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しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2014年07月30日

【ご報告】日本文化政策学会第7回研究大会企画フォーラム「こどもの城、青山劇場、青山円形劇場を考える~文化政策の視点から~」記録集が公開されました。

forum.jpg
記録集

 遅くなりましたが、プレゼンテーションを行ったフォーラムの記録集が公開されたことをご報告いたします。こちらからPDFダウンロードが可能です。関連エントリー⇒

 私の他に「こどもの城・青山劇場・青山円形劇場の存続を願う有志の会」共同代表の有泉慶美さん、舞踊評論家の石井達朗さん、日本文化政策学会会員・跡見学園女子大学教授、公益社団法人国際演劇協会日本センター理事の曽田修司さんが登壇されました。ディスカッションと質疑応答、そして参加者アンケートも記録されています。

 企画代表者であり、司会もつとめられた中村美帆さんは当時、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻博士課程にいらっしゃいました。最後まで本当にありがとうございました。

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2014年07月22日

【オーディション】アジア舞台芸術祭2014「『国際共同制作ワークショップEXT』出演者募集」※7/28〆切(郵送またはメール)

 アジア舞台芸術祭が今年も行われます。過去のオーディション告知エントリー⇒ 以下はCoRich舞台芸術!の掲示板より。
 アジアの演出家(ソウルとバンコクを予定)との約2週間のワークショップで約15分のオリジナル小作品を創り、東京芸術劇場シアターウエストで上演する企画です。今年からU22枠が新設されました。ご興味のある俳優さんはぜひ。

 ●2014年度・国際共同制作ワークショップEXT
  ワークショップ日程:2014年11月17日(月)~30日(日)@水天宮ピット
  公演日程:2014年11月28日(金)、29日(土)@東京芸術劇場シアターウエスト
 
  応募資格:プロとしての活動歴5年以上。
  募集人数:8名程度
  出演報酬:10万円(税込、交通費含)
  ※U22枠:実績なくとも応募可。ギャラなし。

 ・オーディション
  日時:2014年8月3日(日)18:15~21:45(受付開始18:00)
  選考委員:
   宮城聰<SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督/アジア舞台芸術祭総合プロデューサー>
   森新太郎<演劇集団円 演出部会員/モナカ興業 主宰>
  応募〆切:2014年7月28日(月)必着

■アジア舞台芸術祭2014 国際共同制作ワークショップEXT 出演者オーディション(《U22枠》新設!) ※こちらより。

アジア舞台芸術祭では、「国際共同制作ワークショップEXT」出演者オーディション参加者を募集しています。海外のアーティストとの作品づくりに興味のある方は奮ってご応募ください。

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オーディション概要
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◆日時:
2014年8月3日(日) 18:15~21:45(受付開始18:00)

◆会場:
東京芸術劇場 リハーサルルームL
 (〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1  Tel : 03-5391-2111) 
http://www.geigeki.jp/rent/others/rehearsal_room.html

◆選考委員:
宮城 聰  <SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督/アジア舞台芸術祭総合プロデューサー>
森 新太郎  <演劇集団円 演出部会員/モナカ興業 主宰>

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国際共同制作ワークショップEXT 概要
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<国際共同制作ワークショップとは?>
■アジアの演出家(ソウルとバンコクを予定)との約2週間のワークショップを通して、約15分のオリジナル小作品を創ります。
■出演者には2チームのいずれかに出演していただきます。どちらの演出家のチームになるかは、11月17日のワークショップ初日に演出家が協議をして決定します。
■出来上がった小作品は、アジア舞台芸術祭の期間中に東京芸術劇場シアターウエストで公演します。
■期間中は、各国語の通訳が付きます。

<2014年度 国際共同制作ワークショップEXTについて>
期間: 2014年11月17日(月)から11月30日(日)まで
場所: 水天宮ピット「東京舞台芸術支援センター」 http://www.geigeki.jp/suitengu/

公演: 2014年11月28日(金)、29日(土)
場所: 東京芸術劇場 シアターウエスト http://www.geigeki.jp/rent/theater/west.html

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募集概要

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◆応募資格
・現代演劇の演出家や俳優と共同作業をしたいと思う俳優、ダンサー、音楽家、伝統劇俳優、人形遣い。プロとしての活動歴がおよそ5年以上あること。
・11/17~11/30の全日程参加できること

◆募集人数
出演者:8名程度

◆出演報酬
10万円(税込、交通費含)

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《U22枠》(新設)
 今年から「プロとしての活動歴5年以上」という条件がなくても応募できる、新しい枠ができました。2014年度末で22歳以下の方は、芸歴や経験を問わずどなたでもご応募頂けます。
 日本国内外で活躍する演出家や俳優、パフォーマーとの作品づくりに携わることができる貴重な機会です! 海外のアーティストとの作品づくりに興味のある方は奮ってご応募ください。
◆応募資格:
 ・2014年度末で22歳以下であること
 ・11/17~11/30の全日程参加できること
 ・メールでの連絡ができること
 ※U22枠の出演者への報酬・交通費の支給はありません。
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応募方法

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【応募書類】
応募者は、以下の【応募書類】をメールまたは郵送で提出してください。 
 ●氏名(ふりがな)、性別、生年月日、電話番号/携帯電話番号、メールアドレス、現住所 (すべて必須記入)
 ●プロフィール
 ●写真(バストアップ) メールの場合は、写真を画像データとして添付してください。
 ●作文
  題:「アジアとわたし」または「最近気になること」(200字~400字) 
  U22枠 題:「自己PR」(200字)

 ●応募書類送付先 
 —— メールの場合 apaf.tokyo(アットマーク)grace.ocn.ne.jp (応募専用アドレス)
  件名を 「アジア舞台芸術祭2014オーディション参加者募集係」とすること。
 —— 郵送の場合 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-10-8-1001
  アジア舞台芸術祭制作オフィス 「アジア舞台芸術祭2014オーディション参加者募集係」宛

※一次書類選考の結果および当日の詳細については、8月1日(金)に、最終選考結果は8月末までにお知らせ致します。
※選考結果や諸連絡は、原則としてメールで行いますのでメールでの連絡がとれるようにして下さい。
※提出された書類の返却はいたしません。お預かりした個人情報は、アジア舞台芸術祭制作オフィスが厳重に保管し、本企画に関する諸連絡以外に使用することはありません。

●応募〆切:2014年7月28日(月)必着

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お問合せ

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アジア舞台芸術祭制作オフィス
TEL 03-3779-7670
Email apaf.tokyo.office(アットマーク)gmail.com

***********************
アジア舞台芸術祭(APAF)は、アジアの若手アーティスト等が交流しながら舞台芸術作品を国際共同制作し発表する東京都事業の芸術祭です。芸術祭を通して優れた人材や舞台芸術作品を発掘するとともに、世界に流通させる市場を育成し、アジアの舞台芸術の魅力を世界に発信することを目指しています。


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Posted by shinobu at 19:00 | TrackBack

【ワークショップ・オーディション】□字ック「2014年12月本公演『(仮)媚びる』出演者募集」※8/2〆切(メールor専用フォーム)

 CoRich舞台芸術まつり!2014春でグランプリを受賞した劇団□字ックが、今年12月の劇団本公演の出演者を募集します。ワークショップだけの参加もOK。制作者も募集中。

 作・演出はクリオネ所属の山田佳奈さん。劇団員の小野寺ずるさんは同まつりで俳優賞を受賞されました。グランプリ受賞作の講評はこちら。以下はCoRich舞台芸術!の掲示板より。

 ●□字ック第9回本公演『媚びる
  2014年12月10日(水)~12月14日(日@下北沢B1
  出演:小野寺ずる 堂本佳世 日高ボブ美 山田佳奈(以上、□字ック) 、他
  作・演出/山田佳奈

 ・ワークショップオーディション
 【日時】 8月5日~10日の内の1回に参加すればいいようです。
 【場所】世田谷区近辺
 【参加費】1000円
 【応募〆切】2014年8月2日(土)必着 (メールor専用フォーム)

 ●□字ック第9回本公演 出演者ワークショップオーディション開催 ※こちらより。

2014年12月に上演いたします
□字ック 第九回本公演「(仮)媚びる」 の出演者オーディション兼ねた、
ワークショップオーディションを8月の5日間、開催いたします!
ぜひ、ご参加をお待ちしてます!

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〈公演詳細〉
□字ック 第9回本公演
「(仮)媚びる」
作・演出/山田佳奈

もっと媚びてみせろよ。その男は言った。
でもわたしは生きてきて31年間、一度も「媚びる」なんて教わってない。
家族にも教師にも。当然数少ない友人にも乱暴な恋人にも、
「媚びてみた」なんてことはない。だから苦手かどうかもわからない。
ただ、わたしはそろそろ、自分ばかりが損をする人生に終止符打たなくちゃなんない。

「お前、眉毛の手入れもしてないの。女のくせに」

ここは社会の地下一階。自分に胸を張って最高、って言えない人間ばかり。
そんなあんたたちに言われたくないわ。むかつくから、この感じ。

後悔させてやれ。


【日時】
2014年12月10日(水)~12月14日(日)全9ステージ予定

【会場】
下北沢B1


【出演者】
小野寺ずる 堂本佳世 日高ボブ美 山田佳奈(以上、□字ック) 他

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<ワークショップ詳細>


【日時】
8月
5日(火) 18:30~
6日(水) 18:30~
7日(木) 18:30~
8日(金) 18:30~
9日(土) 13:30~/ 18:30~
10日(日) 13:30~/ 18:30~

(各2時間半程度を予定しております)


【場所】世田谷区近辺

【参加費】1000円

【申し込み方法】
ワークショップオーディション応募希望の方は、下記のオーディション申込フォームからご記入ください。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/ac45ec03308881


※申込みフォームをご利用の方は、
写真(バストアップと全身の2枚)をメールにてご送信下さい。

もしくは、【ワークショップオーディション希望】を明記の上、
以下の内容をメールでお送りください。


1.氏名・生年月日・年齢
2.住所・電話番号・メールアドレス
3.写真(バストアップと全身の2枚)
4. 芝居・映像経験のある方はその詳細
5.希望の日時

【応募〆切】2014年8月2日(土)必着

【お問い合わせ・メールでの申込先】roji649(アットマーク)live.jp


※ご応募いただいた方へは8月3日(日)までに詳細をご連絡させて頂きます。


※公演出演に際して、製作費として5000円頂戴いたします。


なお出演者ノルマは御座いません。販売枚数に応じてキャッシュバック有ります。


ワークショップだけの参加・雰囲気だけを体験したいなどでもOKです。


たくさんのご応募お待ちしております!!!


また、□字ックでは本公演をお手伝い頂ける演出助手の方、制作の方も募集しております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。


□字ック
http://www.roji649.com/
roji649(アットマーク)live.jp
080-5526-7505(制作)


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 18:27 | TrackBack

2014年07月13日

新国立劇場演劇研修所8期生自主公演『LONG AFTER LOVE 道成寺/葵上』07/13新国立劇場演劇研修所・実習室

 新国立劇場演劇研修所の8期生による自主公演です。5月のUSY-PRODUCEとは違って、インターネット上では公開されていない発表会でした。上演時間は1時間20分。

 『LONG AFTER LOVE』といえば2000年にTPTで観た公演のタイトルと同じです。2回観に行ったんですよね~懐かしい!関連レビュー⇒1011
 今作でも男女のエロティックな闘いを味わうことが出来ました。三島由紀夫戯曲ってほんっとにバカで美しくて素敵だな~(笑)。

 ⇒新国立劇場演劇研修所facebookページ
 ⇒『近代能楽集』のあらすじはwikipediaに全て載っています。

20140713_LONG_AFTER_LOVEs.jpg

 会場は黒幕で覆われたブラックボックス。細長い演技スペースを2方向から挟む対面客席です。白い木枠だけできたドアが天井から3つ吊り下がり、その上から照らす照明で、床や壁にに木枠の影ができていました。入り口の対面となる会場の奥には、吊り下がったドアと同じデザインのドアが2枚並び、閉じています。このドアも木枠のみなので、奥に照明が仕込まれていているのが見えている状態です。床には黒い木箱が3つほど置かれていて、イスやベッドになります。手作り感のあるシンプルな舞台美術ですが、衣装がしっかりしていたのもあり、片手間の発表会ではなく公演として鑑賞することが出来ました。

 『道成寺』『葵上』の順で上演されました。現代口語ではないセリフを滑らかに発語するのに、皆さん、健闘されていました。特に女優さんの艶やかさ、芯の強さ、コケティッシュな魅力が発揮されていたように思います。男優さんは足腰の弱さが気にかかりました。ずっしりと安定していながら、軽やかに動く身体であって欲しいんですよね、何しろセックスの話なので。ほんとに呆れるほどセックスの話ですよね、この戯曲…笑っちゃう!

 近代戯曲をしかつめらしいだけにせず、コメディーとして観られるところまで作ってくださったんだなぁと思いました。役を知り、詳細まで具体化すれば、観客はその役のさまざまな面を見つけることができます。そんな公演では笑い声と鼻をすする音が同時に聞こえたりするものです。私はそういうお芝居が好きなんですよね。

 ここからネタバレします。

 ●『道成寺』
 主役の踊り子(清子)を演じた荒巻まりのさんは、言葉と体と心が一致した説得力のある演技を見せてくれました。若い瑞々しさも踊り子らしくて良かったです。クローゼットから出てきた時、彼女はすっかり別人に変身しているわけだから、もっと前との違いがわかる演技・演出にしても良かったのではないかと思いました(照明や音響の変化も含めて)。自然のパワーを感じたかったです。むせかえるほどに。
 巨大なクローゼットの競りに参加する金持ち3人が、ザコキャラに見える演技なのはもったいないと思いました。

 『道成寺』と『葵上』の間の転換はダンスで構成されていてとても良かったです。早足で勇んで歩いていた男性が、突然バタン!と床に倒れるのってショッキングだしセクシー。小野寺修二さんのパントマイムを思い出しました。

 ●『葵上』
 看護婦※(池田碧水)に爆笑!ほんっとに可笑しいですよね、この役。何がリビドーだよ!って思う(笑)。成熟した大人とはいえない看護婦が“性的コンプレックスを克服した大人”のセリフを言うギャップが面白いです。看護婦の白い制服は、頭にナースキャップを載せてるとコスプレにしか見えないんですよね、今の時代。意図したのかどうかはわかりませんが、そこがまた可愛い!池田さんは『道成寺』の大家さん役もコミカルな愛されキャラでした。
 ※今は「看護師」ですが昔の戯曲なので「看護婦」としています。

 紫色の着物をしっかりまとった六条(滝沢花野)は貫録があり、丁寧な演技をされていました。セリフの分析も細かくしてらっしゃるように思いました。光(永澤洋)はちゃんとイケメンでしたが、どんな女性も身を任せてしまうほどのセクシー・ガイというわけではなかったので、そこまで目指してもらいたいなと思いました。なんたってあの謎の看護婦もものにするわけだし!

 病室の窓の横の壁にかけておいた、白い半透明の大きな布が、六条と光が乗っていた船の帆になったり、病床の葵の上半身に覆いかぶさったりしました。シンプルながら効果的な演出だと思いました。


20140713_NNTdramastudio_S.jpg

近代能楽集 (新潮文庫)
三島 由紀夫
新潮社
売り上げランキング: 13,553

【出演】清子/若林葵:荒巻まりの 主人:坂川慶成 客A/若林光:永澤洋 客B/六条康子:滝沢花野 客C/管理人/看護婦:池田碧水
作:三島由紀夫 企画・構成:荒巻まりの/滝沢花野 振付:稲継美保 照明:薄平広樹(8期生) 選曲・効果:富田詩生 音響操作:鈴木麻美(8期生) 当日制作:西岡未央(8期生)
協力:新国立劇場演劇研修所 演劇研修所第9期生、第10期生 劇団熱血天使様 渋井千佳子様
無料・要予約
https://www.facebook.com/nnt.dramastudio.tokyo

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 19:04 | TrackBack

2014年07月10日

Bunkamura『太陽2068』07/07-08/03 Bunkamuraシアターコクーン

 人気劇団イキウメの前川知大さんが読売文学賞、読売演劇大賞・大賞を受賞された『太陽』を書き直し、蜷川幸雄さんが演出。綾野剛さん、成宮寛貴さん、前田敦子さんというスターが出演する大人気公演です。前田さんは初舞台とのこと。上演時間は約2時間55分(途中休憩15分を含む)。
   
 私の席の周囲には綾野さん目当てらしき方が大勢いらしたようで、綾野さんが何をしてもしなくても、ものすごい反応で…。演劇オタクの私にとっては舞台芸術作品を鑑賞する環境ではなく…。スターはやっぱり輝いてますねと確認する感じでした。

 ロビーではパンフレット購入に長蛇の列が出来ていました。立見席もにぎわっていましたが、目視した限りでは満席ではなかったようです。今なら並べば観られるのかも。

 ⇒CoRich舞台芸術!『太陽2068
 レビューはほぼ記録のみ。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 二十一世紀初頭、世界的なバイオテロより拡散したウイルスで人口は激減し、政治経済は混乱、社会基盤が破壊された。数年後、感染者の中で奇跡的に回復した人々が注目される。彼らは人間をはるかに上回る身体に変異していた。頭脳明晰で、若く健康な肉体を長く維持できる反面、紫外線に弱く太陽光の下では活動できない欠点があったが、変異は進化の過渡期であると主張し、自らを「ノクス」(ホモ・ノクセンシス=夜に生きる人)と名乗るようになる。ノクスになる方法も解明され、徐々に数を増やす彼らは弾圧されるが、変異の適性は30歳前後で失われる為、若者の夜への移行は歯止めが効かなくなった。次第に政治経済の中心はノクスに移り、遂には人口も逆転してしまう。
 ノクスの登場から約半世紀、普通の人間はノクス社会に依存しながら共存している。かつて日本と呼ばれた列島には、ノクス自治区が点在し、緩やかな連合体を築いていた。都市に住むノクスに対し、人間は四国を割り当てられ多くが移住していたが、未だ故郷を離れず小さな集落で生活するものもいた--。

 昼と夜に、別れてしまった未来。強く若い肉体を手に入れた夜の住人と、彼らの登場によって「古く」なってしまった普通の人達の対立が、"ある事件"をきっかけに動き始めていく・・・。
 ≪ここまで≫

 綾野さんと成宮さんが演じる若い男性2人の友情がクローズアップされていました。

 ここからネタバレします。 公演終了後に思い出したら加筆するかも。

Bunkamura25周年記念
【出演】奥寺鉄彦(ノクスになりたいキュリオ):綾野剛 森繁富士太(ノクス門番):成宮寛貴 生田結(キュリオ、のちにノクス):前田敦子 奥寺純子(弟の犯罪の責任を取って村に留まる):中嶋朋子 金田洋次(元キュリオのノクス医師):大石継太 奥寺克哉(純子の弟):横田栄司 佐々木拓海(結に横恋慕するキュリオ):内田健司 曽我征治(玲子の夫・75歳のノクス):山崎一 生田草一(結の父):六平直政 曽我玲子(結の母・結が3歳の時に家を出てノクスに):伊藤蘭 その他:飯田邦博 難波真奈美 澤魁士 野辺富三 プリティ太田 赤星満 宇畑稔 小川喬也 佐藤禮子 竹居正武 谷川美枝 田村律子 寺村耀子 遠山陽一 中野富吉 西尾嘉十 益田ひろ子 宮田道代 森下竜一 續木淳平
脚本:前川知大 演出:蜷川幸雄 演出補:井上尊晶 美術:朝倉摂 中越司 照明:大島祐夫 音響:井上正弘 衣裳:宮本宣子 ヘアメイク:川端富生 擬闘:栗原直樹 舞台監督:足立充章 大道具:金井大道具 大道具製作:オサフネ製作所 宣伝広報:ディップス・プラネット 宣伝美術:有山達也 宣伝写真:?忠之 CG:矢部弘幸 宣伝スタイリスト:田中美和子 宣伝ヘアメイク:二宮ミハル票券:岡野昌恵 チーフプロデューサー:加藤真規 プロデューサー:松井珠美 宇津木信之介 金子紘子 主催/企画・製作:Bunkamura
【休演日】7/10,17,24,31【発売日】2014/05/10 S・¥10,000 A・¥7,500 コクーンシート・¥5,500(税込)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_taiyo.html
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_taiyo/index.html

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Posted by shinobu at 18:18 | TrackBack

【お知らせ】雑誌「クロワッサンNO.881特大号7/25」(マガジンハウス)記事掲載

 雑誌クロワッサンNO.881に、こまつ座『兄おとうと』と文学座アトリエの会『終の楽園』の紹介記事を書かせていただきました。よろしければぜひお求めください。
 

クロワッサン 2014年 7/25号

マガジンハウス (2014-07-10)

 『終の楽園』は7月26日から開幕。前売りが好調です。⇒残席のご確認 ⇒CoRich舞台芸術!
 『兄おとうと』は紀伊國屋サザンシアターで8月17日(日)~8月31日(日)。 ⇒CoRich舞台芸術!

20140710_croissant_ani_tsuis.jpg

 ※原稿を以下に転載しました(2014/07/27)。

■劇作家が心血を注いで紡ぎ出す“せりふ”
 命が吹き込まれた言葉が劇場できらめく。

 俳優が発した言葉に驚き震えて、涙が頬を伝うことがある。それは劇作家が心血を注いで紡ぎ出したせりふに、本物の意味と生命が吹き込まれたから。今夏は二つの芝居でそんな瞬間に出合えるかもしれない。
 巨匠・井上ひさしが遺した傑作『兄おとうと』は三度目の再演だ。「民主主義の父」と呼ばれた大正デモクラシーの先駆者・吉野作造(辻萬長)と、その弟で高級官僚の信次(大鷹明良)が、正反対の信条を掲げて大喧嘩。二人に嫁いだ姉妹(剣幸と高橋紀恵)らが庶民の声を代弁し、人間が今も昔も求め続ける幸福の形が浮かび上がる。演出は初演から引き続き鵜山仁が手掛ける。市井の人々の営みを、詩情豊かに芝居のダイナミズムへと昇華させる手腕は圧倒的だ。歌あり踊りありの音楽評伝劇は、懐かしくも新しい、豊饒な観劇体験を約束してくれる。
 井上に師事した新鋭劇作家、長田育恵の新作『終の楽園』も鵜山が演出する。劇場は60余年の歴史を刻む小空間、文学座アトリエ。長田は自身の「演劇ユニットてがみ座」の作品で歴史上の人物を瑞々しく活写する筆致が高く評価された。今回は現代劇で、高級老人ホームの最上階で一人暮らす男性と、その最期の時を待つ四人の子供たちの歪んだ関係を描く。心の機微を丹念にすくい取った言葉を存分に味わいたい。

文・高野しのぶ
たかの・しのぶ●現代演劇ウォッチャー。「しのぶの演劇レビュー」主宰。お薦めの舞台を紹介する無料メルマガを月1回発行中。


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 ⇒兄おとうと [Kindle版]
 ⇒文学座公演公式ブログ「掲載情報 7/10発売 雑誌「クロワッサン」(マガジンハウス)


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2014年07月09日

新国立劇場演劇『永遠の一瞬 -Time Stands Still-』07/08-27新国立劇場小劇場

 2009年初演の米国戯曲の本邦初演です。女性戦場ジャーナリストが登場する男女4人芝居で、演出は宮田慶子さん。上演時間は約2時間35分(途中休憩1回を含む)。

 先月の『信じる機械』も女性戦場ジャーナリストのお話だったので、社会問題を扱うシビアなストレート・プレイを想像していたのですが、“恋愛もの”と受け取っていい感じでした。最初はどう観ていいのかわからなかったのですが、終盤に入ってぐっと集中して観られるようになりました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『永遠の一瞬 -Time Stands Still-

 ロビーで戯曲掲載の悲劇喜劇2014年 08月号を販売中。写真集なども置いてあります。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 舞台はニューヨーク、ブルックリン。イラク戦争の取材中、路上爆弾で負傷したフォトジャーナリストのサラを、恋人であり、職業上のパートーナーでもあるジェームズはいたたまれない思いで迎えに行き、二人のアパートに戻ってくる。

 彼らの友人であるリチャードが、若いガールフレンドのマンディーを伴い見舞いに訪れる。屈託なく、幸せそうな二人の姿に、サラとの結婚を切り出すジェームズだが・・・・・・。ギブスをしていた足、包帯で吊っていた片腕、爆弾の破片による顔の傷が癒えるころ、サラとジェームズの関係にも変化が訪れる。
 ≪ここまで≫

 一緒に暮らすこと、結婚すること、子供を作る・産む・育てることは、する/しないも含めて、人間という動物の普遍的なテーマとして扱われることが多いです。このお芝居では恋仲で年頃の男女が2組登場しますから、結婚するかしないか、子供を産むか産まないかが、のっぴきならないテーマになっています。そしてもちろん職業や生き方についても。

 愛し合っているはずの男女が、お互いにどうしても相容れないと気づき、相手を立てれば自分が死んでしまうほどの齟齬があらわになる瞬間に、本物の葛藤が見えてドキドキします。そしてそれをどう乗り越え、どんな始末をつけるのか。全てを見届けてから、自分に照らし合わせたり、他の事例と比べたりして考えるのが楽しいんですよね。

 ストレート・プレイは、ある物語を詳細に示すことで物語以外の何かが立ち現われたり、フィクションが現実を映す鏡として機能したりするのが魅力だと思います。あくまでも初日の時点ですが、この作品は面白いストーリーを説明してくれたけれど、それ以上には届いていないように思いました。全体的にもっと知的に、示唆的にコントロールされた、洗練された演技・演出の方が私好みです。
 いわゆる「赤毛もの」のような演技も気になりました。たとえば編集者リチャードの若い恋人のキャラクターは、少々戯画化され過ぎな気がしました。彼女は「世間」として「普通」でいてくれたらいいのではないかと。

 ほんっとにどうでもいいことですし、きっと共感は得られないと思うのですが…ものすごく印象に残ったので書いちゃいますっ。この舞台での中越典子さんの声の出し方は、若松武史さんに似ていますよね…!? 低い声を出す時にのどもとでグルっとしてる感じが…(ああ言い表せない)。外見は似ても似つかないお2人ですが、もしかしたらお顔の骨格が似てるのかも?(どーでもいいですよね…スミマセン)。

 ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。

 平和な暮らしのリアルと戦場のリアルとが重なる部分を感じ取りたかったです。日常でありながら戦場と重なることで、その差異もよりくっきりするのではないかと。天国と地獄を同時に受け取る瞬間というか。

 舞台奥の上手上部に吊られたディスプレイに、サラが撮影したと思われる報道写真が映し出されました。違う写真へと変わる時に映像上の工夫があったんですが、ない方がいい気がしました。できればパッパッと次の写真に移って欲しかったです。写真が説明として使われているように感じたのも残念。

 ジェームズが、戦場に居る人々が登場して独白していくお芝居を観て大いに怒り、「事実を演出し、歪曲している」等と酷評する場面がありました。それは戦場を語る登場人物を観る客がいる、この『永遠の一瞬』という公演そのものでもありますよね。観ている最中にハっとしたり、考えさせられたりしたかったです。

出演:中越典子、瀬川亮、森田彩華、大河内浩
脚本:ドナルド・マーグリーズ 翻訳:常田景子 演出:宮田慶子 美術:土岐研一 照明:中川隆一 音響:上田好生 衣裳:髙木阿友子 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:渡邊千穂 舞台監督:大垣敏朗 プロンプ:池田朋子 制作助手:吉田友香 映像製作・操作:井口雄一郎 制作担当:田中晶子
【休演日】7/15,22【発売日】2014/05/10 A席5,400円 B席3,240円 Z席 1,620円(公演当日、ボックスオフィスのみでの販売。1人1枚、電話予約不可)
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/140701_001635.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:31 | TrackBack

2014年07月07日

【ワークショップ】日本劇団協議会「教育者・ワークショップ指導者のためのエデュケーションワークショップ」08/05-14に初級、中級、上級講座を開催※〆切明記なし(FAX又は郵送)

 公益社団法人日本劇団協議会が、教育者・ワークショップ指導者のための「エデュケーションワークショップ」を開催します。
 指導者はケネス・テイラーさん(英国ミドルセックス大学PGCEドラマ課程主任教官) 。詳細は公式サイトでご確認ください。

 ●日本劇団協議会「2014 Education Workshop」
 2014年8月5日(火)~14日(木)@朋友芸術センター
  講師:ケネス・テイラー
  助手:西海真理(劇団朋友)
  通訳:平中早智子
  コーディネーター:夏川正一(劇団朋友)

 ・初級クラス(初心者のための体験講座)
  8月5日(火)~7日(木)
  全日:11時~17時
 ・中級クラス(経験者のための中級講座)
  8月8日(金)~10日(日)
  全日:11:00~17:00
 ・マスタークラス(経験者のための上級講座)
  8月12日(火)~14日(木)
  全日:11:00~17:00

 ⇒Next News-Headline【英国から“演劇教育の神髄”を学ぶ】日本劇団協議会「エデュケーションワークショップ」8/5~14開催-東京・上荻

Posted by shinobu at 15:05 | TrackBack

【稽古場レポート】シアター風姿花伝プロデュース『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』07/05シアター風姿花伝

 スウェーデンの劇作家ラーシュ・ノレーンさん(1944年生)の戯曲『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』を、文学座の上村聡史さんが演出されます(関連レポート⇒)。
 劇場は出演者の那須佐代子さんが支配人をつとめるシアター風姿花伝(最大120席)です。⇒公式ツイッター ⇒公式facebookページ

 同劇場でロングランされた『帰郷 Homecoming』は、私が昨年に観た小劇場作品の中でNo.1でした。『帰郷』に続いて今作にも那須さんと中嶋しゅうさんが出演されます。先月拝見した上村さん演出の翻訳劇『信じる機械』も素晴らしかったんですよね。企画と座組みの魅力に惹かれて、本番約10日前に、劇場内の舞台で行われているお稽古を拝見しました。

 【写真↓左から(敬称略):那須佐代子、増子倭文江、前田一世、中嶋しゅう 撮影:藍田麻央】
  ※美術、照明、衣装は本番で変わる可能性があります。
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 ●シアター風姿花伝プロデュース『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる
  7/15(火)-30(水)@シアター風姿花伝
  出演:増子倭文江、那須佐代子、前田一世、中嶋しゅう
  作:ラーシュ・ノレーン 翻訳:富永由美 演出:上村聡史
  一般 4,000円 学生 3,000円 当日券 4,300円
  ※早割 3,800円(7/15(火)~7/18(金)のみ)  ↓こりっちでカンタン予約!
 ⇒CoRich舞台芸術!『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる
 ⇒7/16(水)14:00、7/19(土)15:00、7/21(月・祝)15:00終演後にアフタートークあり。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 現代、ストックホルム。 四人家族が久しぶりに再会する。 待ち合わせは劇場。 観劇後、家族はわが家において束の間の一家団欒を試みる。 何げなく始まった芝居の感想が、 それぞれの積年の想いに火をつけていく。 時は、容赦なく夜明けの先に待つ、朝へと向かう。
 ≪ここまで≫

 【写真↓左から:那須佐代子、中嶋しゅう、増子倭文江 撮影:藍田麻央】
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 『ボビー~』は本邦初演で、父(中嶋しゅう)、母(増子倭文江)、姉(那須佐代子)、弟(前田一世)の4人家族のお話です。日本語の戯曲集も出ていますが、私はノレーン作品に触れるのは初めて。第一幕と第三幕を拝見し、あまりの面白さに舌を巻きました!げんなりするほど暗くて、絶望的に悲惨…なのに爆笑しちゃうんです!改めて、チラシのイメージは作品にぴったりだと思いました。表面の暗さは設定と筋書きそのもので、裏面の明るさには否応なく溢れ出てしまう人間の生命力が表れているんですね。そのギャップがまた笑いを生むんです。

 中嶋しゅう:ノレーンは“北欧のピンター”と呼ばれているとか。読んだ時は不条理劇かと思ったんだけど、稽古をしていくと、「あぁ、そういうことか」とわかる。やってみれば「こういう人、いるね」とわかるんです。とても…面白いんですよね。シアター風姿花伝でノレーン戯曲の上演をシリーズ化してくれないかな。

 今公演は美術も衣装も小道具も、本物をそろえる室内劇です。本番仕様に建て込まれた舞台美術は壁が黒色、床もまた黒色の板張りで、少々古びた感のあるシックな家具が置かれています。とはいえ異空間が共存するような工夫もあり、見えている部分の外側にも想像を広げられました。

 【写真↓左から:前田一世、増子倭文江 撮影:藍田麻央】
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 舞台はスウェーデンの首都ストックホルム。時代は現代。時刻は4人一緒にユージン・オニール作『夜へ長い旅路』を観劇して、劇場から帰宅した夜。家族全員が久しぶりに実家に集合します。一目見ただけでワケアリだとわかる4人の地位や職業、そして過去は、時が経つにつれて徐々に明らかになっていきます。

 人間の感情は瞬く間に変化するものですから、「今泣いたカラスがもう笑う」ことはよくありますよね。この家族の場合はそれが凄まじいんです!ギョっとするほどの罵詈雑言を浴びせ合っても、瞬時に元通りになり、また平凡な日常会話が始まります。ちゃぶ台をひっくり返すのと、とっさに取り繕うのを頻繁に繰り返すので、てんやわんやしっぱなし(笑)。

 上村(演出):ここは偽善家族のシーン(笑)。殊更にいがみ合った感じになってしまって、さすがに各々(おのおの)がびっくりして、違う方向を見出そう、日常に戻ろうとしてる。だから言葉が普通の家庭みたいになっちゃってる(普通じゃないのに)。皆で努力して家族のムードを作って盛り上がるんだけど、やっぱりできなくて沈んじゃう(笑)。

 【写真↓:那須佐代子 撮影:藍田麻央】
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 穏やかな言葉を交わす静かなシーンでも、俳優の心の中では大嵐が吹き荒れているので、スリリングで目が離せません。饒舌な母に対して娘は口数が少ないのですが、娘が小さな声でスルリと何かをつぶやいた途端、向かい合った2人がまるで牙を剥いたライオン同士のように見えました。「ガオォォーーー!」と吠え合う声が聞こえそうなほど!

 そこで突然、息子が素っ頓狂なセリフを放ち、燃え盛るような大喧嘩の空気が一掃されました。いわば絶妙のツッコミが決まったような感じです(笑)。彼は同じ部屋に居るのに神出鬼没なトラブルメーカーで、家族の誰も彼の行動が読めません。そんな修羅場を他人行儀で見守る父は、一家の大黒柱でありながら弱く、頼りなく、そして逃げ腰な態度からはずる賢さも透けて見えるようでした。

 【写真↓左から:前田一世、上村聡史 撮影:藍田麻央】
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 舞台上で起こる出来事のほんの一瞬からこれだけのことを受け取れるのは、一つ一つのやりとりを緻密に作り上げているからです。誰に向かって、どのタイミングで、どういう意図で、話しかけるのか。どちらが先に話し始めて、どちらから目をそらすのか。距離の取り方や小道具の扱いなどの細々としたことも、実際にやって感触を確かめながら決めていきます。演出の上村さんは舞台に上がって、俳優と同じ位置から、相談話をするように指示をされていました。

 上村:このセリフだけは相手の顔を見て言って、そして言い終わったらすぐにそらす。
 上村:娘から先に目線を外せば、母がかわいそう。逆に母から先に目線を外すと、娘がかわいそうになる。
 上村:(今の演技は)目の動きに狂気をはらんでいるような感覚がある。入り込んで狂乱の方に行き過ぎてるから(その方向はやめましょう)。

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上村さん

 休憩中に上村さんから少しお話を伺うことが出来ました。

 しのぶ:2月のサルトル作『アルトナの幽閉者』の次に商業演劇を挟み、先月は英国戯曲『信じる機械』を演出され、そして今回がスウェーデン戯曲『ボビー…』。9月にはレバノン生まれの劇作家ワジディ・ムワワド作『炎 アンサンディ』が控えていますね。

 上村:…根暗だと思われそう(笑)。でもこういう戯曲を選んじゃうんだよね。

 しのぶ:恥ずかしながらラーシュ・ノレーンという劇作家を初めて知りました。すごく面白いですね。

 上村:そうなんですよ。ノレーンはフランス、ドイツでも人気の劇作家で、ドイツのシャウビューネではレパートリーにもなっています。フランスでは上演歴がとても多い。そして非常に多作なんですよ。これまでに60本の戯曲を書いていて、1年間に5本書いている年もあります。
 上村:『ボビー…』は一見普通の家族の会話劇なんですが、いつもどおりにはいかないです。(僕は)普段はロジックで組み立てがちなんだけど、この戯曲は2、3行前のセリフの気持ちが、後になって出てくる。だから目の前のセリフに向き合うだけじゃ読み解けない。かといって感情の流れだけでも作れないし…。ロジックと感情のどっちを取るのか、自分が常に引き裂かれる状態にあるのが面白いです。


 家族だから憎んで傷つけて、家族だから再び求め合い、繋がり合う。何を伝えてもすれ違い、叫べば叫ぶほど届かない。猛獣のような4人の人間による、苛烈に愛憎渦巻く会話劇です。高密度、高品質の大人のお芝居が、再びシアター風姿花伝から生み出されます。


稽古場写真:藍田麻央
Bobby Fischer bor i Pasadena by Lars Noren
出演:増子倭文江、那須佐代子、前田一世、中嶋しゅう
作:ラーシュ・ノレーン、翻訳:富永由美 演出:上村聡史 美術:長田佳代子 [照明] 賀澤礼子 [音響] 長野朋美(オフィス新音) [衣装] コダン [舞台監督] 村田明 [宣伝美術] デザイン太陽と雲 [絵画提供] 佐和子 [演出助手] 中山大豪 [制作] 会沢ナオト 柿木初美 [企画・製作]シアター風姿花伝
【休演日】7/22(火)【発売日】2014/05/24 一般 4,000円 学生 3,000円 当日券 4,300円 早割 3,800円 7/15(火)~7/18(金)のみ
http://www.fuusikaden.com/pasadena/


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Posted by shinobu at 01:47 | TrackBack

2014年07月05日

青☆組『星の結び目』07/04-09吉祥寺シアター

 吉田小夏さんが作・演出される劇団青☆組の第20回公演は、2011年に吉田さんが書き下ろし、時間堂で上演された『星の結び目』。吉田さんによる演出では初演になるのでしょうか。上演時間は約2時間10分、休憩なし。

 1930年代から始まる、日本のある商家を舞台にした家族のドラマでした。劇場を支配し続けるしっとりとした空気が青☆組らしさなのかなと思います。設定や人間関係から『桜の園』『三人姉妹』を思いおこさせました。

 着物や背広などの衣装をどんどん着替えてくださるのが贅沢!着道楽なお芝居!ただ、初日の段階ですが、舞台上だけでやり取りが行われて、客席の方までは思いが届いて来づらい印象でした。声が小さくて聞こえづらかったのは、きっとすぐに改善されることと思います。

 ⇒CoRich舞台芸術!『星の結び目
 レビューは途中です。加筆できるかどうかは不明。

 ≪あらすじ・作品紹介≫ CoRich舞台芸術!より
 舞台は在りし日の東京。

 大正時代から続く商家の吉永園は、氷屋などの事業を営み大いに栄えていた。
 だが、二代目の当主の時代になると、この一家にも、時代にも少しずつ影がさしてゆく。
 その町を流れる川には、龍の女が住むという。川面を清める桜を待って、冬の星座が雪を降らす。

 ほろ苦いペーソスと温かさを持ち味に、市井の人々の営みを描き続けてきた青☆組。
 今作は、作者が自身の一族の系譜を辿り、実在した曾祖父をモデルに創作した群像劇。
 時に幻想的に織り成される時空と、繊細な対話劇の融合で描かれる、大正、昭和、を駆け抜けるように生きた人々の物語です。
 ≪ここまで≫

 3つの円形ステージを橋掛かりのような木製の廊下がつなぐ抽象舞台。天井からは無地の布(紙?)が懸垂幕のようにいくつも垂れ下がっています。頭の大きさかそれより小さいぐらいの丸い籠も天井からいくつも釣り下がっていて、その中には電球が入っています。ぼんぼりのような可愛らしい照明でした。カラフルな色使い照明で染め上げられた風通しの良い舞台を、リアルな衣装の役者さんたちが闊歩します。

 ここからネタバレします。

 最初の場面は、南京陥落を祝っていたので1937年でしょうか。一代で富を築いた吉永甚五郎とその4人の子供たち、そして彼らを取り巻く吉永園で働く人々のお話です。一代目甚五郎の死後、数年で長女の夫も亡くなってしまいます。日本の戦況悪化のせいで「ぜいたくは敵」のムードが世間を支配し、商売は傾く一方。落ちぶれていくけれど、いつまでたっても当事者になれない甚五郎の子供たちと、その使用人らの様子から『桜の園』を思い浮かべました。そういえば氷屋である吉永園の水は、桜の花びらで清められるといううたい文句がありました。

vol.20 『星の結び目』
【出演】長男:多根周作(ハイリンド) 長男の妻:吉田久美(演劇集団円)、長女:渋谷はるか(文学座)、父、次男:荒井志郎、次女(教師になる):大西玲子、父に雇われた帝大卒の会計係(長女に思いを寄せる):西村壮悟、使用人の梅子(語り部):福寿奈央、小池の娘・吹雪(おつむが弱い)、父の愛人小雪:小瀧万梨子(青年団)、使用人小池:藤川修二、使用人上田(後に兵隊になり、足を負傷して復員後に、娼婦に身を落としていた梅子と結婚して和菓子屋を開く):代田正彦(★☆北区AKTSTAGE)、次女の見合い相手の富豪:村上哲也(Ort-d.d)
脚本・演出:吉田小夏 舞台監督:森山香緒梨 舞台美術:濱崎賢二(青年団)  照明:伊藤泰行  音響:泉田雄太 衣裳:阿部美千代(MIHYプロデュース) 演出助手:久間健裕 ・佐度那津季 宣伝美術:空  制作:岩間麻衣子・廣沢愛 主催・企画制作:青☆組 提携:公益財団法人 武蔵野文化事業団 芸術文化振興基金助成事業
★トークゲスト
4日(金)19:30・・近藤芳正 (俳優)
6日(日)14:00・・出演者DAY!/ 多根周作(ハイリンド)×荒井志郎(青☆組)
7日(月)19:30・・古川貴義 (箱庭円舞曲 主宰)
【発売日】2014/06/01【一般】前売 3,700円   当日3,900円  【学生・シニア(65才~)】前売/当日3,300円(要身分証明書)【中高生】前売/当日2,000円(要学生証) 小学生未満のお子様のご入場はご遠慮ください。
http://www.aogumi.org

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 10:37 | TrackBack

2014年07月04日

【ご報告】メルマガ「今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪」10周年!

 2014年7月号をもってメルマガ「今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪」は10周年を迎えることが出来ました。遅ればせながら記録を残しておこうと思います(2014/10/15)。

 100号達成時に続き、またもや舞台制作者を支援するサイト「ネクストオンライン」が「制作者のためのNews-Headline」に10周年の記事を掲載してくださいました。ずっと見守って、励ましてくださって本当にありがとうございます!

【常に観客視点で情報発信】高野しのぶ氏のメルマガ、7/1で10周年!

現代演劇ウォッチャー、高野しのぶ氏が毎月配信しているメールマガジン『今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台』が7月1日配信分で10周年を迎えた。長きに渡って継続していることは勿論、情報の密度と鮮度も維持・発展し続けている高野氏の活動は刮目に値する。

同メールマガジンは毎月1回の発行。その月に開催される主に関東地域の舞台公演の中から「今から観られる面白い演劇」を高野氏が厳選して配信している。「今月のお薦め10本+α」「前売3000円台の気になる作品」「先月のベスト3」など、常に観客の側からの情報発信を続けており、多くの観劇客(7/1現在の配信数は2,121部)にとって貴重な道標となっている。

高野氏は、2001年に自身の観劇記録や感想の発信を行う個人サイトをオープン。2004年1月にサイトを「しのぶの演劇レビュー」とリニューアルし、同年7月にメールマガジンの発行をスタートした。サイトのプロフィールには「専門にとらわれず、垣根を作らず、アマチュアの視点のままで観劇を続け、感想を書きつづけていきたいと思っています。」というコメントが掲げられている。

◎関連サイト◎
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ハイバイ『おとこたち』07/03-13東京芸術劇場シアターイースト

 ハイバイ本公演は『ある女』以来2年ぶりの岩井秀人さんの新作です。チラシのキャッチコピーは「舞台は地球、ヒト科オトコ類による性欲期から死期までの大河ドラマ!」。昭和から平成を生き抜いた男たちの人生の、いいところも悪いところもたっぷり見せてくださいました。コメディタッチで軽快に進みますが、後味はしみじみ、どっしり。

 チケット代は7/6までは前売3,300円、7/8~13は前売3,500円。これは…安いです。いい劇場で、大人が楽しめる丁寧に作られたお芝居を、お手軽価格で観られる“小劇場観劇”の幸せが味わえると思います。上演時間は約2時間。

 劇場ロビーで小説「ヒッキー・カンクーントルネード」(1500円)を購入。DVDなども充実していました。

ヒッキー・カンクーントルネード
岩井 秀人
河出書房新社
売り上げランキング: 30,142

 【舞台写真((c)曳野若菜 左から敬称略):菅原永二、用松亮、平原テツ、岡部たかし】
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 ⇒ローチケ「岩井秀人&菅原永二インタビュー
 ⇒CoRich舞台芸術!『おとこたち

 ≪作品紹介≫ 公式サイトより
 こんにちは、岩井です。
 今回はタイトル通り、男たちの話です。
 別に男に限った話にするつもりもないのですが、
 自分や自分の身の回りにいる人たちが、
 「なるべく今のままでいたい」と思いながらも、
 年月による色んな変化にはどうしても逆らえない、
 といった話になると思います。
 最近の身の回りのアホ話から、老後、死んじゃうまでを
 イェイイェイ描きたいと思います。

 岩井秀人
 ≪ここまで≫

 それぞれに別の道を歩んでいる幼なじみの4人の男性が、いつものカラオケボックスに集まって頻繁にプチ同窓会を開きます。お互いの近況報告がてら回想シーンが挟まれていき、マイクを持って誰かが演じている家庭生活を解説したり、回想シーンに居ながらカラオケボックスの人たちとアイコンタクトをしたり。ゆるりと劇中劇にもなっています。

 順風満帆なサラリーマンとそうでないサラリーマン、元テレビスター、居酒屋アルバイトという4人です。職種によって年収も人脈も異なり、既婚か子供がいるかどうか、そして不慮の事故や病気でも人生は大きく違ってきます。ランダムにつむがれる短編を眺めるように拝見し、引き込まれるような感覚はあまりなかったのですが、終盤に向かって散らばったパーツがギュっと集約されていき、懐かしい人気歌謡曲のサビに乗って、死とともにある平凡な生が、それぞれに悲しく輝いているように感じました。

 舞台は抽象美術です。ほぼ中央の面側にカラオケボックスのソファ&テーブルセットがあって、下手側にフローリングの床の正方形のスペース。その斜め上の上手側にもスペースがあって、奥には大きな壁がそびえており、三脚のイスをしまえる木製テーブルがあります。正面と上手、下手の3方向から舞台を囲む客席で、私は下手の舞台側に面した席でした。久しぶりに東京芸術劇場シアターイーストで役者さんを目の前で見て、やっぱりかぶりつきっていいなぁと思いました。舞台ならではの贅沢です。

 用松亮さんは、怖くてびくびく怯えて、泣き笑いする演技が魅力的。シラけた若者役も凄味があって良かったです。
 平原テツさんはけっこう体を動かす役で、アグレッシブで暴力的なのが良かったなぁと思いました。いつもあまり動かないイメージだからかな。マイクで戦隊もののテレビ番組のアナウンスのような、劇画っぽい語りをするのが面白かったです。

【舞台写真((c)曳野若菜 左から敬称略):安藤聖、岡部たかし】
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 ここからネタバレします。

 2人で話す場面では、ただ自然に向き合って会話するのではなく、2人きりにしては不自然なぐらい広く距離を取って、双方が違う方向を向いたままであることがしばしばありました。幅も高さもある空間がうまく使われていると思いましたし、客席に向かって語り掛けているように見えたり、2人とは違う人物の言葉に聞こえるなど、他の可能性も想像できてよかったです。
 喪服姿の山田(菅原永二)と森田(岡部たかし)が、ぐるぐると舞台の周囲を歩いて回る時、徐々に段差の昇り降りで足がもたついたり、腰が曲がって来たりするので、彼らが年を取っていくことがわかりました。口調が若者のままで、年齢が変わっていくのが面白いです。年齢は舞台奥の大きな壁の右上に数字で表されます。

 津川(用松亮)の人生は波乱万丈でした。テレビのスターだったのに酒を飲み過ぎてそそうをしでかして業界を追い出され、たばこの不始末で家を失い、奇跡的に助かってからは新興宗教に入信。教団の大切なものをトイレに流してしまって逃走し、最後は肺水腫で死亡。遺体がトラックの荷台で発見され、そこで暮らしていたことが判明します。

 【舞台写真((c)曳野若菜 左から敬称略):平原テツ、菅原永二】
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 若い女性(安藤聖)と浮気していた夫(岡部たかし)に対して、見事に三行半を突きつけたのに、妻(永井若葉)は結局離婚をしなかったという謎。人間は一筋縄ではいきませんね。妻は年老いてがんを患い、毎晩悪夢を見るようになります。夢の中で彼女を襲う怖い人とはつまり夫のことでした。鈴木(平原テツ)は製薬会社で必死で働いて出世して妻と息子を養ってきたのに、定年退職してからは、家で家族に無視されたり嘲笑されたりする苦痛の日々。彼の葬儀で判明するのですが、実は妻と息子を罵倒し暴力を振るうDV夫として君臨していたのです。一緒に暮らす最も身近な家族が、最も恐ろしい敵なんですね。こういう家族、あると思います。

 苦情受付の部署で働き続けた山田(菅原永二)は、認知症になって老人ホームに入ります。本当は82歳だけど50~60歳の気分。介護士の男性を死んだ友達だと思って話しかけたり、友達の経験を自分の人生のように語ったりします。他の3人の人生が山田の中に集まっていくようでした。もしかしたら3人は山田の想像上の人物なのかも?いや、4人全員が「おとこ」という1つの種を表すものだったのだ、と考えました。

 カラオケで歌われる回数が一番多かったのはこの歌。最近ASKAさんが逮捕されたこともあり、歌詞がいっそう胸に沁みます。

[MV] 太陽と埃の中で / CHAGE and ASKA

 追いかけて追いかけても つかめないものばかりさ
 愛して愛しても 近づくほど見えない

 ≪おまけ≫
 サラリーマン(菅原永二)がデリヘル嬢(安藤聖)を呼ぶのに寝ないのは、岩井さんが内田慈さんと共演したドラマ24「リバースエッジ 大川端探偵社」もそうでしたね。あの回は切なくて良かったです。

※舞台写真は劇団より提供。
≪東京、福岡、愛知≫
出演:鈴木の妻、森田の浮気相手など:安藤聖、テレビ番組の監督、電車で席を譲る若者:岩井秀人、居酒屋でアルバイトする不倫夫の森田:岡部たかし、コールセンターで定年まで働き、認知症になって入院する山田:菅原永二、森田の妻、良子:永井若葉、製薬会社サラリーマン鈴木:平原テツ、元子役スターで後ほど火事に遭い宗教に入信する津川、鈴木の息子:用松亮
脚本・演出:岩井秀人 舞台監督=谷澤拓巳・上嶋倫子 舞台美術=秋山光洋 照明=松本大介 照明操作=榊美香 音響=中村嘉宏 音響操作=高橋真衣 映像=トーキョースタイル 衣裳=小松陽佳留 衣裳演出部=熊井絵理 演出助手=郷淳子 記録写真=曵野若菜 WEB=斎藤拓 宣伝美術=土谷朋子(citron works) 票券=冨永直子(quinada)・吉田直美 制作=藤木やよい 富田明日香 西村和晃 プロデューサー=三好佐智子(quinada) 
【休演日】7/7【発売日】2014/05/10 全席指定 7月3日~6日:前売3,300円/当日3,800円、8日~13日:前売3,500円/当日4,000円 学生2,500円(要身分証)、高校生以下1,000円(劇場窓口のみ、要身分証)
http://hi-bye.net/2014/04/21/3916

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 01:40 | TrackBack

2014年07月03日

【映画】ナショナル・シアター・ライヴ2014『ザ・オーディエンス』06/27-07/02 TOHOシネマズ日本橋

 イギリスの演劇作品を映画館で上映する「ナショナル・シアター・ライヴ2014」。『フランケンシュタイン』Aバージョン&Bバージョン、『コリオレイナス』に続いて『ザ・オーディエンス』を拝見。上映時間はこちらによると2時間38分(10分の途中休憩がありましたが、この上映時間は休憩込みかどうかはわかりません)。

 またもや面白すぎました…俳優が素晴らしい…お茶を注ぐ動作にも見入る…とにかく巧い。大人の皮肉とユーモア、機知に富んだ会話ってこういうことだと思いました。はぁ…8月の『リア王』も必ず行く!

 ≪作品紹介≫ 公式サイトより
 『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが再びエリザベス2世に扮し、 本来一般人には見る事のできない女王と国の歴代の総理大臣たちとの謁見を舞台に繰り広げるドラマ劇。 エリザベス2世を描かせたら天下一のピーター・モーガンが脚本を手掛け、演出は『リトル・ダンサー』、 『めぐりあう時間たち』などの名匠スティーヴン・ダルドリー。
 ≪ここまで≫

 幕間のおまけ映像は脚本家のピーター・モーガンさんへのインタビューと、衣装についての特別編集映像。

Helen Mirren in The Audience by Peter Morgan Directed by Stephen Daldry
演出:スティーヴン・ダルドリー 脚本:ピーター・モーガン
出演:ヘレン・ミレン、ジェフリー・ビーヴァーズ、ジョナサン・クート、他
字幕:ジョー・アラン 監修:アンジェラ・ダヴェンポート
全席指定 2500円
http://www.ntlive.jp/
https://www.facebook.com/ntlivejp
https://www.facebook.com/theaudienceplay
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1418929
http://ntlive.nationaltheatre.org.uk/productions/ntlout3-the-audience

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 00:12 | TrackBack

2014年07月01日

【ワークショップ・オーディション】演劇企画体ツツガムシ「2014年12月公演『paper plane』出演者募集」※7/22〆切(郵送のみ)

 林竜之助さんの戯曲をメインに、田中壮太郎さん(劇団俳優座)が演出される演劇企画体ツツガムシのオーディション情報です。詳細は公式サイトでご確認ください。以下、CoRich舞台芸術!の掲示板より。

 林さんの作品もツツガムシの公演も拝見したことはないのですが、田中さんの出演作、演出作は拝見しています。演出作のレビュー⇒ ⇒過去公演の記録(こりっち)

 ■演劇企画体ツツガムシ第5回公演『paper plane(ペーパープレーン)』
  2014年12月13日(土)~12月24日(水)
  会場:space雑遊
  出演:本多新也、小飯塚貴世江、土屋士、田中壮太郎、名塚佳織、ほか
  作:林竜之助 演出:田中壮太郎
 ・ワークショップ・オーディション
  日程:8月2日(土)、8月3日(日)、8月4日(月)のうち、いずれかの1日。
  参加費用:1000円
  応募締切:2014年7月22日(火)当日消印有効。

Posted by shinobu at 11:14 | TrackBack

メルマガ 2014年07月のお薦め舞台

mail magazin visual.bmp
お薦めお芝居をご紹介しています

 2014年7月のお薦め舞台10本+αをご紹介します。

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┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏

 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 121    2014.07.01  2,112部 発行

┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ http://www.shinobu-review.jp/

   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ◎おかげさまで、本日、このメルマガは10周年を迎えました!
  ご登録いただきありがとうございます!!

  第一号の発行は2004年7月1日。劇作家・翻訳家・演出家の谷賢一さんが
  当時書いてくださったブログの記事↓をご紹介いたします。
  「メルマガ『しのぶの演劇レビュー』を購読しろ」(2004年07月28日)
   http://www.playnote.net/archives/000161.html
  嬉しいやら恥ずかしいやら懐かしいやら…

  今後も自分のペースでぼちぼち続けていきたいと思っております。
  末永くお付き合いの程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

    舞台には、あなたの心を揺さぶり、
      人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください♪

 ◎メルマガのバックナンバー↓は全て公開しています。
   http://archive.mag2.com/0000134861/index.html

 ◎facebookページ↓でブログ更新を報告しています。
   http://www.facebook.com/shinobureview
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○○ 今回のもくじ
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 ◆1【今月のお薦め10本+α】
   
   ◎No.1→KAAT神奈川芸術劇場『暗いところからやってくる』
       07/18-21神奈川芸術劇場・中スタジオ
       http://www.kaat.jp/d/kuraitokorokara
       http://www.ikiume.jp/kuraitokoro.html

 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→文学座アトリエの会『信じる機械-The Faith Machine-』
       05/28-11文学座アトリエ
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0625215415.html

 ◆3【編集後記】

   ◎「CoRich舞台芸術まつり!2014春」グランプリが発表されました!

 ◆4【このメルマガについての注意事項(毎月同じ内容です)】

   ◎はじめての方はどうぞお読みくださいね♪

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆1 【今月のお薦め10本+α】
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 ▽★印がいちおし公演です(3本)。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/企画製作・『題名』・日程・会場・価格・URL
 ▽座種の記述がない公演は全席指定。
 ※間違いがあるかもしれません。最新情報や詳細は公式サイトでご確認を。


1.華のん企画『子供のためのシェイクスピア「ハムレット」』
  07/02-06神奈川芸術劇場・大スタジオ
  ≪神奈川、茨城、福岡、三重、大阪、滋賀、東京・小金井、千葉、
   愛知、東京・池袋≫
  ☆出演:伊沢磨紀、福井貴一、山口雅義、戸谷昌弘、佐藤あかり、
      若松力、宮下今日子、斉藤悠、長谷川祐之、山崎清介
   原作:シェイクスピア 脚本・演出:山崎清介
   (全席自由・入場整理番号付)一般4,500円 シルバー4,000円
   U24:2,250円 高校生以下:1,000円
    http://kodomohamlet.jimdo.com/
   今年で20年目を迎える『子供のための~』シリーズは毎夏恒例。
   老若男女問わずシェイクスピア戯曲を楽しめる構成になっていす。
   『ハムレット』はちょうど10年前に初演↓されています。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/0808184833.html
   小学生を2人連れて行ったんですよね~、懐かしいな~。
   杉原邦生さんが演出される『ハムレット』↓と見比べられますね。
   ○KUNIO11『ハムレット』
    08/01-03あうるすぽっと
    ≪京都、豊橋、札幌、東京≫
     http://www.kunio.me/kunio11-hamlet/


2.ホリプロ『舞台「カッコーの巣の上で」』
  07/05-08/03東京芸術劇場プレイハウス
  ≪東京、兵庫≫
  ☆出演:小栗旬 神野三鈴 武田真治 大東駿介 福田転球 吉田メタル
    伊達暁 櫻井章喜 駒木根隆介 木下あかり 八木のぞみ
    江戸川萬時 長田奈麻 山内圭哉 藤木孝 吉田鋼太郎
   原作:『カッコーの巣の上で』著:ケン・キージー 翻訳:岩元巌
   戯曲:『カッコーの巣の上を』著:デール・ワッサーマン
    翻訳:小田島雄志・小田島若子
   演出:河原雅彦
   一般¥10,000 サイドシート¥8,000
    http://hpot.jp/stage/cuckoo
   小栗旬さんを主演に迎えて有名な米国映画を舞台化。演出は
   河原雅彦さん。昨年の『ショーシャンクの空に』↓も河原演出でした。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/1108151228.html
   名作映画をどう解釈し、何を焦点にするのかが楽しみですね。


3.Bunkamura『太陽2068』
  Bunkamura25周年記念
  07/07-08/03 Bunkamuraシアターコクーン
  ☆出演:綾野剛、成宮寛貴、前田敦子、中嶋朋子、大石継太、
      横田栄司、内田健司、山崎一、六平直政、伊藤蘭、ほか
   脚本:前川知大 演出:蜷川幸雄
   S・¥10,000 A・¥7,500 コクーンシート・¥5,500
    http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_taiyo.html
   前川知大さんが、読売文学賞、読売演劇大賞・大賞受賞作『太陽』↓を
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/1201221658.html
   演出の蜷川幸雄さんのために書き直し、豪華キャストにて上演。
   前田敦子さんは初舞台だそうです。


4.新国立劇場演劇『永遠の一瞬 -Time Stands Still-』
  07/08-27新国立劇場小劇場
  ≪東京、兵庫≫
  ☆出演:中越典子、瀬川亮、森田彩華、大河内浩
   脚本:ドナルド・マーグリーズ 翻訳:常田景子 演出:宮田慶子
   A席5,400円 B席3,240円 Z席1,620円(当日券)
    http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/140701_001635.html
   女性戦場ジャーナリストが主人公の米国戯曲を宮田慶子さんが演出。
   劇作家のドナルド・マーグリーズさんはピュリッツァー賞受賞作家です。
   2000年に観た『ディナー・ウィズ・フレンズ』↓も面白かった覚えあり。
    http://www.parco-play.com/web/program/001077/
   中越典子さんは舞台で数回拝見してまして、私の好きなタイプの演技を
   される女優さんなので、期待しています。


5.パルコ・プロデュース『母に欲す(ははにほっす)』
  07/10-29パルコ劇場
  ☆出演:峯田和伸(銀杏BOYZ)、池松壮亮、土村芳、米村亮太朗、
      古澤裕介、片岡礼子、田口トモロヲ
   脚本・演出:三浦大輔 音楽:大友良英
   7,500円 U-25チケット=4,500円(25歳以下対象)
    http://www.parco-play.com/web/program/hahanihossu/
   三浦大輔さんが「男子にとっての母」をテーマに新作を作・演出。
   初舞台の峯田和伸さんは三浦さんの映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』↓の
    http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334895/
   主演でしたし、池松壮亮さんも↓同じく映画『愛の渦』主演ですね。
    http://ai-no-uzu.com/
   過激に辛辣に濃厚に、現代日本を映す芝居だろうと覚悟して参る所存。


6.劇団青年座『あゆみ』
  07/12-21青年座劇場
  ☆出演:阪上和子 野沢由香里 土屋美穂子 松乃薫 藤井佳代子 椿真由美、
    柳下季里 小暮智美 安藤瞳 坂寄奈津伎 山口晃 石井淳 和田裕太
   脚本・演出:柴幸男
   一般:4200円、学生:2500円 
   リピーター割引:半券でAct3Dの公演に限り、一般券のみ500円引き。
    http://seinenza.com/performance/public/211-212-213.html
   『あゆみ』↓は女優のみで上演されてきた柴幸男さんの代表作の1つ。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/1130234115.html
   柴さんご自身の手によって、歴史ある劇団の20~70代の男優&女優が
   出演する新バージョンが誕生します。


7.椿組2014年夏・花園神社野外劇『廃墟の鯨』
  07/12-23花園神社境内特設ステージ
  ☆出演:山本亨、松本紀保、恒松敦巳、田渕正博、木下藤次郎、
    井上カオリ、長嶺安奈、岡村多加江、鳥越勇作、趙徳安、
    浜野まどか、今井夢子、粟野史浩、鈴木歩己、犬飼淳治、伊藤新、
    五味良介、鈴木幸二、松本亮、菊地啓介、八木岳、外波山流太、
    藤川恵梨、尾身美詞、坂井香奈美、川原洋子、新井結香、大手忍、
    椎名りお、徳留香織、瀬山英里子、松田七美、保可南、永井久喜、
    山中淳惠、小林愛、秋山亘平、辻親八、水野あや、外波山文明
   脚本・演出:東憲司(劇団桟敷童子)
   指定席:4500円(前4列中央より限定60席) 前売り自由席:4000円
   当日自由席:4300円(日時指定・整理番号付き)
   中高校生:2500円(自由席)
    http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/haikiynkujira.html
   ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=54241
   毎夏恒例、椿組による花園神社の野外劇。今年は東憲司さんが
   作・演出されます。うちわ片手にビールを飲んで、お友達と一緒に
   夏ならではの体験をどうぞ。大仕掛けも楽しめそうです。


8.シアター風姿花伝プロデュース
  『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』
  07/15-30シアター風姿花伝
  ☆出演:増子倭文江、那須佐代子、前田一世、中嶋しゅう
   作:ラーシュ・ノレーン 翻訳:富永由美 演出:上村聡史
   一般4,000円 学生3,000円 当日券 4,300円
   早割3,800円[7/15(火)~7/18(金)のみ]
    http://www.fuusikaden.com/pasadena/ ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=53281
   上村聡史さんがスウェーデンの4人芝居を演出。本邦初演です。
   シアター風姿花伝での翻訳戯曲のロングランといえば、昨年の
   『帰郷 Homecoming』。私にとって昨年の小劇場作品のNo.1↓でした。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/1225143530.html
   上村演出『信じる機械』↓も素晴らしかったので、かなり期待してます。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0625215415.html


★9.文学座アトリエの会『終の楽園』
  07/26-08/09文学座アトリエ
  ☆出演:金内喜久夫 早坂直家 得丸伸二 大場泰正 上川路啓志、
    藤側宏大 南拓哉 富沢亜古 目黒未奈 栗田桃子 上田桃子 梅村綾子
   脚本:長田育恵 演出:鵜山仁
   一般前売 4,000円 当日券 4,300円 
   ユースチケット2,500円(前売・当日共/25歳以下)
    http://www.bungakuza.com/tsuinorakuen/index.html
   てがみ座の長田育恵さんが文学座に新作を書下ろし、鵜山仁さんが
   演出。昨年の長田戯曲『地を渡る舟』ではメルマガ号外↓を発行しました。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/1123013438.html
   高級老人ホームを舞台にした、ある家族のお話です。幅広い年齢層の
   俳優が所属する文学座だからこそ観られるお芝居になりそうですね。
   前売り完売の回も複数出てきています↓。ご予約はお早目に。
    http://ameblo.jp/bungakuza-tsuinorakuen/


★10.TBS/Bunkamura/ローソンチケット/VIS A VISON/DISK GARAGE
  『War Horse(ウォー・ホース)~戦火の馬~』
  07/30-08/24東急シアターオーブ
  ☆原作:マイケル・モーパーゴ 脚色:ニック・スタフォード
   共同制作:ハンドスプリング・パペット・カンパニー
   S席:13,000円 A席:10,000円 B席:8,000円
   ※未就学児入場不可 ※英語上演/日本語字幕あり
    http://warhorse.jp/
   スピルバーグ監督によって映画化↓もされた“少年と馬の愛の物語”。
    http://www.cinematoday.jp/page/A0003188
   英国ナショナルシアターのスタジオで生み出された作品だと、
   長塚圭史さんが研修報告会で↓おっしゃっていました(2010年)。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0507152606.html
   人間が馬のパペットを動かします。パペットと俳優がどのように交流し、
   ドラマを生み出すのか。とにかく目撃したい!


 ★★★────────────────────────────── 
  前売3000円台以下の気になる作品を3本ご紹介します。
   (上述の高額公演中にも、席種・日程により格安券あり)
 ──────────────────────────────★★★

【1】ハイバイ『おとこたち』
  07/03-13東京芸術劇場シアターイースト
  ≪東京、福岡、愛知≫
  ☆出演:安藤聖 岩井秀人 岡部たかし 菅原永二 永井若葉 平原テツ 用松亮
   脚本・演出:岩井秀人
   7月3日~6日:前売3,300円/当日3,800円
   7月8日~13日:前売3,500円/当日4,000円
   学生2,500円、高校生以下1,000円
    http://hi-bye.net/2014/04/21/3916
   『ある女』↓で岸田國士戯曲賞を受賞した岩井秀人さんの2年ぶりの新作。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0121113014.html
   今回は男性に焦点を当てた大河ドラマなんですね。
   3000円台で観られるのはありがたいなぁと思います。初日完売。
   朝日新聞「現代人よ、対話はあるか」↓
    http://www.asahi.com/articles/DA3S11211316.html


★【2】KAAT神奈川芸術劇場『暗いところからやってくる』
  07/18-21神奈川芸術劇場・中スタジオ
  KAATキッズ・プログラム2014 こどもとおとなのためのお芝居
  ≪神奈川、茨城、東京、長崎、福岡、愛知2か所、福岡≫
  ☆出演:大窪人衛、浜田信也、伊勢佳世、盛隆二、岩本幸子、木下三枝子
   脚本:前川知大 演出:小川絵梨子
   こども 1000円(高校生以下) おとな 3500円
   おやこチケット 4000円(おとな1枚、こども(高校生以下)1枚)
   シルバー割引 3000円(65歳以上)
    http://www.kaat.jp/d/kuraitokorokara
    http://www.ikiume.jp/kuraitokoro.html
   ※ツアー詳細は各劇場のWebサイトでご確認ください。
    東京公演は8月1日~3日@三軒茶屋シアタートラムです。

  ●お薦めポイント●
   先月のメルマガのお薦め前売り情報↓でご紹介しました、
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0601000036.html
   大人も子供もはらはらドキドキして楽しめるお芝居です。
   脚本は人気劇団イキウメの劇作・演出を手掛ける前川知大さん。
   演出は名だたる演劇賞を多数受賞されている小川絵梨子さんです。
   三方囲みの客席で子供たちの反応がわかるのも至福。2012年初演↓は
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0802222204.html
   私の「2012年の心に残る13本」↓にランクイン。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0105215957.html
   オリジナルストーリーの絵本↓も発売されています。
    http://www.hanmoto.com/jpokinkan/bd/9784062190176.html
   ステージ数が少ないので、どうぞお早めにご予約を!


【3】吾妻橋ダンスクロッシング実行委員会/
  SNAC パフォーマンス・シリーズ 2014 vol.3『「教室」』
  07/25-08/02 SNAC
  ☆出演:くるみ、コロスケ、飴屋法水
   脚本・演出:飴屋法水
   前売券:2,500円 当日券:2,800円
    http://snac.in/?p=3449
   『ブルーシート』↓で岸田國士戯曲賞を受賞した飴屋法水さんと、
    http://www.hakusuisha.co.jp/kishida/award58.php
   そのご家族が出演するドキュメンタリー児童劇です。前売り完売。
   くるみさんは飴屋さんのお嬢様で、現在小学校2年生。
   私は昨年夏に大阪で↓拝見。実例を題材に、人間の家族って何なのかを
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0807234028.html
   考えさせてくれるお芝居です。衝撃はあると思いますがお薦めです。
   『「教室」』創作中の飴屋法水インタビュー↓(2013年)
    http://www.theaterguide.co.jp/feature/ameya/
   初演をご覧になった方の詳しい感想↓
    http://bit.ly/1q90gMb


≪リーディング≫

○非戦を選ぶ演劇人の会ピースリーディング vol.17
 『あなたは戦争が始まるのを待っているのですか』
  07/15-16全労済ホール/スペース・ゼロ
  ☆出演予定(50音順):市毛良枝、占部房子、円城寺あや、大沢健、
    大月ひろ美、岡本舞、川辺久造、木場勝己、小林あや、小山萌子、
    重田千穂子、鈴木瑞穂、高橋長英、立石涼子、津嘉山正種、
    中川安奈、西尾友樹、根岸季衣、野々村のん、Hiro、本郷弦、
    益岡徹、宮城康博、山本悠生、山谷典子、他
   脚本・演出:非戦を選ぶ演劇人の会
   一般1,500円 中高生1,000円 小学生以下500 円
    http://hisen-engeki.com/ ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=56354
   昨年↓のテーマは憲法でした。今年は戦争。もう待ったなしです…。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0612235503.html
   7月16日は高遠菜穂さんと志葉玲さんのトークセッションあり!
   いつも前売り完売になりますので、気になった方はお早目にご予約を。


≪ご参考≫
 「しのぶの演劇レビュー」↓に今月のしのぶの観劇予定あり。
  http://www.shinobu-review.jp/schedule.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆2 【先月のベスト3】
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1.文学座アトリエの会『信じる機械-The Faith Machine-』
  05/28-11文学座アトリエ
  ☆書き留めたい言葉ばかりの素晴らしい戯曲でした。
   こういう戯曲で日本人が書いたものを観たいと心底思いました。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0625215415.html

2.松竹・Bunkamura『コクーン歌舞伎「三人吉三」』
  06/06-28 Bunkamuraシアターコクーン
  ☆亡き中村勘三郎さんの姿がまぶたに蘇り、大詰めは涙止まらず。
   歌舞伎は実際の上演を重ねて次世代に受け継いでいくんですね。
    http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_kabuki/index.html

3.FUKAIPRODUCE羽衣『耳のトンネル』
   06/13-22吉祥寺シアター
  ☆初演よりグっと大人向けになって完成度も高く、俳優それぞれの魅力も
   増していました。糸井幸之介さんの楽曲を多くのアーティストに
   歌ってもらいたいです。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0614151509.html

  他は、新国立劇場演劇『十九歳のジェイコブ』、
  梅田芸術劇場『昔の日々』(ルヴォーさんのワークショップ付き)、
  劇団B級遊撃隊『ぬけがら』、青山円劇カウンシル『赤鬼』など(順不同)。

 ◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
   http://archive.mag2.com/0000134861/index.html
  メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2014年6月(観劇数8作品)は残念ながら発行せず。
  今月は「CoRich舞台芸術!2014春」グランプリ発表の他、
  ワークショップ取材・参加などに注力し、観劇は控えめでした。


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 ◆3 【編集後記】
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 ◎今回で当メルマガは発行10周年を迎えることができました。
  あたたかい目で見守ってくださった皆様、ありがとうございました。
  谷賢一さんと出会ってもう13年以上になるのねぇ…(遠い目)。
  私は谷さんが高校時代に発行していたメルマガの読者だったのです♪
  今月は谷さんの新作音楽劇が観られます。S席は既に完売!

 ○DULL-COLORED POPvol.14『河童』
  07/18-27吉祥寺シアター
  出演:劇団員、他(総勢21人)
  原作:芥川龍之介 脚本・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP)
  振付:伊藤今人、中林舞、堀川炎、長谷川寧
  S席:5000円(←完売) A席:4000円 U-25:3500円(A席のみ)
   http://www.dcpop.org/stage/dcpop14.html


 ◎日本全国対象のインターネット上の舞台芸術フェスティバル
  「CoRich舞台芸術まつり!2014春」の審査員をつとめております。
   http://stage.corich.jp/festival2014/
  グランプリ、準グランプリ、俳優賞が発表されました!
   http://stage.corich.jp/festival2014/grand_prix.php
  受賞者の皆様、おめでとうございます!


 ◎安倍内閣は7月1日(火)の閣議決定で解釈改憲をしようとしています。
  6月30日(月)18時半からの首相官邸前での抗議行動に参加しました。
   http://got.angry.jp/0630/ 明日も17時からあります。


 ◎ロンドン在住の女優・俳優指導者の山中結莉さんのプロの俳優向け
  ワークショップを見学し、一般向けワークショップを受講しました。
   https://www.facebook.com/events/318450938305830/
  今年実施された山中さんのワークショップ等のまとめページ↓
   https://www.facebook.com/events/315125858643620/
  山中さんはひとことで言うと「本物」。また日本に来てください!


 ◎アヴィニョン演劇祭に行こう!と決心して航空券を予約したのですが、
   http://www.festival-avignon.com/en/
  大規模スト中で開催されるかどうか不明という………。

  お目当てはSPAC『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』。
   http://www.festival-avignon.com/en/shows/2014/mahabharatanalacharitam
  イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出『ALL YOU NEED TO KNOW』も。
   http://www.festival-avignon.com/en/shows/2014/the-fountainhead

  署名しました→「アンテルミタン(舞台・映画芸術の現場の有期雇用者)
  の失業補償についての協約に反対し、交渉の再開を求めます。」
   http://tinyurl.com/o75qpbg


 ◎ナショナル・シアター・ライヴ2014にハマっています~♪
   http://www.ntlive.jp/
  「フランケンシュタイン」レビュー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0418195129.html
  「コリオレイナス」↓も素晴らしかったです。
   http://eiga.com/movie/80135/

  ただいま「ザ・オーディエンス」が上映中です。
  日程:06/27-07/02 ご購入はこちら↓
   http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1418929
  劇場公式サイト↓でも購入できるそうです。
   http://www.tohotheater.jp/theater/find.html


 ◎おすすめ舞台中継など on TV(おすすめがある時だけ掲載)

  【NHK BSプレミアム】7月7日(月)午前0:00~ [7/6(日)深夜]
   プレミアムステージ
    http://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/140623_005559.html
   新国立劇場演劇『テンペスト』↓レビュー
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0517170800.html
   新国立劇場演劇『アジア温泉』(再放送)↓レビュー
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0511000059.html


 ◎これから上演される公演の「しのぶの演劇レビュー」内記事

  【情報掲載・写真あり】Studio Life「『トーマの心臓』製作発表会見」
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0412163803.html
   05/24-06/22紀伊國屋ホール
   07/11-13梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
   ※劇団提供の初日レポート↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0529143445.html
    Kabinettチームの写真レポート↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0604111416.html


 ◎地方新聞に掲載される新作邦画DVDの紹介記事を書いています。
  2014年6月は下記の5作品を拝見しました(順不同)。
  ・「映画「立候補」」←“泡沫”候補のドキュメンタリー。勇敢でした。
    http://ritsukouho.com/ 
  ・「ジ、エクストリーム、スキヤキ」←前田司郎さん脚本・監督。良かった!
    http://ex-sukiyaki.com/
  ・「もらとりあむタマ子」←日本の地域格差が目に、胸にしみる。
    http://www.bitters.co.jp/tamako/
  ・「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」←最後まで謎解きが楽しめた。
    http://genomehazard.asmik-ace.co.jp/
  ・「ペコロスの母に会いに行く」←ベタでいい映画。舞台が長崎なのも重要。
    http://pecoross.jp/


 ◎2013年9月にインタビュー↓していただきました。
   http://kenbunden.net/general/archives/4333 告知エントリー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/1120155340.html
  なぜメルマガで情報発信を始めたのか、これから何を観たいのか、
  どうしていきたいのか。誇張のない本音をまとめていただけました。


 ◎注目している役者さんに「しのぶさんのサイトでいつも
  オーディション情報をチェックしています」と言われて嬉しい!
  「受かりました!」と言われるともっと嬉しい♪
  「しのぶの演劇レビュー」に情報掲載をご希望の方は、
  お問い合わせフォーム↓からどうぞ。
   http://www.shinobu-review.jp/contact/
  ※必ず掲載するわけではありません。ご了承ください。


 ◎ツイッターやってます!フォロワー約5300人に感謝♪
  ⇒ @shinorev : http://twitter.com/shinorev
  観劇感想の速報もたまにつぶやきます。
  震災・原発事故、選挙関連のリツイートも多いです。


 ◎新聞・雑誌などに執筆する仕事をしています。
  お仕事のご依頼はこちらへ↓お気軽にどうぞ♪
   http://www.shinobu-review.jp/contact/


 ◎「CoRich(こりっち)舞台芸術!」で
   http://stage.corich.jp/
  いつ、どこで、何が上演されているのかを簡単検索!
  感想も書き込めますよ♪ メンバー登録はこちら↓
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  携帯サイトもあります⇒ http://stage.corich.jp/m
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  アプリでチラシ拡大可能!「あと○日で開幕・終幕」がわかって便利。
  最新版では「観たい!」「観てきた!」コメントも表示されます。


 ◎「劇場に足を運ぶことが、日本人の習慣になって欲しい」
  それが私の望みです。
  これからもこつこつ、地道に続けて行きたいと思っております。
  皆様、どうぞよろしくお願いいたします♪


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Posted by shinobu at 00:04 | TrackBack