モダンスイマーズ「悲しみよ、消えないでくれ」約2時間。緻密に組み立てられた会話劇。強引に例えると暴露合戦はMONO、大人の色気と笑いは城山羊の会。タニノクロウ演出「野鴨」も思い出した。小椋毅さんの古舘寛治さん的なキャラと居住まいが新鮮。通路席も盛況で小劇場演劇らしい熱さが嬉しい。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2015年1月30日
※レビューは2018/05/29に公開
≪あらすじ≫ 劇場公式サイトより
蓬莱竜太の新作書き下ろし。
「この男は違う。この男は、悲しんではいない」
そこは雪深い山荘——。
現実が虚構(フィクション)を超えることが当たり前となった現代社会において、「演劇」を作り続ける意義を問い続け、「正しい解答」を限定し明示するのではなく、観るもの夫々の心の底に沈む「思い」に目をこらし、それをすくい上げるようなひと時を提供する、蓬莱竜太の新作書き下ろし公演。独特の存在感に定評のある俳優でんでんを客演に迎え、劇団だからこそ可能である濃密な劇空間を生み出す。
妻を失った男が、
妻の実家に居候。
分かち合おう、悲しみを。
癒し合おう、悲しみを。
乗り越え合おう、悲しみを。
しかし妻の妹は男を見て思っていた。
「この男は違う。この男は、悲しんでいない」
そこは雪深い山荘−−。
≪ここまで≫
eyes plus
出演:モダンスイマーズ/ 古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、西條義将、生越千晴(新劇団員)
客演/ 今藤洋子、伊東沙保 / でんでん
作・演出:蓬莱竜太
美術:伊達一成
照明:沖野隆一
音響:今西工
衣裳:坂東智代
舞台監督:内藤正宏
演出助手:滝沢めぐみ
宣伝美術:金子裕美
票券:atlas
制作:ヨルノハテ
一般3,000円 高校生割引1,000円
http://www.geigeki.jp/performance/theater077/
http://modernswimmers.com/archive/index.html
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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