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2015年03月19日

ゲンロン『高間響(笑の内閣)×東浩紀「笑の内閣が斬る!『福島第一原発観光地化計画』-『超天晴!福島旅行』ゲンロンカフェ版上演+トークショー」』03/18ゲンロンカフェ

 CoRich舞台芸術まつり!2014春で準グランプリを受賞した笑の内閣。その後も東京公演には伺わせていただいています。今回は東浩紀さんが経営するゲンロンカフェで、昨年上演した『超天晴!福島旅行』(⇒CoRich舞台芸術!)の30分ダイジェスト版を上演し、その後に作・演出の高間響さんが東さんとトークをするイベントでした。

 ⇒ゲンロンカフェによる舞台写真、感想まとめなど

 19時開演で21時終了予定でしたが、いつもどおり時間内には終わらず(笑)、私は22時ごろに中座することに。私も母もワインをがぶ飲みする高間さんのことが心配で、壇上に駆け上がってお水を飲むように説得したくなる気持ちを抑えておりましたところ(笑)、なんと高間さんのお母様がニコ生にコメントで登場され、「お水を飲みなさい」とのアドバイス。高間さんはちゃんとお水を飲んでいらっしゃいました(時すでに遅し…だったようですが)。

 テレビは気に入らなかったらチャンネルを変えられてしまうし、漫画は途中で打ち切りになることもあるが、演劇はお客さんを座席にしばりつけて、最後まで観てもらうことが可能である(途中退出する観客もいますが)。それは演劇の強みだということは、私にとって発見でした。「風刺には時間がかかる」というのも納得だったな~。
 ※「「境界のないセカイ」マンガボックス連載終了のお知らせ」というニュースについても言及あり。

 東さんが高間さんに「作品は面白いんだけど、パッケージが弱い(中身はいいのに見栄えが悪い)」「ここぞという時は、アーティストであるだけでなくプレゼンテーターでなければいけない」といったアドバイスをされていて、もっともだと思いましたが、小劇場劇団にはそういうところがとても多いんですよね(パッケージが目立つばかりで中身が薄い場合もあるでしょうが)。

 私も高間さんの脚本はとても面白いと思っています。このイベントに母を連れてきたのは、彼女が笑の内閣の過去公演の戯曲を読んでいて、それを好きだと言っていたから。テーマを決めて高間さんに執筆依頼をすれば、色んな立場や視点を公平に描き、自分の主張もきちんと盛り込んで、コメディー要素もふんだんな、楽しくて勉強になる台本を書いてくれそうな気がします(TPOに合わせて下ネタの量の加減は必要だと思いますが)。東さんは(トークのネタとして)高間さんがちゃんとしないといけないよ、という意味の愛あるお説教をされていましたが、私は彼自身じゃなくて、彼を支える人がその役割を担ってもいいんじゃないかと思いました。
 ※あくまでも22時まで観た者の感想です。

前売券2600円 1ドリンク付 ※当日、友の会会員証/学生証提示で500円キャッシュバック
当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円(1ドリンク付き)になります。
友の会会員限定席を複数予約される場合は、お連れの方が会員でなくても結構です。
お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。
開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。
http://peatix.com/event/74392

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2015年03月19日 12:22 | TrackBack (0)