世界的に有名な演出家デヴィッド・ルヴォーさんがピンターの3人芝居を演出。麻実れいさん、若村麻由美さんの女優対決も私には大いに魅力でした。翻訳が谷賢一さんというのも個人的には嬉しかったです。
⇒デヴィッド・ルヴォー対談「だから演劇はやめられない。昔の日々と、今の日々」(ゲスト:宮沢りえ、木内宏昌)
⇒げきぴあ「昔の日々」
⇒翻訳の谷賢一さんのブログ「ハロルド・ピンター作/デヴィッド・ルヴォー演出『昔の日々』、翻訳します」
ワークショップ↓がある回を拝見しました。
『昔の日々』6月8日終演後の公開ワークショップにご参加いただいた皆さまへ:途中、わたしが日本語の発音をわからなくなった古代ローマの詩人、【片翼の天使】の言葉を書いたのは、Lucretius、ルクレティウスでした!その場でわからず、またお知らせが遅れ、申し訳ございませんでした。
— 薛珠麗 Shurei Sit (@_shurei_) 2014, 6月 10
⇒CoRich舞台芸術!『昔の日々』
レビューは記録のみ。
《あらすじ》 公式サイトより
ディーリィとケイト夫婦は、静かな海辺の片田舎に暮らしている。
そこへケイトの旧友アンナが訪ねてくることになった。
20年ぶりに会うアンナのことをケイトは「唯一の友達」だと夫に説明するが、
久々の再会にもかかわらず心躍らせる様子もなく、過去のことは思い出せないとも言う。
ディーリィには妻の胸の内が汲み取れない。
どうやらケイトとアンナは若い頃にルームメイトだったようだ。
2人の前に現れたアンナは、大都会ロンドンでケイトと過ごした娘時代の日々のことを饒舌に語る。
その話を聞くうち、ディーリィもケイトと出会った頃の記憶を呼び覚まされ、結婚に至った道のりを話し出す。
それぞれの記憶はケイトというひとつの「点」で結ばれたかのようにも思えたが、
たわいもない想い出話から、やがて思いがけない過去の情景が浮かび上がってくる。
出会ったはずのないディーリィとアンナには接点があったのか。あいまいな記憶の中をただようケイト。
果たしてそこに「真実」の姿は見えるのだろうか──。
旧友が語る、忘れた過去の私。
よびさまされる、私の曖昧な記憶と、夫の“ある記憶”
覚醒忘却、過去現在、実在不在、・・・交差する3つの記憶。
真実は、沈黙の中。
《ここまで》
5/21(水)日本経済新聞の夕刊に『昔の日々』演出デヴィッド・ルヴォーさんのインタビューが掲載されました! pic.twitter.com/iATSv4UN7d
— 舞台『昔の日々』 (@LeveauxUAT) 2014, 5月 24
≪東京、大阪≫
出演:堀部圭亮、若村麻由美、麻実れい
[作]ハロルド・ピンター[演出]デヴィッド・ルヴォー[翻訳]谷賢一[美術]伊藤雅子[照明]笠原俊幸[音響]高橋巌 長野朋美[衣装]前田文子[ヘアメイク]鎌田直樹[劇中歌訳詞]竜真知子[演出家アシスタント]薛珠麗[舞台監督]小川亘[企画制作]梅田芸術劇場[主催]梅田芸術劇場 ぴあ
【休演日】6/9【発売日】2014/04/19 S席 8,000円 A席 5,000円 (全席指定・税込)
※6月8日(日)13時公演終演後のデヴィッド・ルヴォーによるワークショップ参加者:太田緑ロランス 矢崎広 瀬戸さおり 入野自由
http://www.umegei.com/schedule/375/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
便利な無料メルマガも発行しております。