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しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2014年08月29日

CATプロデュース『HISTORY BOYS ヒストリーボーイズ』08/29-09/14世田谷パブリックシアター

 上演時間は約3時間(途中休憩15分を含む)。

 ⇒「松坂桃李、セクシーな生徒役でフランス語に挑戦!」(公開稽古の模様)
 ⇒CoRich舞台芸術!『ヒストリーボーイズ
 ※このエントリーは2016/11/29に公開しました。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
1980年代の英国。高校の進学クラスで学ぶ8人は、名門のオックスフォード大学やケンブリッジ大学を目指して受験勉強の真っ最中。ところが、一風変わった老教師ヘクターは、生徒らを型どおりのつまらない人間に成長させないため、歌や詩、演技などを使った個性的な授業を行っていた。そんな中、校長はオックスフォード大学卒の若い臨時教師アーウィンを迎え、他の授業の時間を削減させて、アーウィンによる徹底した受験指導を行うようになる。それは、ヘクターの遊び心に満ちた授業とは正反対のものだった。

「所詮、歴史なんてクソの連続だ」。そう言い放つユニークで聡明な8人が青春を謳歌しつつ辿りつく先は果たして─。
 ≪ここまで≫ 

 メルマガ2014年09月号「先月のベスト3」より↓

 歴史を学ぶ男子高校生と教師の話で、とにかく戯曲が面白い!
 言葉の意味、場面の意図をよく噛み砕いた繊細な演技で、
 息の合ったアンサンブルもさわやかで心地よい。
 セリフが染み込むようにスムーズに伝わってくるんです。
 イケメン芝居と侮るなかれ!チケット代は安くないですがお薦めです。

 ここからネタバレします。

 松坂桃李さんと中村倫也さんの逢引未満の場面がめっちゃくちゃ色っぽかった~♪

 最後の終幕時のカットアウトの暗転がすごく良かったです。写真のフラッシュが消えた時の残像のように、登場人物たちの影がうっすら残って、でも彼らは居なくて(死んでるし真っ暗だし)。いずれ私もそうなるであろう“歴史”というものを最後に提示されたような気がしました。

≪東京、大阪≫
出演:中村倫也、松坂桃李、太賀、鷲尾真知子、浅野和之、橋本淳、小柳心、渋谷謙人、Spi、大野瑞生、林田航平、安原義人
作:アラン・ベネット
翻訳:常田景子
演出:小川絵梨子
美術:堀尾幸男
照明:原田保
音響:長野朋美
衣裳:ゴウダアツコ
ヘアメイク:鎌田直樹
音楽:nanoline
演出助手:長町多寿子
舞台監督:二瓶剛雄
フランス語指導:穴澤万里子
舞台製作:クリエイティブ・アート・スィンク 加賀谷吉之輔
版権コーディネーター:マーチン・R・P・ネイラー
票券:インタースペース
制作:清水光砂
アシスタントプロデューサー:北原ヨリ子
プロデューサー:江口剛史
主催・企画・製作:シーエイティプロデュース
宣伝美術:永瀬祐一
宣伝写真:西村淳
宣伝スタイリスト:ゴウダアツコ
宣伝ヘアメイク:岩田恵美
衣裳協力:Harriss
企画・製作・主催:CATプロデュース
【休演日】9/2,8【発売日】2014/06/01 S席8,800円 A席7,800円  ※全席指定・税込
http://www.historyboys.jp/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2014年08月29日 23:44 | TrackBack (0)