お友達が関わっているのでお邪魔しました。
大学のクラスの発表会を外小屋でやるなんてすごいですね。
岸田國士(きしだ・くにお)さんというと、演劇界では戯曲賞もあるぐらい有名な劇作家です。私は宮田慶子さん演出の『紙風船』を拝見したことがあるだけで、今回が2度目でした。
普通の人々の日常の会話劇が3篇。セリフは本当に一言一言味わい深くて、岸田さんの戯曲をぜひ自分でも読みたいと思いました。
大学2年生というと19歳とか20歳ですよね。きっと学科で勉強されたのでしょうが、よくこんな難しい作品に挑戦する気になったよなーと思いました。演劇学科の生徒が有志でやるなんて、真面目だし立派だなーと思います。
また、発表会とは思えない規模でした。美術、照明、音響、衣裳、映像、宣伝・・・普通の演劇公演でしたね。アフタートークで先生(教授?)が出てきて、作品を褒め殺ししちゃったのは残念でしたが、すごいことだと思います。こんな生徒に出会えて、幸せな先生だなー。
作品については私は楽しめなかったのですが、このようなイベントが実現していることに意義があると思います。私自身、岸田國士さんに興味も持たせていただきました。明治大学演劇専攻の学生さんたちの将来に期待したいです。
作:岸田國士 演出・舞台監督・照明プラン・宣伝美術:谷賢一 出演:演劇学専攻二年生有志
上演作品:『驟雨』『葉桜』『空の赤きを見て』(いずれも岸田國士作)
公演サイト:http://www.playnote.net/archives/000095.html