者が生前と変わらない状態で生者に語りかける場面がとても面白かったです。特に伝吉(高川裕也)が自分の罪について語る演技が印象に残っています。奥側に居る伝吉に照明が当たり続けるのも、彼から生じた因縁を強調していて効果的でした。

 兄弟の契りを交わしたけれど、お互いがお互いの仇であると知った3人の吉三は、警察の追っ手も迫る絶体絶命の状況で、それぞれに銃口を向け合います。しかし、帰る場所もなければ目指す場所もなく、今からどうしたらいいのかもわからないという境地にたどり着き、3人はとりあえず銃を下ろしました。何かを探し求めてひたすら前進してきた3人が、全ての因縁と罪に気づいて“ゼロ”になり、ともに立ち止まった瞬間だと信じられました。思えばあの時だけ、人間同士の純粋な交流があったのかもしれません。感動的な刹那だったと思います。その後、警察がやってきて3人は再び銃を向け、撃ち合って死んでしまいます。それもまた至極自然な結末だと思えました。

 小さなろうそくの火を使った演出が良かったです。真っ黒な空間に灯る火がパーテーションの役割を果たしたり、死者を弔うための火にもなります。火で空間を分けることで結界を張っているようにも見えました。

No.10 「CoRich舞台芸術まつり!2014春」最終選考作品
【出演】和尚吉三:小野健太郎、お坊吉三:野々山貴之(俳優座)、お嬢吉三:とみやまあゆみ、十三郎:日下部そう、おとせ:中村梨那(DULL-CORORED POP)、八百屋久兵衛:NIWA(庭山智之・ワニモール)、木屋文里:浦川拓海(ラッパ屋)、一重:小瀧万梨子(青年団)、おしず:林愛子、長沼六郎:尾﨑宇内、和尚吉三の父・伝吉:高川裕也
原作:河竹黙阿弥 作・演出:船岩祐太 美術:松村あや 照明:松本大介(松本デザイン室) 音響:杉山碧(La Sens) 衣裳:正金彩(青年団) 擬闘:亀山ゆうみ 舞台監督:森山香緒梨 演出助手:浅井裕子 プロンプター:國松卓 宣伝美術:コンドウダイスケ 制作:河本三咲 プロデューサー:小池陽子 主催:演劇集団 砂地
★公演後アフタートークあり
5月10日 ゲスト:鈴木弘輝(社会学者)
5月11日 ゲスト:高川裕也(俳優)、小野健太郎(俳優)
【発売日】2014/03/23 全席指定席 一般:3800円 学生:3000円 当日:4000円
http://www.sunachi.net/?page_id=527

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2014年05月08日

【稽古場レポート】ZU々『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』05/07都内某所

 カナダ戯曲がとても好きな私は、『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』という公演の存在を知った時、また新しいカナダ戯曲に出会えることを嬉しく思っていました。この度、ご縁があって稽古場にお邪魔することができたので、稽古場レポートを書かせていただきます。
 ※カナダ戯曲の主なレビュー⇒
 ※今年11月にカナダの現代劇作家モーリス・パニッチ作『ご臨終』が新国立劇場で上演されます。⇒過去レビュー

 『クロードと一緒に』は1985年にフランス系カナダ人のルネ=ダニエル・デュボワさんが書かれた男4人芝居。本邦初演になります。ある殺人事件の犯人だと自称する若くて美しい男娼と、彼を取り調べる辣腕刑事が、互いの生き方や人間観をぶつけ合う濃密な会話劇です。カナダとイギリスで何度も再演され、1992年にはカナダで映画化され高い評価を得て、カンヌ国際映画祭の“ある視点”部門でも上映されました。

 通し稽古を拝見したところ…すごく面白かった!満足以上でした!!

 出演者のファンの方も、イケメン目当ての方も、BL好きの方も、私のようなストレート・プレイに目がないコアな演劇ファンの方も、そして劇評家の方々にもぜひご覧いただきたいです。この翻訳戯曲の本格上演は、観ておいて損はないと思います! ※私が拝見したのは稲葉友&伊達暁バージョンです。

 【写真↓左から:古川貴義(上演台本・演出/緑色のシャツ)、伊達暁(白いシャツ)、稲葉友(金髪)】
20140508_claude_1.jpg

 ↑戯曲の真意、核心をともに探り、それを形にしようと集中する稽古場でした。

 ●ZU々『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』公式サイト
  05/14-18青山円形劇場
  脚本:ルネ=ダニエル・デュボワ、翻訳:イザベル・ピロドー/三宅優
  上演台本・演出:古川貴義(箱庭円舞曲)
  主演(ダブルキャスト):相馬圭祐&伊藤陽佑/稲葉友&伊達暁
  前売り5,950円 当日6,850円 学生3,900円
  ※R-15と同程度の性的描写があるため15歳未満の入場不可。
  ★当日料金が高いので前売りがオススメ!

 ⇒CoRich舞台芸術!『クロードと一緒に』※5/12までチケプレ実施中!
 ⇒「“アメーバスタジオ"特典ブロマイド付チケット」予約フォーム

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 1967年7月5日、月曜午前10時。

 カナダ、モントリオール、裁判長の執務室。
 容疑、殺人。

 自首してきた若い男娼。
 外には大勢のマスコミ。
 刑事の取調べは36時間を超えた。

 真実だけが、見付からない。
 ≪ここまで≫

 夢も希望も持てない泥まみれの現実を見据えながら、この上なくロマンティックに愛を謳い、人間を賛美する。カナダ戯曲の懐の深さ、高潔さを存分に味わうことができました。世界に自分の居場所がないと思っていたり、過酷な状況に追いやられている人々の悲しい人生を、生々しく、荒々しく描く中、澄んだ湧き水のように清らかな慈しみの感情が、こんこんと溢れ出して空間を満たしていきました。
 
 翻訳も担当されたプロデューサーの三宅優さんは、1991年にロンドンの小さな劇場でこの作品と出会われました。あまりに感動したため、英語版の戯曲を探して10か所以上の古書店を歩き回ったそうです(その時は見つからなかったとのこと)。長い年月を経て、「私がもう一度、見たい、友達に見せたい」というシンプルな思いを貫き、今回の上演にこぎ着けられました。
 私自身も「自分が観て面白かった舞台を、より多くの人に観てもらいたい」という思いで、ブログやメルマガで情報発信していますので、勝手ながら三宅さんにとても共感しています。そして通し稽古を拝見した今、三宅さんに心から感謝したい気持ちです。

 【写真↓左から:稲葉友、伊達暁】
20140508_claude_2.jpg

 今公演はダブルキャストで、私は稲葉友さん(男娼役)と伊達暁さん(刑事役)が主演するバージョンの通し稽古を拝見しました。
 刑事が男娼を追い詰める密室での取り調べは、いわゆるクライム・サスペンスの王道の面白さ!じりじりと真相に近づいては遠ざかり、息をつかせない緊迫感があります。刑事役の伊達さんが繰り出す挑発的なセリフはリズミカルで小気味よく、緩急を駆使した駆け引きに、思わずニヤリとさせられました。冷徹な刑事でありながら、社会から爪はじきにされた弱き若者に真っ直ぐに問いかける声には、大人の包容力も感じられました。

 【写真↓左から:伊達暁、稲葉友】
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 自分から出頭したものの、男娼は36時間取り調べられっぱなしで疲労困憊。一方、刑事もマスコミ、被害者家族、省庁のお偉いさん達に囲まれて四面楚歌です。極限状態に追い詰められた2人はお互いに本気で本音を語りますが、住む世界も、人生の意味も異なる2人の言葉は、絶望的に通じません。

 男娼を演じる稲葉さんに、すっかり魅せられてしまいました!もちろん演出の古川貴義さんのお力もあると思いますが、戯曲の意味を咀嚼し、セリフを細かく分析したのであろう、嘘や漏れのない瑞々しい演技をされていました。これだけ演じられて、まさか21歳とは!通し稽古後のダメ出しの時、稲葉さんは古川さんの指摘、提案をまるでスポンジが瞬時に水を吸収するように、素直に聞いていらっしゃいました。とはいえ鵜呑みするばかりではなく、自分の演技の根拠についてもサラリと説明されていました。いつか稲葉さんが古典戯曲の主役(ハムレット、ロミオ、トレープレフなど)を演じるのを見たいと思いました。

 【写真↓左から:井上裕朗(速記者)、鈴木ハルニ(警護官)】
20140508_claude_4.jpg

 井上裕朗さん演じる速記者は刑事の右腕的存在です。デキる男2人の丁々発止のやりとりには刑事ドラマの醍醐味があり、一呼吸ごとに物語に引き込んでくれます。速記者は密室のドアを開けて外部から事件を運んでくるので、登場する度に異変を起こす存在です。
 鈴木ハルニさんはコミカルな警護官。大げさでなく、出てくるだけで笑わせてくださいました。本当に顔を見ただけで笑っちゃうんです(笑)。狙いをはずさないコミック・リリーフは実力の証だと思います。

 堂々巡りの取り調べにもタイムリミットが迫り、自分の名前も殺した男の名前も口にせず、「言葉じゃ表現できない」と繰り返していた男娼が、とうとう語り出しした事件の真相とは…。
 言葉にすると陳腐になってしまう、文章にするとこぼれ落ちてしまう、誰かに伝えると嘘になってしまう、そんな目に見えない、手につかめないものをあらわす術はあるのでしょうか? 『クロードと一緒に』の最後の場面には、不可能を可能にする演劇のマジックがありました。言葉と声と体と、そして心で、真実をあらわすことができるのだと信じられました。

 演出の古川さんは上演台本も手がけられており、稽古の間にセリフを変更することも厭いません。俳優さんにアイデアを投げかけ、互いに意見を出し合う柔軟なコミュニケーションがありました。キャスト、スタッフが戯曲に敬意をささげて、戯曲を中心にそれぞれの役割を果たしていくような、自発性と結束力がいいバランスを取っている稽古場でした。

 ⇒チケット予約はこちら

 ここからネタバレします。ご覧になる前には読まないでください!

 "Being at home with Claude"という英語のタイトルは、日本語に直訳すると「クロードと一緒に家にいること」になります、"at home"は「くつろぐ」「故郷にいる」という意味にもなりますね。「クロードと一緒に」という日本語のタイトルも、読めば読むほどこみあげてくるものがあります。「クロードと一緒に居る」「クロードと一緒にイク」「クロードと一緒になる」「クロードと一緒に生まれる」…。


出演:相馬圭祐・伊藤陽佑、稲葉友・伊達暁、井上裕朗、鈴木ハルニ
脚本:ルネ―ダニエル・デュボワ、翻訳:イザベル・ピロドー/三宅優 上演台本・演出:古川貴義 美術:稲田美智子 照明:工藤雅弘 音楽:水永達也 音響:岡田悠 衣裳:山中麻耶 ヘアメイク:大宝みゆき 演出助手:村田鈴夢 舞台監督:鳥養友美 宣伝美術:[図案]デザイン太陽と雲 [WEB]堀田弘明 宣伝写真:武島銀雅 宣伝ヘアメイク:KAZU 制作:小野塚央 宣伝協力:和田谷洋子 キャラクターイメージ監修:小出みえこ 後援:カナダ大使館 ケベック州政府在日事務所 プロデュース:ZU々
【発売日】2014/04/19 前売り5,950円(税込)  当日6,850円(税込)  学生3,900円(税込)(チケットぴあのみにて取扱い。当日引き換え券。要学生証提示。)  ダブルキャスト観劇割引:○☆の両キャストの舞台をご覧になる方には、2度目の観劇の入場時、1度目の観劇のチケット半券をお持ち頂ければ、1000円のキャッシュバックあり。
http://www.zuu24.com/withclaude/index.html


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:18 | TrackBack

2014年05月06日

【俳優育成講座】Cucumber「私流俳優育成講座“土田英生・20代の俳優100人と出会う”参加者募集」※東京6/2〆切、広島・北九州・伊丹7/28〆切、長久手8/18〆切(郵送またはメール)

 MONOの土田英生さんが“20代の俳優100人と出会う”俳優育成講座を開催されます。詳細は公式サイトでご確認ください。

 ●私流俳優育成講座“土田英生・20代の俳優100人と出会う”
 [応募資格]19歳以上、30歳未満の俳優(自分は俳優だと考えている方)で、土田英生と舞台を創りたいと考える方。
 [受講料]一回 1,000円 

 ■東京 (全12回)
  2014年7月3日(木)-10月26日(日)
  〆切:6月2日(月)
  ※東京は全12回の通しプログラムで、基本的にすべての回に参加できる方が対象
 ■広島 (全1回)
  2014年8月17日(日) 14:00-17:00
  〆切:7月28日(月)
 ■北九州 (全2回)
  2014年8月22日(金)・23日(土)
  〆切:7月28日(月)
 ■伊丹 (全3回)
  2014年8月28日(木)-30日(土)
  〆切:7月28日(月)
 ■長久手 (全2回)
  2014年9月9日(火)・10日(水)
  〆切:8月18日(月) 必着

Posted by shinobu at 00:43 | TrackBack

【オーディション】「舞台『ジャンヌ・ダルク』エキストラキャスト100名募集」※5/30〆切(郵送のみ)

 今年の10月~11月に東京、大阪、横浜で公演される舞台『ジャンヌ・ダルク』のエキストラキャスト100名募集情報です。詳細は公式サイトでご確認ください。

 『ジャンヌ・ダルク』の初演は2010年。主演は堀北真希さんでした。今回の主演は有村架純さんで、初舞台になるそうです。

 ■舞台『ジャンヌ・ダルク』
  出演:有村架純(ジャンヌ・ダルク役)、東山紀之(シャルル7世役)、他
  脚本:中島かずき(劇団☆新感線) 演出:白井晃
 ・エキストラキャスト100名募集
  応募締切り:5月30日(金)郵送必着
  オーディション日程:6/27(金)、28(土)、29(日)

■舞台『ジャンヌ・ダルク』エキストラキャスト100名募集 ※公式サイトより

・応募資格:
18歳以上40歳くらいまでの男性。身長や体重の制限なし。
6/27(金)、28(土)、29(日)のオーディションに参加可能な方。
8月中旬以降の稽古、10/7(火)~11/24(月)の東京(赤坂ACTシアター)・大阪(オリックス劇場)・神奈川(KAAT神奈川芸術劇場)公演に全日程参加出来る方。

・条件等:
出演料 1ステージ2,000円 東京・大阪・神奈川で全31公演を予定
稽古期間中の交通費を一部支給

・応募方法:
専用の応募用紙(PDF)に必要事項を記入し、82円の切手を貼付けした返信用封筒を同封の上、 応募先までお送り下さい。
※公式サイトにて【応募用紙(PDF)をダウンロードする】をクリックすると、申込書がPDFファイル形式(.pdf)でダウンロードされます。

・応募先:
〒151-8799 渋谷区西原1-42-2代々木郵便局留め
プラグマックス&エンタテインメント内「ジャンヌ・ダルク」オーディション係

・締切:2014年5月30日(金)必着

・お問い合わせ:プラグマックス&エンタテインメント 03-6276-8443(平日11時~18時)


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 00:27 | TrackBack

【ワークショップ・オーディション】LAUSU+空想組曲「『眠れない羊』出演者ワークショップオーディション」※5/20〆切(先着順で定員になり次第〆切)

 川田希さんと吉田隆太さんのプロデュースユニットLAUSU(ラウス)と、ほさかようさんの作品を上演する空想組曲が、12月公演『眠れない羊』の出演者募集を兼ねたワークショップオーディションを実施します。以下は団体よりいただいた情報です。

 参加資格は18歳以上35歳までのプロの俳優又はプロを目指している俳優(男性のみ)。詳細は公式サイトでご確認ください。⇒CoRich舞台芸術!の掲示板

 ●LAUSU+空想組曲『眠れない羊』
  作・演出:ほさかよう(空想組曲)
  公演期間:2014年12月上旬~中旬、12月22日~24日まで地方公演あり
 ・ワークショップオーディション開催日:
  5月24日(土)①12時~16時/②17時30分~21時30分
  5月25日(日)③12時~16時/④17時30分~21時30分
  参加費:各回3,000円(税込)
  講師:ほさかよう

●LAUSU+空想組曲
『眠れない羊』出演者ワークショップオーディション

2014年12月に上演予定の『眠れない羊』の一部出演者を募集いたします。
オーディションは、『眠れない羊』で作・演出を務めるほさかようのワークショップ形式で行います。

【『眠れない羊』概要】

公演期間:2014年12月上旬~中旬、12月22日~24日まで地方公演あり

稽古期間:2014年11月上旬~
作・演出:ほさかよう(空想組曲)
出演者:廣川三憲(ナイロン100℃)、川村進(無名塾)、森下亮(クロムモリブデン)、二瓶拓也(花組芝居)他

開催日:
2014年
5月24日(土)①12時~16時/②17時30分~21時30分
5月25日(日)③12時~16時/④17時30分~21時30分

参加資格:男性のみ。18歳以上35歳までのプロの俳優又はプロを目指している俳優

参加費:各回3,000円(税込)

※LAUSU vol.1『青年Kの矜持』(5月14日~18日@俳優座劇場)の半券をお持ちの方は、参加費が1,000円になります。

応募期間:2014年5月6日(火)~5月20日(火) 先着順、定員になり次第〆切。

応募方法:
lausu.nr(アットマーク)gmail.comまで、必要事項を明記の上、バストショット(上半身写真)を添付しお送りください。

必要事項
【1】氏名
【2】フリガナ
【3】所属先(フリーの場合は「フリー」とご記入ください。
【4】オーディション日に連絡の取れる電話番号
【5】メールアドレス
【6】身長・体重・血液型
【7】経歴
【8】LAUSU vol.1『青年Kの矜持』観劇予定 ありor なし
【9】オーディション参加希望日時
【10】備考 ※特に明記が必要ない方は記入しなくて結構です。

LAUSUホームページ
http://lausu.jp/


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 00:12 | TrackBack

2014年05月04日

シス・カンパニー『ロンサム・ウエスト』05/03-06/01新国立劇場小劇場

 小川絵梨子さん翻訳・演出によるマーティン・マクドナー戯曲の上演です。『ロンサム・ウエスト』は1997年にアイルランドで初演。堤真一さんと瑛太さんが兄弟を演じます。

 2014年5月4日13時の回を拝見。レビューは2017/11/29に公開しました。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
物語は、コールマン(堤真一)とヴァレン(瑛太)のコナー兄弟、ウェルシュ神父(北村有起哉)、ガーリーン(木下あかり)という少女の4人だけの登場人物で展開。 アイルランドの西の涯の田舎村リーナンに住むコナー兄弟が、父親の葬儀を終えてウェルシュ神父と共に戻った場面から始まる。この兄弟はどちらも独身で、とにかく仲が悪い。それも食べ物や酒のことなど些細なことが発端で壮絶な喧嘩を繰り返している。この地に派遣され、まだ村の生活や人々になじめない神父は、おろおろするばかりで仲裁さえできない始末。
しかも、父親の死にも平然としている兄弟どころか、この村には、ほかにも肉親殺しがいるという噂…。
神父は村の殺伐とした現状に何もできない自分の無力さを嘆き、何かというと酒を手にするようになり、今ではすっかりアル中気味。
そんな救いがたい男性たちに対し、ガーリーンという少女は酒の密売で稼ぐしっかり者の17歳。可愛らしい容姿なのだが、言動はがさつであばずれ風で、何かと気弱な神父をからかったり、つっかかったりしながら神父にまとわりついている。
やがて、この最果ての地で、ウェルシュ神父は、ある決意を秘めた手紙をガーリーンに託す。
コナー兄弟のもとへと届けられたウェルシュ神父の決意は、このどうしようもない兄弟の胸に届くのだろうか・・・・。
 ≪ここまで≫

 ここからネタバレします。

 ヴァレン(瑛太)が集めているマリア像のコレクションを、コールマン(堤真一)がオーブンで焼いてしまいます。そのオーブンもヴァレンの所有物という皮肉さ。ウェルシュ神父(北村有起哉)の独白がきれい。
 銃が上なのか、マリア像が上なのかと考えさせる舞台美術も良かったです。

出演:堤真一、瑛太、北村有起哉、木下あかり
作:マーティン・マクドナー
翻訳・演出:小川絵梨子
美術:二村周作
照明:小川幾雄
音響:加藤温
衣装:伊賀大介
ヘアメイク:宮内宏明
舞台監督:瀬崎将孝
プロデューサー:北村明子
企画・製作:シス・カンパニー
【一般前売開始】 2014年 3月30日(日)
【料 金(全席指定・税込)】 S席:¥7,500税込  A席:¥4,500税込
http://www.siscompany.com/west/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:14 | TrackBack

2014年05月01日

【稽古場情報】水天宮ピット「小スタジオ1、2、3『2014年10月~2015年3月使用期間分』選考申込受付中」※05/31〆切(郵送 or 持参)

 東京芸術劇場が運営する稽古場「水天宮ピット」が小スタジオ1・2・3について(⇒フロアアガイド)、2014年10月~2015年3月の選考申込を受け付けています(⇒前回の告知エントリー)。

 以下、稽古場からいただいた情報です。小スタジオ3は広くはないですが、水天宮ピットの中でも格安で、利用料金は制作室付きで1日2,000円(8日以上なら長期割引あり)です。芸術団体の皆さん、どうぞご検討ください。

 ●水天宮ピット「H26年度上半期の小スタジオ選考申込」
  選考受付期間:2014年5月1日(木)~5月31(土)※当日消印有効
  ⇒利用料金
  ⇒2010年・無料使用感想レポート(PDF)

■H26年度下半期の小スタジオ選考申込開始

H26年度下半期の小スタジオ選考申込開始のお知らせです。

小スタジオ1または2をご希望の場合は、申請書類の使用希望スタジオ欄に【小スタジオ】、
小スタジオ3をご希望の場合は【小スタジオ3】と必ず明記してください。
※小スタジオ3は小スタジオ1・2と仕様が異なりますので、ホームページにて事前にご確認ください。

◎選考受付期間:2014年5月1日(木)~5月31(土)※当日消印有効

◎使用期間:2014年10月1日(水)~2015年3月31日(火)

◎応募方法
  下記のURLから使用申請書と使用計画書をダウンロードし、ご記入ください。
  選考申込には、登録申請団体が主催した過去の公演チラシ(過去の活動実績)の提出が必要です。
  ※団体登録をしていない場合は、団体登録申請書との同時提出が可能です。
  ※各様式は水天宮ピット窓口でも配布しています。
  
ダウンロードURL
  『団体登録申請書』 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/entry.doc(Word)
  『使用申請書』→http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/shinsei.doc(Word)
  『使用計画書』→http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/plan.doc(Word)

  記入例:必ず記入例をご参照ください。
  『団体登録申請書』 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/entry_ex.pdf(PDF)
  『使用申請書』記入例 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/shinsei_ex.pdf (PDF)
  『使用計画書』記入例 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/plan_ex.pdf (PDF)
ご記入いただいた書類は、水天宮ピットの窓口・または郵送にて受付致します。

 ◎提出先
  〒103-0015 
   東京都中央区日本橋箱崎町18-14 
水天宮ピット
   TEL:03-6661-6901


※正確な情報は公式サイト等でご確認ください。

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メルマガ 2014年05月のお薦め舞台

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お薦めお芝居をご紹介しています

 2014年5月のお薦め舞台10本+αをご紹介します。

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 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 119    2014.05.01  2,079部 発行

┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ http://www.shinobu-review.jp/

   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ◎ゴールデンウィークは、あるミッションにどっぷり浸かり中です。
  そして静岡の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2014」↓に通っています!
   http://www.spac.or.jp/14_fujinokuni.html

    舞台には、あなたの心を揺さぶり、
      人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください♪

 ◎メルマガのバックナンバー↓は全て公開しています。
   http://archive.mag2.com/0000134861/index.html

 ◎facebookページ↓でブログ更新を報告しています。
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○○ 今回のもくじ
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 ◆1【今月のお薦め10本+α】
   
   ◎No.1→シス・カンパニー『ロンサム・ウエスト』
       05/03-06/01新国立劇場小劇場
       http://www.siscompany.com/west/

 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→新国立劇場演劇『マニラ瑞穂記』
       04/03-20新国立劇場小劇場
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0409162931.html

 ◆3【一人芝居を観て、俳優と演劇の力を味わう】

   ◎「観てみたい!」と思った一人芝居を4作品ご紹介いたします。

 ◆4【「CoRich舞台芸術まつり!2014春」最終選考中! 】

   ◎先月は1作品鑑賞しました。今月は4作品です。
    http://stage.corich.jp/festival2014/result.php

 ◆5【編集後記】

   ◎子供と一緒に楽しむTACT/FESTが今年も東京芸術劇場で開催♪
    http://www.geigeki.jp/performance/theater051/theater051-1/

 ◆6【このメルマガについての注意事項(毎月同じ内容です)】

   ◎はじめての方はどうぞお読みくださいね♪

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆1 【今月のお薦め10本+α】
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 ▽★印がいちおし公演です(3本)。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/企画製作・『題名』・日程・会場・価格・URL
 ▽座種の記述がない公演は全席指定。
 ※間違いがあるかもしれません。最新情報や詳細は公式サイトでご確認を。


★1.シス・カンパニー『ロンサム・ウエスト』
  05/03-06/01新国立劇場小劇場
  ☆出演:堤真一、瑛太、北村有起哉、木下あかり
   脚本:マーティン・マクドナー 翻訳・演出:小川絵梨子
   S席:7500円 A席:4500円
    http://www.siscompany.com/west/
   どうやらプレイガイドでは全席完売。当日券のご案内↓
    http://www.siscompany.com/west/ticket.htm
   
  ●お薦めポイント●
   小川絵梨子さんが『ピローマン』↓に続きマクドナー戯曲を翻訳・演出。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0321162151.html
   『ロンサム~』は森新太郎さん演出版↓がすごく面白かったんです。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/1008183831.html
   堤真一さんと瑛太さんがどうしようもないダメ兄弟を演じるんですね。
   きっとどん底の暗がりの世界で、笑い泣きさせてくれると思います。
   私が小川さんのワークショップに参加したレポート↓です。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0323153308.html


2.劇団青年座『見よ、飛行機の高く飛べるを』
  05/10-18本多劇場
  ☆出演:藤夏子、片岡富枝、遠藤好、黒崎照、小暮智美、髙橋幸子、
    尾身美詞、安藤瞳、橘あんり、田上唯、坂寄奈津伎、平尾仁、
    井上智之、石母田史朗、山崎秀樹(崎は違う字)、田島俊弥
   脚本:永井愛 演出:黒岩亮
   一般5,500円 学生3,500円
    http://seinenza.com/performance/public/210.html
   ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=54199
   『見よ~』は明治末期の女子師範学校を舞台にした永井愛さんの戯曲。
   1997年に青年座に書き下ろされて以来、いろんな団体で上演され
   続けている、とても面白い作品です。過去レビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2003/0123231741.html
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/1102010428.html
   青年座の次代を担う若い女優さんたちの雄姿を目撃したいです。


3.地人会新社『Holidays 休暇』
  05/10-06/01赤坂RED/THEATER
  ☆出演:保坂知寿、加藤虎ノ介、永島敏行
   脚本:ジョン・ハリソン 訳:水谷八也 演出:栗山民也
   一般6,500円 25歳以下3,000円
    http://www.chijinkaishinsya.com/newproduction.html
   200席未満の小劇場で、英国の3人芝居を栗山民也さんが演出されます。
   本邦初演。乳がんに侵された女性のお話というと、2002年に
   草笛光子さんが主演された『W;t(ウィット)』↓を思い出します。
    http://www.parco-play.com/web/play/wit/


4.ZU々『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』
  05/14-18青山円形劇場
  ☆出演:相馬圭祐&伊藤陽佑(A)、稲葉友&伊達暁(B)、
    井上裕朗、鈴木ハルニ ※A、Bのダブルキャスト
   脚本:ルネ―ダニエル・デュボワ、翻訳:イザベル・ピロドー/三宅優
   上演台本・演出:古川貴義(箱庭円舞曲)
   前売り5,950円 当日6,850円 学生 3,900円 
   ダブルキャスト観劇割引:1度目の観劇のチケット半券持参で
   2度目(異なるキャスト)は1000円のキャッシュバックあり。
   ※R-15と同程度の性的描写があるため15歳未満の入場不可。
    http://www.zuu24.com/withclaude/index.html
   カナダ戯曲を古川貴義さんが演出。上演台本も手掛けられます。
   一人の男娼を巡るスリリングな会話劇↓とのこと。
    http://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/blnews/no/5119/
   4人芝居で円形劇場をどう使ってくれるのかも見どころですね。


5.新国立劇場演劇『テンペスト』
  05/15-06/01新国立劇場中劇場
  ☆出演:古谷一行、高野志穂、羽場裕一、伊礼彼方、野間口徹、
    櫻井章喜、碓井将大、河内大和、山野史人、田山涼成、長谷川初範、
    原金太郎、大林洋平、近藤隼、平良あきら、林浩太郎、野坂弘、
    依田朋子、福島彩子、酒井幸菜
   脚本:シェイクスピア 翻訳:松岡和子 演出:白井晃
   S席7,560円 A席5,400円 B席3,240円 Z席1,620円
    http://www.nntt.jac.go.jp/play/tempest/
   シェイクスピア晩年の代表作を白井晃さんが演出。
   新国立劇場でのシェイクスピアというと『夏の夜の夢』↓ですよね。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0610222954.html
   白井演出でまた名作が生まれて欲しいと思います。『テンペスト』と
   いえば、ジョン・カサヴェテス出演の映画↓も面白かったな~。
    http://uraracat.exblog.jp/11672563/


6.演劇集団円『錬金術師』
  05/20-06/01東京芸術劇場シアターウエスト
  ☆出演:橋爪功 金田明夫 高間智子 藤田宗久 竹本純平 伊藤昌一
    上杉陽一 谷川清美 渡辺穣 朴ろ美(ろは王へんに路) 本多新也 
    吉澤宙彦 池亀未紘 戎哲史 石黒光 平野潤也 深見由真
   原作=ベン・ジョンソン 翻訳=安西徹雄
   上演台本・演出=鈴木勝秀
   一般5800円 学生3800円 ペアチケット10000円(2枚1組)
    http://www.en21.co.jp/renkinjutusi.html
   橋爪功さんはじめ演劇集団円の俳優が多数出演する小劇場公演。
   シェイクスピアと同時代の劇作家・詩人であるベン・ジョンソン作
   『錬金術師』↓を鈴木勝秀さんが演出されます。
    http://www.papy.co.jp/act/books/1-9138/
   上演台本がどうなるのかにも興味があります。


★7.世田谷パブリックシアター『THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー』
  05/20-06/08世田谷パブリックシアター
  ≪東京、兵庫、新潟、愛知、滋賀≫
  ☆出演:内野聖陽、浦井健治、成河、明星真由美、町田マリー、
      黒田大輔、小林勝也
   脚本:リチャード・ビーン 翻訳:小田島恒志 演出:森新太郎
   一般S席7,500円/A席5,500円 高校生以下とU24は一般料金半額
   劇場会員、区民割引などあり
    http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/05/the_big_fellah.html
   1972年から30年に渡る男たちのドラマ。NYを舞台にIRAの活動家たち
   が登場する民族紛争がテーマの英国戯曲です。内野聖陽さんら豪華キャスト。
   演出は読売演劇大賞で最優秀演出家賞と大賞を受賞された森新太郎さん。
   1階席完売。公式ツイッター:https://twitter.com/BigFellahSePT


★8.イキウメ『関数ドミノ』
  05/25-06/15シアタートラム
  ≪東京、大阪、新潟≫
  ☆出演:浜田信也、安井順平、伊勢佳世、盛隆二、岩本幸子、森下創、
      大窪人衛、新倉ケンタ、吉田蒼
   脚本・演出:前川知大
   前売4,200円 当日4,400円
   ※5/25(日)プレビュー公演3,800円(前売・当日共通)
    http://www.ikiume.jp/kouengaiyou.html
   シアターコクーンで7月に上演される『太陽2068』↓も話題の
    http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_taiyo/index.html
   前川知大さん率いる人気劇団イキウメの3地域ツアーです。
   『関数ドミノ』はこれまでに2度上演されています。詳しい戯曲紹介↓
    http://www.performingarts.jp/J/play/0907/1.html
   今回も脚本改訂されるようです↓
    https://twitter.com/TomoMaekawa/status/456654729955663872
   2009年版のレビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0509105251.html


9.DULL-COLORED POP番外公演『プルーフ/証明』
  05/28-06/04サンモールスタジオ
  ☆出演:百花亜希、山本匠馬、遠野あすか、大家仁志
   脚本:デヴィット・オーバーン 翻訳・演出:谷賢一
   4,000円
    http://www.dcpop.org/stage/next.html ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=54134
   オーバーン作『proof』はピュリッツァー賞を受賞した4人芝居。
   アメリカで映画化↓もされています。
    http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id323363/
   日本では特に小劇場で何度も上演されている人気戯曲です。
   谷さんが演出されるのは3度目。2009年の同じ劇場公演のレビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/1009145438.html
   下方で紹介する風琴工房版と見比べると、さらに面白いと思います。
   谷さんは翻訳家としても活躍されており、6月に上演される
   デヴィッド・ルヴォー演出『昔の日々』↓の翻訳も担当されます。
    http://www.playnote.net/archives/002697.html


10.文学座アトリエの会『信じる機械-The Faith Machine-』
  05/28-06/11文学座アトリエ
  ☆出演:川辺久造、大場泰正、鍛治直人、亀田佳明、金沢映子、
      松岡依都美、永川友里、大和田梓
   脚本:アレクシ・ケイ・キャンベル 訳:広田敦郎 演出:上村聡史
   一般前売4000円 一般当日4300円 ユースチケット(25歳以下)2500円
    http://www.bungakuza.com/faith/index.html
   英国戯曲を上村聡史さんが演出。上村さん演出作のレビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0223172337.html
   キャンベルさんは元俳優でゲイであることを公表されており、
   2012年に上演された『プライド』↓がすごく面白かったです。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0429164046.html


 ★★★────────────────────────────── 
  前売3000円台の気になる作品を4本ご紹介します。
   (上述の高額公演10本中にも、席種・日程により格安券あり)
 ──────────────────────────────★★★

【1】渡辺源四郎商店『エレクトリックおばあちゃん』
  05/03-06ザ・スズナリ
  ≪青森、東京≫
  ☆出演:工藤由佳子、三上晴佳、山上由美子、工藤良平、夏井澪菜、
    奥崎愛野、佐藤宏之、斉藤千恵子、北魚昭次郎、木谷勇太、近藤強
   脚本・演出:畑澤聖悟
   一般予約3,000円 一般当日3,300円 学生予約2,000円 学生当日2,300円
   高校生以下無料(要予約) ※事前予約のない高校生以下は当日500円。
   セット券:エレクトリックおばあちゃん+NOODLES)4,300円
    http://www.nabegen.com/erebaa/index.html
   ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=54212
   青森が拠点の劇団、渡辺源四郎商店の新作。作・演出の畑澤聖悟さん↓は
    http://www.nabegen.com/profile.html
   高校演劇界では知らない人はいないであろう演劇部顧問の先生で、
   有名劇団への戯曲提供も多く、戯曲賞にも複数回ノミネートされています。
   『イタコ探偵工藤よしこの事件簿』↓は昨年の私の観劇ベスト10入り。
    http://www.nabegen.com/itako/index.html
   劇場でDVDの販売もあると思いますので、ぜひ過去公演もご覧ください。


【2】パラドックス定数『昭和レストレイション』
  05/16-25三鷹市芸術文化センター 星のホール
  ☆出演:植村宏司 西原誠吾 井内勇希 生津徹 堀靖明 小野ゆたか 近藤芳正
   脚本・演出:野木萌葱
   全席自由 日時指定・整理番号付
   【劇場会員】前売2,500円・当日2,700円 
   【一般】前売3,000円・当日3,200円
   【高校生以下】 前売・当日とも1,000円
    http://www.pdx-c.com/?cat=4
   野木萌葱さんが作・演出されるパラドックス定数は、男優のみの骨太な
   作風。二・二六事件を題材にした新作に、近藤芳正さんが客演。


【3】SPIC×RoMT『ゴーストシティ』
  (せんだい舞台芸術復興支援センター×青年団リンクRoMT)
  05/22-28こまばアゴラ劇場
  ≪仙台、東京≫
  ☆出演:伊藤毅、太田宏、菊池佳南、李そじん、瀧原弘子、原西忠佑、
      村岡佳奈、渡邉時生
   脚本:ギャリー・オーウェン 翻訳:小畑克典 演出:田野邦彦
   日時指定・全席自由 予約・前売3000円  当日3500円 
   ユース(25歳以下)1500円 シニア(60歳以上)1500円 高校生以下1000円
    http://www.romt.org/?page_id=35
   ウェールズの劇作家オーウェンの戯曲を田野邦彦さんが演出。
   仙台での滞在制作です。ハイクオリティーの小劇場演劇になる予感。


【4】風琴工房『proof-証明-』
  05/27-06/01 SHIBAURA HOUSE 5階
  ☆出演:佐藤誓、清水穂奈美、金丸慎太郎、李千鶴
   脚本:デヴィッド・オーバーン 翻訳・演出:詩森ろぱ
   一般前売3,300円 一般当日3,500円  障害1,500円(前売・当日共)
   学生当日1,500円 はじめて割3,300円(1公演3組6名限定)
    http://windyharp.org/proof/ ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=54767
   上方でもご紹介した『proof』の風琴工房公演です。
   詩森ろぱさんが翻訳と演出の両方を手掛けられます。
   風琴工房は昨年の『国語の時間』↓で読売演劇大賞の
    http://windyharp.org/kokugo/
   最優秀スタッフ賞(美術)、優秀作品賞を受賞しています。


 ☆☆☆────────────────────────────── 
  前売2000円台&それ以下の気になる作品を5本ご紹介します。
   (上述の高額公演10本中にも、席種・日程により格安券あり)
 ──────────────────────────────☆☆☆

《1》tamagoPLIN『おはなし』
  05/01-04小劇場B1
  ☆出演:柴田千絵里、中井沙織、川越美樹、一平杏子、本山三火、
    平井千尋、鳥越勇作、長嶺安奈、ジョデイ、加藤このみ、池田仁徳、
    清水ゆり、石井友樹、スズキ拓朗
   脚本:tamagoPLIN 演出:スズキ拓朗
   一般2,800円 学生2,000円
    http://tamagoplin.nomaki.jp/stages/stages.html
   ダンサー、演出家のスズキ拓朗さんが率いるtamagoPLINは、
   演劇×ダンスを追求する集団。シアタートラムで拝見した
   『さいあい~シェイクスピア・レシピ~』↓が面白かったです。
    http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/02/tamago_pln.html
   3月には若手演出家コンクール2013↓の最優秀賞を受賞されました。
    http://jda.jp/contest01.html 


《2》快快(FAIFAI)『へんしん(仮)』
  05/09-19こまばアゴラ劇場
  ☆出演:大道寺梨乃、野上絹代、山崎皓司
   脚本:北川陽子 演出:快快 ドラマトゥルク:セバスチャンブロイ
   前売一般2800円(平日早割2000円 当日2500円)、当日3300円、
   高校生以下無料(要予約、席数限定)、リピーター1500円
    http://faifai.tv/news/faifai/2135/
   所属メンバーが各国にいるパフォーマンス集団“ファイファイ”の新作。
   原作はアンデルセン童話。身体で今の社会を映す作品になるのかしら。


《3》アマヤドリ『ヘッダ・ガーブレル』
  05/29-06/01スタジオ空洞
  AmayAdori Studio Performance“雨天決行”season.3
  ☆出演:笠井里美、糸山和則、渡邉圭介、小角まや、榊菜津美、
     沼田星麻、佐々木美奈
   作:イプセン、翻訳:アンネ・ランデ・ペータス、長島確
   演出:広田淳一
   2,000円  高校生以下:無料(要予約・枚数限定)
    http://amayadori.sub.jp/archives/3622 ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=54834
   広田淳一さん率いる劇団アマヤドリがイプセン戯曲を小空間で。
   原作そのままフルサイズでの上演を2000円で観られるのはいいかも。
   翻訳は新国立劇場で上演されたバージョン↓のようですね。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0917235551.html


《4》サンプル+青年団『地下室』
  05/30-06/01グリーンホール相模大野(相模原市文化会館)
  ≪神奈川、三重、香川、福岡≫
  ☆出演:辻美奈子、古舘寛治、古屋隆太、奥田洋平、野津あおい、
    たむらみずほ、小林亮子、折原アキラ、富田真喜、森岡望、山内健司
   脚本・演出:松井周
   前売り2,800円・当日3,000円 学生2,000円(25歳以下)
    http://samplenet.org/2014/03/24/14_basement/
   2013年に再演された松井周さん作・演出作品↓の4都市ツアーです。
    http://s.komaba-agora.com/line_up/2013/01/sample/
   自分がタブーだと思い込んでいることが当たり前に行われるのを
   目の当りにしたら…。ごく自然に演じられる“異常さ”を目撃して、
   自分に起こる得も言われぬ感情を楽しめると思います。初演レビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/0518231128.html


《5》青年団『平田オリザ・演劇展vol.4』
  05/31-06/15こまばアゴラ劇場
  ☆出演:青年団
   脚本・演出:平田オリザ
   日時指定・全席自由・整理番号付/前売・予約・当日共に同価格
   『働く私』:1,000円 『忠臣蔵・武士編』:2,500円
   『忠臣蔵・OL編』:各2,500円(2チーム編成)
   『ヤルタ会談』:1,000円
    http://www.seinendan.org/play/2014/04/3368
   平田オリザさんが作・演出されるアカデミックな4作品を交互上演。
   『忠臣蔵・武士編』は新作です。『ヤルタ会談』は国会議員向けに
   上演されたこともある人気演目です。関連エントリー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0310142755.html


≪首都圏以外≫

 先月のお薦めNo.1としてご紹介した作品を今月も掲載します。

 ○SPAC『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』※ただいま上演中!
  04/27-05/06舞台芸術公園 野外劇場「有度」(静岡)
  ☆出演:SPAC
   脚本:久保田梓美 演出:宮城聰
    http://www.spac.or.jp/f14mahabharata.html
   宮城聰さんの代表作の1つ。老若男女問わずお薦めしたい野外劇です。
   今年7月に↓仏アヴィニョン演劇祭の公式プログラムとして上演!
    http://spac.or.jp/news/?p=9924 2012年のレビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0718115520.html
   日本平の原始林での上演は格別です。ご家族、お友達とぜひ!
   朝日新聞↓「人の愚かさ、さらけ出す「マハーバーラタ」、仏演劇祭へ」
    http://www.asahi.com/articles/DA3S11102430.html
   プレス発表会の写真レポート↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0405174515.html


≪ご参考≫
 「しのぶの演劇レビュー」↓に今月のしのぶの観劇予定あり。
  http://www.shinobu-review.jp/schedule.html

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 ◆2 【先月のベスト3】
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1.新国立劇場演劇『マニラ瑞穂記』
  04/03-20新国立劇場小劇場
  ☆「いいお芝居観たー!」と大満足。対面する席から計2度鑑賞。
   日本人が書いた素晴らしい戯曲を、日本人の俳優、スタッフが
   真摯に届けてくださいました。こういう戯曲を書く人が増えて欲しい。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0409162931.html

2.Kawai Project『「から騒ぎ」Much Ado About Nothing』
  04/27-29東京大学駒場Ⅰキャンパス
  ☆俳優ありきのシェイクスピア劇でめちゃくちゃ楽しかった!
   何もない空間の四方を客席が囲み、俳優が観客に自然に関わってくる。
   呼吸が開かれているから、ゲラゲラ笑えて親身になれた。
   こんな日本語と演技で沙翁劇を味わいたかった。夢が叶った気持ち。
    http://ameblo.jp/shoichiro-kawai/

3.SPAC『よく生きる/死ぬためのちょっとしたレッスン』
  04/26-29静岡県職員会館もくせい会館
  ☆自分のお葬式に参列したような、臨死体験と予行演習(レッスン)。
   こんなに幸せなお葬式をしてもらえたら…と落涙。
   運ばれてきた遺体のヴェールを取ると果実や料理がわんさか。
   食事は死に近づく行為で、饗宴を共にする仲間との出会いと別れが人生。
   ぶら下がる洗濯物は無数の死者。私もその一員だった。
   あの人の手は温かくて力強かった。あの子の手は冷たくて優しかった。
    http://www.spac.or.jp/f14short-exercises.html

  他は、劇団☆新感線『いのうえ歌舞伎「蒼の乱」』、
  『第15回花柳千代の会』、劇団仲間『空の村号』、
  新国立劇場オペラ『ヴォツェック』、SPAC『ファウスト 第一部』、
  ホリプロ『酒と涙とジキルとハイド』、Q『迷迷Q』、
  Quaras『夜中に犬に起こった奇妙な事件』、
  映画ですが、松竹「グランドシネマ 坂東玉三郎 日本橋」、
  ナショナル・シアター・ライヴ2014「フランケンシュタイン」、
  同「コリオレイナス」など(順不同)。

 ◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
   http://archive.mag2.com/0000134861/index.html
  メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2014年4月(観劇数17作品)は残念ながら発行せず。
  ※舞台の映画上映は17作品の他に3本観ています。


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 ◆3 【一人芝居を観て、俳優と演劇の力を味わう】
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 ◎「観てみたい!」と思った一人芝居を4作品ご紹介いたします。
  俳優の力量が問われるのは無論、ミニマムだからこそ、場の力や
  観客とのコミュニケーションの取り方の違いを味わえると思います。
  俳優と観客が1対1で向き合える贅沢もあります♪


 ○川上未映子×マームとジプシー全国ツアー『「まえのひ」他』
  05/02-04 風林会館(新宿)
  ≪東京、福島、長野、京都、大阪、熊本、沖縄、東京≫
  ☆出演:青柳いづみ
   脚本:川上未映子 演出:藤田貴大
   予約 3,000円 当日3,500円
    http://mum-gypsy.com/next/post-55.php
   小説家の川上未映子さんによるテキストを藤田貴大さんが演出する、
   青柳いづみさんの一人芝居。青柳さんは天才的な女優だと思います。
   朝日新聞↓「(ZOOM)先端の演劇ユニット掛け持ち」
    http://www.asahi.com/articles/ASG2L366NG2LUCVL005.html
   CINRA「藤田貴大×川上未映子の叫び「まだ全然言い足りてない」」
    https://www.cinra.net/interview/201404-mumgypsykawakami

 ○渡辺源四郎商店Presents うさぎ庵『Noodles』
  05/02-05ザ・スズナリ
  ☆翻訳・出演:近藤強(青年団)
   作・演出:工藤千夏
   一般予約2000円 一般当日2300円 学生予約1000円 学生当日1300円
   高校生以下:無料 ※事前予約のない高校生以下は当日500円。
   セット券(エレクトリックおばあちゃん+NOODLES)4,300円
    http://www.nabegen.com/erebaa/index.html
   ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=54263
   2001年9月11日のNYを舞台にした、日本人通訳が登場する一人芝居
   というだけで観たいです。近藤強さん↓は訓練を受けた俳優で、
    http://www.antonialui.ws/tk/resume.html
   工藤千夏さんの演劇的世界観も独特のものがあると思います。

 ○壱組印『大谷亮介ひとり祭り「男の人生六十年」』
  05/27-06/01ザ・スズナリ
  ☆出演:大谷亮介、草野とおる、大塚健司
   脚本:横内謙介(扉座)『三蔵法師剃髪千四百年追善~八戒法話~』
   脚本:蓬莱竜太(モダンスイマーズ)『夫婦宇宙旅行」
   演出:大谷亮介
   椅子指定席 3,900円 ベンチ自由席 3,600円
   24歳以下 3,000円(入場時身分証提示)
   ※ベンチ自由席は背もたれのない長椅子。
   ※24歳以下のチケットは基本的にベンチ自由席。
    http://ichikumi.net/stage/new/index.html
   横内謙介さんと蓬莱竜太さんが、大谷亮介さんのために書き下ろす
   新作一人芝居の2本立てです。大谷さんといえば
   FUKAIPRODUCE羽衣LIVE『the BEST』↓でのソロが超かっこよかった!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=31004

 ○トム・プロジェクト『風間杜夫ひとり芝居「正義の味方」』
  05/27-06/01本多劇場
  ≪埼玉、北海道、福岡、長野、京都、兵庫2か所、東京≫
  ☆出演:風間杜夫
   脚本・演出:水谷龍二
   一般前売¥4500 当日¥5000 学生¥2000 シニア60歳以上¥4000 
    http://www.tomproject.com/ticket/top.html#kazama
   風間杜夫さんは2010年に一人芝居の五部作を一挙上演されました。
   最新作ツアーの最終地が東京です。


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 ◆4 【「CoRich舞台芸術まつり!2014春」最終選考中!】
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 ◎日本全国対象のインターネット上の舞台芸術フェスティバル
  「CoRich舞台芸術まつり!2014春」の審査員をつとめております。
   http://stage.corich.jp/festival2014/
  グランプリ受賞団体には活動支金として100万円が支援されます。

  第一次(ネット)審査にて92作品の中から10作品が選ばれました!
   http://stage.corich.jp/festival2014/result.php
  初日順⇒笑の内閣(京都)、あやめ十八番(東京)、On7(東京)、
   劇団印象-indian elephant-(東京)、鳥公園(東京)、
   Q(東京)、演劇集団 砂地(東京)、ロ字ック(東京)、
   Baobab(東京)、劇団B級遊撃隊(愛知)

  3ヶ月間で審査員が10作品を鑑賞し、6月下旬にグランプリを発表します。
  よかったら対象作品をご覧になって感想をクチコミしてくださいね!

   CoRich舞台芸術!:http://stage.corich.jp/
   メンバー登録:http://stage.corich.jp/user_register.php
   携帯サイト:http://stage.corich.jp/m/

 ≪5月の「CoRich舞台芸術まつり!2014春」最終選考作品≫

 ○演劇集団 砂地『3 crock~河竹黙阿弥作「三人吉三廓初買」より~』
  05/09-12吉祥寺シアター
  ☆脚本・演出:船岩祐太
   http://www.sunachi.net/?page_id=527 ↓こりっちでカンタン予約!
   http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=52852
   http://stage.corich.jp/festival2014/detail.php?stage_main_id=41530

 ○□字ック『荒川、神キラーチューン』
  05/14-25サンモールスタジオ
  ☆脚本・演出:山田佳奈
   http://www.roji649.com/stage.html ↓こりっちでカンタン予約!
   http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=53024
   http://stage.corich.jp/festival2014/detail.php?stage_main_id=41664

 ○Baobab『TERAMACHI』
  05/30-06/02武蔵野芸能劇場小劇場
  ☆演出・振付:北尾亘
   http://dd-baobab-bb.boo.jp/next.html ↓こりっちでカンタン予約!
   http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=53255
   http://stage.corich.jp/festival2014/detail.php?stage_main_id=41883

 ○劇団B級遊撃隊プロデュース『ぬけがら』
  05/31-06/01長久手市文化の家 風のホール(愛知)
  ☆脚本・演出:佃典彦
   http://www.bkyuyugekitai.com/
   http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=53196
   http://stage.corich.jp/festival2014/detail.php?stage_main_id=41827


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 ◆5 【編集後記】
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 ◎今月は小川絵梨子、上村聡史、森新太郎(五十音順)という、注目の
  若手演出家3人の公演をご紹介できました。トークのレポート↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0302151614.html
  そして高額お薦め芝居のほぼ全てが海外戯曲に…。


 ◎子供と一緒に楽しむTACT/FESTが今年も東京芸術劇場で開催されます♪
  http://www.geigeki.jp/performance/theater051/theater051-1/

 ・カミーユ・ボワテル『リメディア~いま、ここで』05/03-06プレイハウス
 ・ズィメルマン エ ド・ペロ『ハンスはハイリ』05/09-11プレイハウス
 ・劇団B-Floor『ユーディの冒険』05/09-11アトリエイースト
 ・劇団コープス『夢見るための50の方法』05/09-11シアターイースト
 ・劇団コープス『ひつじ』↓05/09-11ロワー広場 ※入場無料!
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0902221849.html


 ◎“革命アイドル暴走ちゃん”のパフォーマンスがあります。

 ・アートの祭典「GEISAI#20」5月4日(日)10:00-16:00
  会場:東京流通センター第2展示場
  暴走日の丸クロージングアクト
  『THE NOISE!!!!!~芸術の祭典現場からのおーよっしゃ行くぞー!!~』
  構成・音楽・演出:二階堂瞳子(革命アイドル暴走ちゃん)
   http://www.missrevodolbbbbbbbberserker.asia/index.html#closing_act
   http://www.geisai.net/g20/
   https://www.facebook.com/GEISAI


 ◎東浩紀さんと相馬千秋さんの対談を拝聴しました。
  メモをまとめたレポート↓です。Twitterの写真もお楽しみください。 

 ・ゲンロンカフェ「相馬千秋×東浩紀 司会:上田洋子」
  http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0421194312.html


 ◎舞台芸術制作者オープンネットワーク[ON-PAM]文化政策委員会の
  「2014年度キックオフ・ミーティング」に参加しました。
  活動報告のレポート協力↓をいたしました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0424133431.html


 ◎こどもの城、青山劇場、青山円形劇場の存続を願い署名活動中です。
  5月の街頭署名の予定:5/3(土・祝)14:20-15:30、16:10-16:30
  俳優の八嶋智人さんが街頭署名のお手伝い↓をしてくださいました!
   https://twitter.com/kodomoaogeki/status/361392366831157249
   https://twitter.com/meganeouji840/status/361403711639138304
  有志の会の公式サイト:http://kodomoaogeki.com/
  有志の会の公式ブログ:http://kodomonosiro.blog.fc2.com/
  署名用紙をダウンロードして署名し、有志の会までご郵送ください。
  WEB署名もできます⇒ http://www.change.org/kodomo-aogeki
  公式ツイッター:https://twitter.com/kodomoaogeki
  Facebookページ:http://www.facebook.com/kodomo.aogeki


 ◎おすすめ舞台中継など on TV(おすすめがある時だけ掲載)

  【NHK BSプレミアム】5月5日(月)午前0:00~午前3:30 [日曜深夜]
   プレミアムステージ 現代演劇の点と線『ぬるい毒』『ファッツアー』
    http://www4.nhk.or.jp/p-stage/x/2014-05-04/10/30740/
   『ぬるい毒』原作:本谷有希子 演出:吉田大八
   『ファッツアー』作:ベルトルト・ブレヒト 演出:三浦基

  【WOWOW】5/4(日・祝)よる9:30~ 
   NODA・MAP『MIWA』
    http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/104326/
   作・演出:野田秀樹


 ◎これから上演される公演の「しのぶの演劇レビュー」内記事

  【写真レポート】SPAC「ふじのくに⇄せかい演劇祭2014」プレス発表会
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0404165825.html
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0405174515.html
   04/26-05/06静岡芸術劇場、舞台芸術公園、他

  【情報掲載・写真あり】Studio Life「『トーマの心臓』製作発表会見」
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0412163803.html
   05/24-06/22紀伊國屋ホール
   07/11-13梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ


 ◎地方新聞に掲載される新作邦画DVDの紹介記事を書いています。
  2014年4月は下記の5作品を拝見しました(順不同)。
  ・「風俗行ったら人生変わったwww」←やはり中村倫也さん凄かった。
    http://fzk-movie.jp/ 
  ・「ばしゃ馬さんとビッグマウス」←現実直視がいい渋み。
    http://www.bashauma-movie.jp/
  ・「HOMESICK」←これも現実でした。いい映画だった。
    http://homesick-movie.com/
  ・「そして父になる」←これは現実っぽくなかったなぁ。
    http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/
  ・「ルームメイト」←どんでん返しの連続が面白かった~!
    http://www.roommate2013.com/


 ◎2013年9月にインタビュー↓していただきました。
   http://kenbunden.net/general/archives/4333 告知エントリー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/1120155340.html
  なぜメルマガで情報発信を始めたのか、これから何を観たいのか、
  どうしていきたいのか。誇張のない本音をまとめていただけました。


 ◎注目している役者さんに「しのぶさんのサイトでいつも
  オーディション情報をチェックしています」と言われて嬉しい!
  「受かりました!」と言われるともっと嬉しい♪
  「しのぶの演劇レビュー」に情報掲載をご希望の方は、
  お問い合わせフォーム↓からどうぞ。
   http://www.shinobu-review.jp/contact/
  ※必ず掲載するわけではありません。ご了承ください。


 ◎ツイッターやってます!フォロワー約5100人に感謝♪
  ⇒ @shinorev : http://twitter.com/shinorev
  観劇感想の速報もたまにつぶやきます。
  震災・原発事故、選挙関連のリツイートも多いです。


 ◎新聞・雑誌などに執筆する仕事をしています。
  お仕事のご依頼はこちらへ↓お気軽にどうぞ♪
   http://www.shinobu-review.jp/contact/


 ◎「CoRich(こりっち)舞台芸術!」で
   http://stage.corich.jp/
  いつ、どこで、何が上演されているのかを簡単検索!
  感想も書き込めますよ♪ メンバー登録はこちら↓
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  アプリでチラシ拡大可能!「あと○日で開幕・終幕」がわかって便利。
  最新版では「観たい!」「観てきた!」コメントも表示されます。


 ◎「劇場に足を運ぶことが、日本人の習慣になって欲しい」
  それが私の望みです。
  これからもこつこつ、地道に続けて行きたいと思っております。
  皆様、どうぞよろしくお願いいたします♪


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Posted by shinobu at 00:09 | TrackBack