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2014年11月30日

【俳優養成】新国立劇場演劇研修所「演劇研修所説明会」12/07開催※12/5〆切(メール又はFAX)

 新国立劇場演劇研修所が「演劇研修所説明会」を開催します。詳細は公式サイトでどうぞ。

 11月1日~2日の2日間のオープンスクールには定員以上の応募があり、大変好評だったそうです。今回の説明会は西新宿の芸能花伝舎の中にある新国立劇場演劇研修所で行われるので、現場の空気も味わえることと思います。⇒2015年4月入所の第11期生募集の告知エントリー

 ■新国立劇場演劇研修所「演劇研修所説明会」
  日時:12月7日(日)14:00~15:30
  会場:芸能花伝舎内 新国立劇場演劇研修所 
  内容:研修所概要説明(カリキュラム・研修内容)、入所試験の説明、現役研修生との懇談・質疑応答
  対象:選考試験の受験をお考えの方、演劇研修所にご関心のある方
  お申込み締切日:12月5日(金) ※メール又はFAX

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【近況報告】メルマガ発行に代えて(2014年11月30日)

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チラシも素敵な『星ノ数ホド

 2014年11月号に続き、勝手ながらメルマガ12月号の発行もお休みさせていただきます。発行再開の目途はまだ立っておりません。ただ、11月よりも生活は落ち着いてきましたので、2015年中には再開できるかな~という想像は出来るようになりました。

 来月の観劇予定をスケジュールにアップしました。もしよろしければ参考にしていただけたら嬉しいです。いつも通り、私のストレート・プレイ好きがよくあらわれていると思います。

 俳優向けのオーディション情報は比較的まめに更新できています。12月中に〆切があるものが充実しているので、ご興味のある方は「しのぶの演劇レビュー」TOPページの【厳選!ワークショップ・オーディション情報など】をチェックしてみてください。

 12月から開幕する演劇の中で、私の一番のお薦めは新国立劇場の二人芝居『星ノ数ホド』。

 ●新国立劇場『星ノ数ホド』
  12/03-21新国立劇場小劇場
  出演:鈴木杏、浦井健治
  脚本:ニック・ペイン 翻訳:浦辺千鶴 演出:小川絵梨子
  A席5,400円 B席3,240円 Z席1,620円

 2013年のローレンス・オリヴィエ賞の最優秀新作プレイ賞等にノミネートされた英国戯曲で、劇作家のニック・ペインさんは英国イブニング・スタンダード紙の「ロンドンで最も影響力のある1000人・2014年」に選ばれてます。さらに演出が小川絵梨子さんですから見逃せない!出演者2人(鈴木杏、浦井健治)も透明感があって、演技に対する姿勢が真摯で、私の好きなタイプの俳優さんです。
 ⇒【レポート】新国立劇場演劇マンスリープロジェクト・トークセッション「二人芝居ー対話する力ー

 そして、戯曲が楽しみなのが青年座の『世界へ Au monde』。

 ●劇団青年座 第215回公演『世界へ Au monde』
  12/12-21青年座劇場
  出演:劇団青年座の俳優
  作:ジョエル・ポムラ 翻訳:佐藤康 演出:伊藤大
  初日割引[一般]3,500円 一般4,200円 学生2,500円

 ジョエル・ポムラさんはフランスの劇作家で、初来日になるはずだった2011年の『時の商人』静岡公演が東日本大震災のために公演中止になり、私は戯曲本を買って読みました。『うちの子は』は残酷で悲しくて、短い会話に人物の心情がぎゅっと凝縮されている、とても読みごたえのある戯曲でした。

時の商人/うちの子は (コレクション 現代フランス語圏演劇)
ジョエル ポムラ
れんが書房新社
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 ⇒岩城京子「Report / ジョエル・ポムラ「Ma chambre froide」
 ⇒Theatre Arts「出口なき家族─ジョエル・ポムラ『うちの子は』*」(堀切克洋)
 ⇒竹中香子ブログ「初めての公演、そしてジョエル・ポムラ(天才!!)

 『世界へ Au monde』の演出は青年座の伊藤大さん。伊藤さんは2012年に好評だった『THAT FACE~その顔』の演出もされていました。

 11月21日にこりっち株式会社が「CoRich舞台芸術まつり!」を休止すると発表しました。初回から8年連続で審査員を務めさせていただいてきた私は、ショックが大きすぎて、しばらくは目の前が真っ暗になったような気分でおりました。でも同社は本気で再開を考えてくれているので、私個人としてもできる限り協力していきたいと思っています。
 11月は同まつりの2014年準グランプリの笑の内閣と、グランプリの◻︎字ックの新作公演があります。観たいなぁ…。

 ●第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』
  12/04-07こまばアゴラ劇場
  ≪京都、東京≫
  脚本・演出:高間響
  ⇒CoRich舞台芸術!から予約できます。

 ●◻︎字ック第九回本公演『媚媺る、』
  12/10-14 小劇場B1
  脚本・演出:山田佳奈
  ⇒CoRich舞台芸術!から予約できます。


 11月に観た舞台の本数は6本。特に面白かった3本を上演順に。
 テアトル・ド・アナール『トーキョー・スラム・エンジェルス
 Doosan Art Center+東京デスロック+第12言語演劇スタジオ『가모메 カルメギ
 フェスティバル/トーキョー14「渡辺源四郎商店『さらば! 原子力ロボむつ ~愛・戦士編~』」


 『가모메 カルメギ』はメルマガ号外を出したかったですが、余裕がありませんでした…。


 11/3 (月) のゲンロンカフェでのトークイベント「平田オリザ×東浩紀 司会:内野儀「日本は『芸術立国』になれるか――文化から社会を変える」」もすごく面白かったです。

 ゲンロンカフェのイベントを入場料収入だけで運営するならばチケット代を現在の2倍にする必要があるけれど、ニコニコ動画で映像を有料配信しているので、経営が成り立っているそうです。これは舞台芸術業界も本腰で取り組むべきではないかと思いました。
 ご参考:「METライブビューイング」、「ナショナル・シアター・ライヴ2014


 今年も高校生劇評グランプリが実施されます。昨年に続き審査員を務めさせていただきます。今年から舞台映像(テレビ放映、劇場上映、DVD)の劇評も対象になります。たくさんのご応募をお待ちしております!


 12月14日(日)に衆議院議員選挙がありますね。うんざりです。
 ⇒Yahoo!みんなの政治「衆院選2014、各政党のマニフェスト一覧
 私は自民党・公明党に過半数を取ってほしくない一心で、投票に行きます。以下は2013年に投稿したエントリー、その他です。よかったら振りかえってみてください。

 【意見】7月21日の参議院議員選挙で自民党に圧勝して欲しくない理由
 【記録】2013年11月26日特定秘密保護法案が衆院特別委員会で可決
 【意見】舞台芸術関係者の皆様、ぜひご一読ください⇒表現人の会「特定秘密保護法案に反対する賛同人募集

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2014年11月29日

新国立劇場演劇研修所『第8期生による特別リーディング公演「五月」』11/29-30新国立劇場内Aリハーサル室

 新国立劇場演劇研修所第8期生によるリーディング公演です。試演会ではなく無料の特別公演のようですね。演出は宮田慶子さんです。
 『五月』は『美しきものの伝説』『ブルーストッキングの女たち』などで有名な宮本研(1926年-1988年)が昭和32年に発表した戯曲です。上演時間は約1時間35分。

 端正な演技で戯曲の面白さを丁寧に伝えてくださいました。新国立劇場ではいい戯曲に出合えます。本当にありがたいです。
 8期生の作品を観るのは自主公演も含めるとこれで5作目になります(過去レビュー⇒)。どなたも回を重ねる毎に成長されているように思います。さらに1月、3月に2度も修了公演があるなんて、特別な年ですね。来年も楽しみです。

 ☆12月7日(日)に同研修所の説明会が開催されます。お申し込みはメールで、〆切は12月5日(金)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『五月

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 昭和32年4月中旬の日曜日の午後、農業省係長を務める佐久間量平宅には、長女雪枝の縁談の相談に課長横山の夫人が訪ねてきている。妻・君子は横山夫人から夫の課長昇進の話を聞き、心浮かれる。が、量平に訊ねると「考えさせて下さい」との返事をしたと言う。1週間後に、労働組合の書記で九州でストライキを起こした長男・弘が帰宅する。会社の演劇部の活動に熱心な次女・泉、大学に入学したばかりの次男・達二。5月を前に、量平に正式な辞令が出る......。
 ≪ここまで≫

 舞台に段差はあるものの、譜面台(って言うのかな)に置かれた台本のページをめくりながら読む、オーソドックスな朗読劇でした。衣装、照明、音響効果も細かく演出されていました。⇒舞台写真

 敵は家の中にいる。自分を育ててくれた親や愛する伴侶こそが、自分の本当の敵なのかもしれない。人間ってそういうものだと思います。この劇の舞台となった佐久間家もまさにそう。まずは嫁姑が犬猿の仲。そして役所勤めの真面目な父(坂川慶成)と、労働組合の運動に熱中する長男(永澤洋)との静かな対立。他にも一方的な主従関係や本音を言えない親子関係などが、平凡な家族の会話からじわじわと見えてきます。お見合い結婚、学生生活、就職、会社内の部活動、出世…ごく平凡な人々が経験する数週間の出来事に、人間社会が凝縮されているようでした。派手じゃないけれど、とても面白い、いい戯曲だと思いました。

 出演者の皆さんは公演ごと成長されて、安定感が増していると思います。透明感のある声と演技でセリフをはっきりと伝えてくださいました。意味も感情もきちんと意図通りに表されていたと思います。ただ、少々素直すぎるというか、一本気すぎるというか。もうひとつ外側の何か、もしくは余白、余裕、それとも深みというのか…(うーんうまく言えない)が、欲しいなと思いました。
 下手端の横山夫人役の西岡未央さん、上手端の演劇部員(衣装・小道具担当)役の薄平広樹さんは役人物としてそこに居ることに加えて、役づくりのために色んな挑戦をされたことが伺える演技でした。積み重ねた稽古の厚みが嫌みなく発揮されていて良かったです。

 ここからネタバレします。

 父の課長への出世、そして長女の縁談は狡猾な上司たちの仕組んだ罠かもしれない。実際、父にはある企業からわいろの現金が届いていました。長男のその指摘に対して、父は最初はしらを切りましたが、結局、課長への出世と同時に熊本への異動という、左遷の辞令が出てしまいます。つまり父は上司の命令を聞かなかったんですね。悪いことができないんだなぁ、お父さん。
 なんとも苦い心持ちになりますが、こういうことって現実にもよくあると思います。最後の場面で大学生の次男(堀元宗一朗)が母(荒巻まりの)に言っていたように、自分次第なんですよね。自分がやりたいことを、やる。自分がやりたくないことは、やらない。そういう風に自分で自分を納得させられたら、生きやすそうです。

 父の左遷と長女の破談が決まった日に祖母が突然亡くなり、ほぼ1週間後のメーデーは父母、そして長女が熊本へ引っ越す日になります。長男と次女(と演劇部員)はメーデーのデモへ。次男は「自分の力で生きていきたい」と母を説得。すると父母と一緒に熊本に行く予定だった大人しい長女(滝沢花野)までもが「この家に残って自分で生活する」と言い出します。なんと、一家離散…。前向きとはいえ、母が絶句する気持ちはよくわかります。年寄りは逝く。子供は巣立つ。時代は変わる。自分が思っているよりも変化のスピードは速く、世代間ギャップも大きいのだと思います。今の私にぴったりの戯曲でした。

出演:新国立劇場演劇研修所第8期生(母:荒巻まりの 次女・会社員:池田碧水 祖母:鈴木麻美 長女:滝沢花野 横山夫人:西岡未央 次女の友人・演劇部員:薄平広樹 父・佐久間量平:坂川慶成 長男・労働組合書記:永澤洋 次男・大学生:堀元宗一朗)、ト書き:泉千恵(第6期修了)
脚本:宮本研 演出:宮田慶子 【音響】上田好生 【照明】塩澤しのぶ 【舞台担当】吉田信夫
【演出助手】チョウヨンホ 制作助手:金指諒子 主催:制作:新国立劇場
料金:無料 ※観劇のお申込みはwebにて受付します。
http://www.nntt.jac.go.jp/play/training/news/detail/141021_005921.html
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/141101_005927.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2014年11月27日

【情報掲載】Studio Life「劇団スタジオライフ創立30周年製作発表イベント」11/13中野コングレスクエア・コンベンションホール

 創立30周年を迎える男優ばかりの劇団Studio Lifeより、製作発表イベントのレポートが届きました。

 昨年亡くなられた河内喜一朗さんに代わって劇団の新代表に就任された藤原啓児さんのご挨拶があり、今後のラインアップの発表に合わせて、代表作『トーマの心臓』のDVDボックスの発売も発表されました(2015年上旬発売予定)。

 劇団創立30周年を記念して、劇団員オーディションも開催されます。以下、レポートを転載いたします。

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●The Rise of The Curtain ~Studio Life 30th Anniversary ACT 1
 劇団スタジオライフ創立30周年 製作発表イベントレポート!

劇団スタジオライフは去る11月13日、東京都中野区のコングレスクエア コンベンションホールにて、劇団創立30周年となる2015年へ向けた製作発表イベントを開催した。これは次期演目を発表する通常の記者会見とは異なり、6月に創立者であり主宰の河内喜一朗代表を喪ったスタジオライフが、次なる時代へと一歩を踏み出すための出陣式のような趣。

壇上には草創のメンバーから近年入団のフレッシュなメンバーまで、30名を超える劇団員がズラリと顔を揃え、いつになく緊張顔。マスコミ・取材陣のほか劇団ファンクラブ会員400名以上が詰めかけて行われたイベントは、「これからもファンの皆様と共に前へ進んでいきたい」との劇団員たちの思いが伝わる、愛情と熱気にあふれた集いとなった。

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藤原啓児さん

製作発表に先立ち、まずは新代表に就任した藤原啓児からあいさつ。平日の昼間にも拘わらず集まってくれた400名以上のファンに驚きと感謝を述べるとともに「自分の生活を投げ捨ててでもスタジオライフを想う、皆さまの情熱と嗜好性が、スタジオライフの29年を支えた第一の要因であると明言させていただきます」と笑いを取った。

「スタジオライフは河内代表を喪って最大の困難を迎えております。しかし、関係各位からの温かいお言葉を受け、代表が生涯をかけて築き上げた“人脈”という希望の光が燦然と輝いているのも確信しています。スタジオライフの代表とか副代表職には、権威は必要ないと思っています。どうぞ、本日お集まりいただきました“スタジオライフ最強の応援団”の皆様には、今後ともご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます」

役者の一人として、またある時はファンイベントのMCとして、はたまた場内整理係としても、スタジオライフの舞台を観に行けばいつも額に汗しながら表に裏に立ち回る藤原の姿がある。集ったファンたちもそれを長年見ているだけに、まるで親戚のような親近感をもって新代表のあいさつに耳を傾けるのだった。新生スタジオライフの門出を共にしようという、熱く力強い感動の気配が場内を包む。

続いては、感動を呼び寄せたそのマイクを握ったまま空気を一新! 藤原自らまさしく「権威は必要ない」の言葉通り陽気に、団員たちをイジりながら若干呆れられながら(笑)、2015年の上演ラインナップの発表へ。

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■2014年12月18日~2015年1月12日『GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』
■2015年1月29日~2月15日『夏の夜の夢』
■2015年5月『WHITE』
■2015年7月~8月 戦後70年記念『アドルフに告ぐ』
■2015年11月~12月『PHANTOM 語られざりし物語』PartⅠ・PartⅡ同時上演

とりわけ2011~2012 年の初演で好評を博し、再演が待ち望まれていた『PHANTOM』の名が読み上げられると、客席からはひときわ高い歓声と拍手が上がった。

さて、そんな新生スタジオライフの第一弾となる本公演が、来たる12 月から上演される『GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』だ。ご存じイギリスの文豪チャールズ・ディケンズによる半自叙伝的な長編小説だが、これが2012~2013 年、ジョー・クリフォードの脚色のもと舞台化され、ロンドンで大絶賛された。このクリフォード版『大いなる遺産』の日本初演とあり、各方面からの期待が高まる。

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倉田淳さん

今回の企画は故・河内代表の熱望でもあった。「原題『GreatExpectations』が示唆するように、これは偉大なる期待、希望の物語です。狂気と厳しい現実と繰り返される落胆の中にあっても、決して失われない希望。明るいニュースが少ない今こそ、この物語を伝える時ではないかと思っています」との河内の言葉を胸に、スタジオライフ劇団員が一丸となって挑戦する運びとなった。

演出を担当する倉田淳は「今回改めてディケンズ作品を読み返し、若いころ読んだ時には見落としていた奥深さ、人生の至言の多さに衝撃を受けています。ディケンズというと日本には“ちょっと暗いな、重いな”というイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、(この演目を通して)まったく新しいディケンズに出会ってもらえたら、と。そこを目指して頑張りたいと思っています」と抱負を述べた。

主人公・ピップ少年を演じるキャストらも「劇団の新たな代表作にしたい」(松本慎也)、「皆さんもきっと共感できる部分が多い作品です」(関戸博一)とそれぞれに作品の魅力をPR。貧しい少年ピップが、波乱万丈の人生のその先に得たものとは――。『GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』は12 月18 日から来年1 月12 日まで、東京・シアターサンモールにて。

なおこの日のイベントの最後には、劇団の代表作筆頭である『トーマの心臓』がついにDVDボックスとなってリリースされることも発表され、大いにファンを沸かせていた。(文・上甲薫)

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 『トーマの心臓』は1996年の初舞台化から再演を重ね、昨年の公演で8度目の上演となった、同劇団の代表作の中の代表作です。以下は昨年の公演に関するリンクです。
  ⇒【情報掲載】Studio Life「『トーマの心臓』製作発表会見
  ⇒【情報掲載】Studio Life「『トーマの心臓』初日レポート
  ⇒【写真レポート】Studio Life『トーマの心臓(Kabinettチームのゲネプロ)

 ※DVDには本編に加え、特典映像として原作・萩尾望都×演出・倉田淳×出演劇団員によるスペシャルインタビューが収録されます。

 ※原作は萩尾望都さんの傑作少女漫画。

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 『トーマの心臓』のサイドストーリーである『訪問者』もお薦めです。『訪問者』も同劇団が舞台化しています。

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Posted by shinobu at 11:21 | TrackBack

2014年11月25日

【俳優養成】新国立劇場演劇研修所「第11期生(平成27年度入所)募集」※願書受付期間12/08-23( 郵送のみ)

 新国立劇場演劇研修所の第11期生募集要項が公示されました(⇒昨年の告知記事)。当サイトを「新国立劇場演劇研修所」で過去ログ検索していただければ、関連エントリーは多数あります。
 ⇒2009年はこんな告知をしてました。
 ⇒11月29日・30日に演劇研修所第8期生によるリーディング公演「五月」あり(11/30は満席)。
 ⇒公式facebookページは更新頻度が高いです。

 同研修所は日本唯一の国立の俳優学校。年齢制限は18才以上・30才以下。研修期間は3年間で、研修は“原則的に”(月)~(金)の週5日間フルタイム(午前10時から午後6時・土日祝に授業等がある場合もあり)です。授業料(予定)は年額220,000円(税別)で毎月奨学金あり(月額6万円支給 ※ただし3年次はなし)。募集人数は12名程度。⇒講師陣のプロフィール
 詳細は公式サイトでご確認ください。

 ●新国立劇場演劇研修「第11期生(平成27年度入所)募集」 ⇒公式サイト
 ・願書受付期間:2014年12月8日(月)~23日(火・祝)必着
  ※募集要項と願書は公式サイトからPDFでダウンロードできます。

 ●選考試験日程
 ・1次選考:2015年1月12日(月・祝)、13日(火)のいずれか1日
 ・2次選考:2015年1月16日(金)
 ・3次選考:2015年1月18日(日)

Posted by shinobu at 20:08 | TrackBack

【オーディション】ベッド&メイキングス「『墓場、女子高生’15夏』出演者募集」※12/14〆切( 郵送のみ)

 脚本家・演出家の福原充則さんと俳優・富岡晃一郎さんの劇団ベッド&メイキングスが、2015年夏公演『墓場、女子高生’15夏』の出演者を募集します。詳細は公式サイトでご確認ください。過去のオーディション告知⇒

 ●ベッド&メイキングス「『墓場、女子高生’15夏』出演者募集」
  稽古と公演の日程:2014年6~7月
  一次審査:書類審査
  二次審査:実技審査 2014年12月21日、22日
  参加費:1000円(二次審査参加者のみ)

 『墓場、女子高生』は2012年に同劇団の旗揚げ公演として上演されました。

 2012年初演をご覧になった演劇ジャーナリストの徳永京子さんのツイート↓

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 18:35 | TrackBack

2014年11月24日

中川安奈さんのお別れの会

 女優の中川安奈さんのお別れの会に参列させていだきました。

 岡本健一さんが弔辞で、舞台『炎 アンサンディ』から引用されました。
 中嶋しゅうさんが演じた遺言執行者エルミル・ルベル役のセリフです。

 「いつどこで死ぬかなんて誰にもわかりません。
 死は何も言わない。
 あらゆる約束を破壊する。
 死が訪れるのはずっと後のことだとみんな思っているけれど、勝手なときにやってきます。」

 どんな人間にも死は、唐突で、平等。
 のこされた者の悲しみの計り知れなさも、平等。

 ただ、ただ、心が悲鳴を上げるのを止めることができない。
 その様を、思いを、ともにする、時間だったように思います。

 お別れの会に行かれた方々のツイートを以下にいくつか転載させていただきます。


Posted by shinobu at 17:45 | TrackBack

2014年11月20日

【オーディション】あうるすぽっと×fabien prioville dance company共同制作「SOMAプロジェクト・日本人出演者5名募集」※2015年1/7〆切(郵送のみ)

 東池袋の劇場あうるすぽっとがダンサー・振付家のファビアン・プリオヴィルさんと、2015年8月末に新作を共同制作します。ピナ・バウシュのダンサー5名と一緒にこの公演に参加する、日本のアーティスト5名を募集するそうです。ピナのダンサーと参加者が、お互いの家に住んで、日本とドイツで創作するなんて、すっごく面白そう!詳細は公式サイトでご確認ください。

●あうるすぽっと×fabien prioville dance company共同制作・SOMAプロジェクト『出演者募集Audition』
 オーデイション日時:2015年1月19日(月)~25日(日)@あうるすぽっと
 ディレクション:ファビアン・プリオヴィル
 参加:ピナ・バウシュ ダンサー(Thusnelda Mercy、Clementine Deluy、Azusa Seyama[=瀬山亜津咲]、Pascal Merighi、Scott Jennings)

 対象:年齢性別経験不問。ダンサーだけでは無く、あらゆるジャンルのアーティストを募集します。
 参加条件(抜粋):東京でのリハーサル期間中、ヴッパタール側参加者を自宅に宿泊受入れ可能な方。
 契約額(出演料・交通費・宿泊受け入れ必要経費等込み):60万円(源泉税消費税等込み)
 公演スケジュール(予定)
 ・(ドイツ稽古)2015年6月~
 ・(日本稽古)2015年7月 雑司が谷、大山、ドイツ文化センター
 ・(あうるすぽっと公演日)2015年8月24日(月)~30日(日)
 ・(ドイツ公演)2015年9月
 応募方法:応募用紙(Word)を公式サイトからダウンロードして郵送。1月7日必着。

 以下はファビアン・プリオヴィルさん演出の『紙ひこうき』(2008年)の映像です。出演は若い日本人女性ダンサー。私は残念ながら拝見していませんが、すごい評判でした。
 ⇒バレエノア「『紙ひこうき』ドイツのダンスフェスティバルへ

 プリオヴィルさんのパートナーの瀬山亜津咲さんもダンサーとして参加されます。瀬山さんが演出されたさいたまゴールド・シアターの『KOMA'』は素晴らしかったです。⇒ワーク・イン・プログレスのレビュー

Posted by shinobu at 20:49 | TrackBack

【オーディション】KAAT×地点「2015年3月新作公演『三人姉妹』出演者募集(ナターシャ役の女性のみ)」※12/05〆切(郵送又はメール)

 KAAT神奈川芸術劇場と京都の劇団地点による『三人姉妹』(作:チェーホフ)の出演者募集情報です。募集対象はナターシャ役を演じる18歳~ 30代の女性(経験不問)。詳細は公式サイトでご確認ください。

 私の地点、初観劇は2004年の『三人姉妹』だったんですねぇ、懐かしい。衝撃的な舞台でした。ナターシャの暴力性が鮮烈で、涙があふれ出ました。

 ●KAAT×地点「2015年 3月新作公演『三人姉妹』出演者オーディション
  募集:ナターシャ役
  条件:
  ・18歳~ 30代の女性(経験不問)
  ・地点もしくは三浦基演出作品をこれまでに観劇したことのある方
  ・下記の公演概要に記載の稽古・本番期間にすべて参加できる方
  ・出演料として報酬をお支払いします
  応募締切:2014年12月5日(金) 必着
  選考方法:
  ・一次審査:書類選考
  ・二次審査:実技
   2014年12月17日(水)14:00-17:00 KAAT神奈川芸術劇場<アトリエ>
  ・三次審査:実技及び面接
   2014年12月18日(木) KAAT神奈川芸術劇場<アトリエ>

●KAAT×地点2015年 3月新作公演『三人姉妹』 出演者オーディション開催! ※公式サイトより。

2015年3月に上演するKAAT× 地点の共同制作作品第5弾は、地点の初期代表作である『三人姉妹』に決定しました。地点がそのライフワークとして取り組んでいるチェーホフ劇を、いよいよKAATで制作します。舞台美術に杉山至、衣裳にコレット・ウシャールを迎え、『三人姉妹』を換骨奪胎し、再創作します。
本作品の上演にあたり、『三人姉妹』のナターシャ役の出演者オーディションを開催します!
たくさんのご応募をお待ちしております。

■募集
ナターシャ役

■条件
・18歳~ 30代の女性(経験不問)
・地点もしくは三浦基演出作品をこれまでに観劇したことのある方
・下記の公演概要に記載の稽古・本番期間にすべて参加できる方
・出演料として報酬をお支払いします

■公演概要
作品:『三人姉妹』
作/アントン・チェーホフ 翻訳/神西清
演出/三浦基 舞台美術/杉山至 衣裳/コレット・ウシャール
出演/安部聡子 石田大 小河原康二 岸本昌也 窪田史恵 河野早紀 小林洋平 田中祐気 ほか
・稽古:2015年2月中旬 KAAT神奈川芸術劇場
・公演:2015年3月予定 KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>

■応募方法
下記書類を下記の宛先まで郵送かメールでお送りください。
1:履歴書(身長・体重・連絡のつきやすい電話番号・メールアドレス・住所を明記してください。)
2:写真(顔写真および全身写真の2 枚)
3:志望理由(400字~800 字程度)
・書式はA4サイズに収まること
・応募書類はご返却できませんので、予めご了承ください。

■応募先
1:郵送 〒231-0023 横浜市中区山下町281 KAAT神奈川芸術劇場
「地点オーディション」係
2:メール oubo(アットマーク)kanagawa-af.org KAAT神奈川芸術劇場 担当:伊藤 宛て
*件名に、「地点オーディション」と記入してください

■応募締切  2014年12月5日( 金) 必着

■選考方法
・一次審査:お送りいただいた応募書類にて、書類選考をいたします。書類選考を通過された方にのみ、
2014年12月9日(火)までに、二次審査について詳細をご連絡いたします
通過されなかった方にはご連絡差し上げませんので何卒ご了承ください

・二次審査:実技
2014年12月17日(水)14:00-17:00 KAAT神奈川芸術劇場<アトリエ>

・三次審査(二次審査を通過した方のみ時間等詳細をお知らせします):実技及び面接
2014年12月18日(木) KAAT神奈川芸術劇場<アトリエ>

■お問い合せ:KAAT神奈川芸術劇場(担当:伊藤文一) TEL.045-633-6500


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 19:42 | TrackBack

2014年11月18日

【オーディション】クロムモリブデン「次回公演(2015年5月~6月) 出演者募集」※12/10〆切(郵送のみ)

 青木秀樹さんが作・演出される劇団クロムモリブデンが次回公演の出演者募集します。以下はCoRich舞台芸術!の掲示板より。スタッフも募集中です。詳細は公式サイトでご確認ください。

 クロムモリブデンは唯一無二の作風を持つ劇団と言えると思います。2013年公演でメルマガ号外を発行しました。

 ●クロムモリブデン「次回公演(2015年5月~6月) 出演者募集」
 募集人数:若干名
 応募資格:
  年齢・性別・所属は問わず、ただし高校生以下は不可。
  2015年5月22日~6月8日の公演(東京・大阪公演あり)と、3月1日からの全稽古に参加出来ること。
 応募方法:規定の用紙をこちらからダウンロード・記入の上、郵送にてご応募下さい。

 以下は最近の私の感想ツイートです。

Posted by shinobu at 22:56 | TrackBack

【参加者募集】SCOT「演劇人のための鈴木教室」12/17,18,22実施@吉祥寺シアター※11/23〆切(メール、郵送、FAX)

 富山県利賀を拠点とするSCOTが、演出家の鈴木忠志さんによる「演劇人のための鈴木教室」第2弾を東京で開講します。12/12-26に吉祥寺シアターで上演されるSCOT『トロイアの女』『からたち日記由来』に合わせた企画です。昨年初めて開催されて(⇒昨年の告知エントリー)、関東の若手演劇人の方々が参加されました。

 ⇒鈴木忠志さんのブログ「オソマキナガラ」(2013.12.11)
 ⇒wonderland「雑感:鈴木教室に参加してみた」(危口統之)
 ⇒Next News-Headline「鈴木忠志による「演劇人のための鈴木教室」第二弾、12月に開催
 ⇒[ON-PAM]「文化政策ラボ1 鈴木忠志さんとのディスカッション

 詳細は公式サイトでご確認ください。無料です。貴重な機会ですので、お時間のある演劇関係者の皆さんは、ぜひ挑戦してみてください。SCOTの舞台を観たことがない方は、一度ご覧になるといいと思います。吉祥寺シアター公演は人気で、早々に前売り完売するようです。

 ■SCOT「演劇人のための鈴木教室」
  日時:12月17日(水)、18日(木)、22日(月) 18:00-21:00
  会場:吉祥寺シアター
  対象:将来リーダーを目指す演劇人(演出家、制作者、俳優など)
   ※リーダー養成が目的なので演出家と制作者推奨。俳優は意識の高い人なら、ぜひ。
  定員:30名(応募者多数の場合選考あり)
  受講料:無料
  締切:11月23日(日)<メール、郵送、FAX必着>
  応募書類は公式サイトからPDFダウンロードしてください。
   ※推薦人の覧がありますが、身元と経歴確認のためのものなので、どなたでもOK。

  ☆今回の受講者の中で希望者は、2015年3月に利賀で行う「鈴木教室 in Toga」(3泊4日を予定)に参加することができます。

Posted by shinobu at 22:19 | TrackBack

2014年11月16日

【ご報告】Doosan Art Center+東京デスロック+第12言語演劇スタジオ『가모메 カルメギ』日本公演のチラシに推薦文を寄稿させていただきまし た

 2013年10月にソウルで初演を拝見し、その年の私の小劇場作品ベスト3にランクインした『가모메 カルメギ』の日本公演が間もなく開幕します。チラシに推薦文を書かせていただきました。

 ⇒韓国の演劇賞受賞(←演出の多田淳之介さんの受賞時の臨場感が伝わるツイート集あり)
 ⇒韓国公演レビュー(←「しのぶの演劇レビュー」史上最長のレビュー・舞台写真あり)

 チェーホフ作『かもめ』を、それはもう大胆に翻案し、現在そして未来を映す演出を施したこのお芝居は、韓国の大手新聞社が主催する演劇賞で作品賞を含む三冠を獲得するという快挙を成し遂げました。今月のメルマガを発行できていたら、お薦めNo.1としてご紹介していた公演です。どうぞお見逃しなく!

 Doosan Art Center+東京デスロック+第12言語演劇スタジオ『가모메 カルメギ』
  原作: アントン・チェーホフ「かもめ」
  脚本・演出協力:ソン・ギウン
  演出:多田淳之介
 北九州公演:2014年11月22日(土)~23日(日)@北九州芸術劇場
 横浜公演:2014年11月27日(木)~30日(日)@KAAT神奈川芸術劇場
  ※横浜公演は11月30日(日)19:00に追加公演あり!

20141116_karumegi_omote.JPG

 【チラシ掲載文】
 朽ちた家具、古新聞、ノートパソコンなどが堆積する廃墟を、1930年代の朝鮮人と日本人が闊歩する。BGMは大音量の人気K-POPと昭和のフォークソング。意表を突く選曲に、客席は大いに沸いた。
 日韓共同製作の舞台『가모메 カルメギ』は、チェーホフ作『かもめ』を大胆に翻案した野心作だ。古典戯曲の傑作を土台に日帝時代の朝鮮を批評し、耳慣れたヒット曲で戦後70年間の両国の歴史を振り返る。演じる役柄として、あるいは今ここに生きる人間として存在する日韓俳優たちは、架空の人物であり、死者であり、未来の人類の姿でもあった。
 2013年度の韓国最高峰の演劇賞で作品賞、演出賞、視聴覚デザイン賞を受賞し、国際共同製作におけるひとつの理想を体現した舞台を、ぜひとも目撃されたい。
 高野しのぶ(現代演劇ウォッチャー/「しのぶの演劇レビュー」主宰)

20141116_karumegi_ura.JPG


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 21:05 | TrackBack

2014年11月12日

【ワークショップ】岡崎藝術座「2015年1月冬のワークショップ」1月~2月に5クラス開講※先着順・各回定員6名(専用フォームあり)

 神里雄大さんが作・演出される岡崎藝術座が俳優向けのワークショップを開催します。3日間のプログラムが計5つあります。詳細は公式サイトでご確認ください。⇒実施したワークショップ・オーディションについて(神里さんのブログ)

 神里さんについては前回の告知エントリーに色々とリンクを貼っていますので是非ご確認ください。ワークショップで使用するのは第58回岸田國士戯曲賞最終候補になった『(飲めない人のための)ブラックコーヒー』です。前回はすべての回が定員になったそうです。

 ●岡崎藝術座「2015年1月冬のワークショップ」
  応募条件:経験等は不問。各クラスとも3コマすべて参加できる方。
  定員:各回6名まで
  参加費:8,500円

 <日時と会場>
  ※①~⑤の計5クラスあります。
  ※回によって会場が異なります。◆=STスポット(横浜) ○=森下スタジオ
 ①1月5日(月)◆、1月12日(月)◆、1月19日(月)○ 各13:00~16:45 
 ②1月6日(火)◆、1月13日(火)◆、1月20日(火)○ 各13:00~16:45
 ③1月7日(水)◆、1月14日(水)○、1月28日(水)○ 各13:00~16:45
 ④1月10日(土)○ 18:00~21:45、1月11日(日)○ 13:00~16:45/17:45~21:30 
 ⑤1月31日(土)○ 18:00~21:45、2月1日(日)○ 13:00~16:45/17:45~21:30

Posted by shinobu at 22:34 | TrackBack

2014年11月04日

【ワークショップ】ゴーチ・ブラザーズ「Jonathan Munby Actors' Workshop 2014 in Tokyo」11/25-28実施、※11/10〆切(メールのみ)

 英国人演出家ジョナサン・マンビィさんによる俳優ワークショップの情報です。主催はゴーチ・ブラザーズ。以下、主催者よりいただいた情報です。⇒今年の夏にゴーチ・ブラザーズが行ったワークショップのレポート

 ポスト・スタニラフスキーメソッドをもとに、テキストを使ったシーンワークを行う実践的なプログラムです。昼と夜の2コースがあり、基本的に内容は同じです。前回よりも長期間で、少人数になっていますね。お時間のある俳優さんはどうぞご検討ください。

 ●「Jonathan Munby Actors’ Workshop 2014 in Tokyo」
 ①DAY Class (全4回) 
  日程:2014年11月25日(火)~28日(金)
  11月25日(火)11:00~15:00
  11月26日(水)10:30~14:30
  11月27日(木)10:30~14:30
  11月28日(金)10:30~14:30

 ②EVENING Class (全4回)
  日程:2014年11月25日(火)~28日(金)
  11月25日(火)16:00~20:00
  11月26日(水)15:30~19:30
  11月27日(木)15:30~19:30
  11月28日(金)15:30~19:30

  《会場》東京グローブ座 スタジオ
  《講師 (①、②共通)》 ジョナサン・マンビィ (通訳:時田曜子)
  《受講料》DAY Class EVENING Classともに¥36,000
  《募集人数》各クラス20名 ※応募者多数の場合は、書類選考を行います。
  《募集締め切り》 11月10日(月)必着

◆俳優ワークショップのお知らせ◆

ゴーチ・ブラザーズでは、舞台芸術における国内外の才能同士が出会う<場>を創出し、そこから未来への新しい<関係>が生まれることを目指し様々なワークショップを企画していきます。
昨年に続き、今年も演出家ジョナサン・マンビィ氏によるワークショップ「Jonathan Munby Actors' Workshop 2014 in Tokyo」を開催いたします!

昨年のワークショップで掴んだ確かな手応えをもって、今年はクラスの規模を小さく、期間を長めに設定することで、より濃密で実践的なプログラムを行います。
マンビィ氏の今後の日本での創作活動を見据え、それにつながる<場><関係>となることを願っておりますので、是非奮ってご応募ください!


◇実施概要◇

Jonathan Munby Actors' Workshop 2014 in Tokyo

 2012年『ロミオ&ジュリエット』(主演:佐藤 健・ 石原さとみ 赤坂ACTシアター/シアターBRAVA!)の演出で日本にもその活躍の場を広げたジョナサン・マンビィ氏とは、今後も継続的に日本の俳優達と一緒に作品を創り上げることを目指して会話を続けています。

 昨年開催したワークショップには、のべ50名以上の俳優の皆様にご参加をいただきました。
 そこで掴んだ確かな手応えを持って、今年は将来的な日本での創作活動を見据えたワークショップを開催したいと思います。

「言葉が違うからこそ見えてくるものがあるーそれは俳優の言葉や意図が相手に届いているか、着地しているかということ。」
 演出家としてマンビィ氏が日本の俳優と向き合った時に語っていた言葉です。
「大切なのは、俳優が今、この瞬間を生き、存在すること。そして、今を生きる観客にまっすぐに届き、共鳴しあえること。」

 このワークショップが俳優の皆様にとって、「演じること」を新しい視点から見つめ直す機会になるとともに、ジョナサン・マンビィというイギリスの若き才能と日本の俳優の才能とが出会う、かえがえのない場となることを願っています。


《プログラム》
ポスト・スタニスラフスキーメソッドに基づいて、テキストを紐解き、役柄・パフォーマンスを掘り下げ、追究していきます。テキストを使ってのシーンワークを中心とした実践的なプログラムです。

1.①DAY Class (全4回) 
■日程:2014年11月25日(火)~28日(金)
11月25日(火)11:00~15:00
11月26日(水)10:30~14:30
11月27日(木)10:30~14:30
11月28日(金)10:30~14:30

1.②EVENING Class (全4回)
■日程:2014年11月25日(火)~28日(金)
11月25日(火)16:00~20:00
11月26日(水)15:30~19:30
11月27日(木)15:30~19:30
11月28日(金)15:30~19:30

•※①・②は基本的には同じプログラム内容を予定しています。
•※各クラス、通しでの参加を想定しております。難しい場合はご相談ください。


《会場》東京グローブ座 スタジオ
《講師 (①、②共通)》 ジョナサン・マンビィ (通訳:時田曜子)
《受講料》① DAY Class:¥36,000 / ② EVENING Class:¥36,000
※受講料については、申込確定後にご案内致します弊社指定の口座へのお振込をお願いいたします。
《募集人数》各クラス20名 
※応募者多数の場合は、書類選考を行います。

《募集締め切り》 11月10日(月)必着

《お申し込み方法》
 下記を明記の上、プロフィール(顔写真付・A4サイズ)をEメールまたは郵送にてお送りください。
 ①お名前 ②ご所属 ③ご連絡先 ④希望クラス
□ Eメール: studio(アットマーク)gorch-brothers.jp
□ 郵送先住所:〒158-0091 東京都世田谷区中町5-10-27 ゴーチ・ブラザーズ
ジョナサン・マンビィワークショップ 係
※書類確認後、受講確認・詳細のご案内の返送もって、申込完了とさせていただきます。
※応募書類は返却致しかねますので予めご了承ください。

《お問い合わせ》
 有限会社ゴーチ・ブラザーズ  03-6809-7125(平日10時ー18時)
 担当:時田曜子 090-9243-8346 / tokita(アットマーク)gorch-brothers.jp

<演出家 ジョナサン・マンビィ プロフィール>

イギリスのブリストル大学で古典戯曲を中心に演劇を学び、卒業後はブリストル・オールド・ヴィック劇場を経て、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)に入団。同カンパニーにて、3年間アシスタントディレクターを務め、グレゴリー・ドーランやリンゼイ・ポズナーといった人気演出家の元で研鑽を積む。ドーラン演出による RSC『マクベス』(アントニー・シャー主演)では 2000年の東京公演にも随行した。RSCの大作『カンタベリー物語』(05)では3人の演出家チームの1人として演出を手掛け、ストラトフォード・アポン・エイヴォン、ロンドン、アメリカ・ワシントンでの公演を大成功に導く。RSC、グローブ座、ヤング・ヴィッグ劇場、ナショナル・シアター・スタジオといった、ロンドンの名門劇場の他、イギリス地方劇場でも数々の舞台を手掛けている。ワシントンDC.で演出した『The Dog in the Manger』(09)ではヘレン・ヘイズ賞最優秀演出賞候補に挙がった。
 
2012年には、佐藤健・石原さとみ主演『ロミオ&ジュリエット』(赤坂 ACT シアター/シアター BRAVA!(大阪))の演出で、日本にも活動の場を広げる。
2013年12月にはRSCの新作公演『Wendy and Peter Pan』を演出。ウエストエンド、ブロードウェイで大好評を博している『Matilda』に次ぐ作品として話題を呼ぶ。
2014年の『Antony and Cleopatra』(ロンドン・グローブ座)、『Therese Raquin』(シアターロイヤルバース)も好評を博し、現在もCreative Associate を務めるEnglish Touring Theatre にて、最新演出作品『Twelfth Night』が上演されているなど、精力的に活動中。


<近年のその他の主な演出作品>

『人生は夢(Life is a Dream)』(英/ドンマーウェアハウス)
『The Prince of Homburg』(英/ドンマーウェアハウス)
『ア・ナンバー(A Number)』(英/メニエールチョコレートファクトリー、南アフリカ/フガード劇場)
オペラ『カルメン(Carmen)』(英/オランドパーク)
『あわれ彼女は娼婦(Tis Pity She's a Whore)』(英/ウェストヨークシャープレイハウス)
『冬物語(Winter's Tale)』(米/ガスリー劇場)
『カンパニー(Company)』(英/シェフィールド・クルーシブル)、
『The Recommendation』(米/オールド・グローブ 座)
『ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)』(米/シカゴシェイクスピアシアター)
『A Human Being Died That Night』(英/ハムステッドシアター)


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Posted by shinobu at 18:43 | TrackBack

【稽古場情報】水天宮ピット「小スタジオ1、2、3『2015年4月~2015年9月使用期間分』選考申込受付中」※11/30〆切(郵送or持参)

 東京芸術劇場が運営する稽古場「水天宮ピット」が小スタジオ1・2・3について(⇒フロアアガイド)、2015年4月~2015年9月の選考申込を受け付けています(⇒前回の告知エントリー)。

 以下、稽古場からいただいた情報です。小スタジオ3は広くはないですが、水天宮ピットの中でも格安で、利用料金は制作室付きで1日2,000円(8日以上なら長期割引あり)です。芸術団体の皆さん、どうぞご検討ください。

 ●水天宮ピット「H27年度上半期の小スタジオ選考申込」
  選考受付期間:2014年11月1日(土)~11月30日(日)※当日消印有効
  ⇒利用料金
  ⇒2010年・無料使用感想レポート(PDF)

◆H27年度上半期小スタジオ選考申込◆

◎使用期間:2015年4月1日(水)~2015年9月30日(水)

◎受付期間:2014年11月1日(土)~11月30日(日)※当日消印有効

  【小スタジオ選考申込について注意点】
 小スタジオ3は小スタジオ1・2と仕様が異なりますので、ホームページにて事前にご確認ください。

 *申請書類の使用希望スタジオの欄に
    小スタジオ1または2をご希望の場合は「小スタジオ」
  小スタジオ3をご希望の場合は「小スタジオ3」と明記してください。


◆大スタジオ・中スタジオ1・中スタジオ2選考申込◆

◎使用期間:2015年11月1日(日)~11月30日(月)

◎受付期間:2014年11月1日(土)~11月30日(日)※当日消印有効


◎応募方法
  
  下記のURLから使用申請書と使用計画書をダウンロードし、ご記入ください。
  選考申込には、登録申請団体が主催した過去の公演チラシ(過去の活動実績)の提出が必要です。
  
  ※団体登録をしていない場合は団体登録申請書の同時提出が可能です。
  ※各様式は水天宮ピット窓口でも配布しています。

  ダウンロードURL
  『団体登録申請書』 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/entry.doc(Word)
  『使用申請書』→http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/shinsei.doc(Word)
  『使用計画書』→http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/plan.doc(Word)

  記入例:必ず記入例をご参照ください。
  『団体登録申請書』 記入例 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/entry_ex.pdf(PDF)
  『使用申請書』記入例 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/shinsei_ex.pdf (PDF)
  『使用計画書』記入例 →http://www.geigeki.jp/suitengu/pdf/plan_ex.pdf (PDF)

ご記入いただいた書類は、水天宮ピットへ持参、または郵送にて受付いたします。

◎提出先

  〒103-0015 
   東京都中央区日本橋箱崎町18-14 
水天宮ピット

  ご不明な点がございましたらお問合せください   TEL:03-6661-6901


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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