イギリスの演劇作品を映画館で上映する「ナショナル・シアター・ライヴ2014」。『フランケンシュタイン』Aバージョン&Bバージョン、『コリオレイナス』、『ザ・オーディエンス』に続いて『リア王』を拝見。上映時間はこちらによると3時間37分。
ナショナル・シアター・ライヴ『リア王』。リアの造形細かい。ゴネリル、リーガンの野獣っぷり好き。エドガー&エドモンド兄弟も各々良い。道化が苦手。でも観る価値ありと思う。8/27まで。http://t.co/gwIu65yVSD 予告https://t.co/vyG0MlLnKI
— 高野しのぶ (@shinorev) 2014, 8月 22
★10月31日から『フランケンシュタイン(2バージョン)』と『コリオレイナス』のアンコール上映あり!まだご覧になってない方はどうぞお見逃しなく!
≪あらすじ・作品紹介≫ 公式サイトより
アカデミー賞受賞監督のサム・メンデス(『アメリカン・ビューティー』)が、シェイクスピア原作の舞台に挑む。 高齢で引退を決意した王は、国を3人の娘に分割して譲ることにする。言葉巧みにリア王に取り入ろうとする長女と次女とは違い、 三女は率直な物言いで王を怒らせてしまうが、長女と次女には裏切られてしまい・・・。
≪ここまで≫
「リア王」は、現代風だからこそはっきりと伝わってきたことがあって、俳優も演出も一流だなと思いました。リアの病気の所作は素晴らしかったですね…。現代の病院の装置、衣装も含めて、「老い」というテーマで「リア王」を味わい直すことができました。
舞台中央から客席への花道の撮り方がいいですよね!休憩時間に特典映像があるのも嬉しいです。ナショナルシアターライヴから学ぶことが本当に多い…ありがたくて、見逃せないです。
ナショナル・シアター・ライヴ『リア王』。道化の“退場”が面白かったので戯曲を調べたら、やっぱり変わってた。あれはかっこいい。衣装や音響が現代風で、人物像やセリフの解釈も私が過去に観た『リア王』とは色々と異なる。リアの姿から見えてくる意味は東京デスロック版が意外に近いかも。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2014, 8月 22
現代口語の会話劇の稽古を拝見して思い出した⇒竹中香子ブログ『ミニマルで、シンプルな、簡単に言うと「映画的な」、リアリズムな演技形態にこそ、必須なのが、圧倒的な存在感。』 http://t.co/m2ig3vveZ9 昨日の『リア王』の俳優のように、猛獣みたいな現代日本人が見たい。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2014, 8月 23
National Theatre Live: King Lear
出演:サイモン・ラッセル・ビール スティーブン・ボクサー トム・ブルック、他
原作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:サム・メンデス 字幕監修:柏木しょうこ
https://twitter.com/ntlivejapan
https://www.facebook.com/ntlivejp
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1419311
http://ntlive.nationaltheatre.org.uk/productions/44084-king-lear
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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